エピソード19 ① 新たな仲間?ミリカ
今回も分割ですが、回復してきたのでもう少し書ける量が増えてきました
...あの人形が止まり、敵対してたはずの女の子もスライムのまま急に止まった
そして空からマッショたちが女の子を連れて降りてきた...
あ、ナハロとあの変な三人...もみたいだな
「なぁ、マッショ お前達、俺がいない間、苦労したんだろうかね」
「く...苦労したなんてもんじゃねえよアガタ〜...何週間も記憶が飛び飛びになったかのように辛かったぜ〜」
「...何週間...大人の事情の匂いがするような発言ですね?」
「んな事どうでもいいわよ! あーあ、アガタ 結局あんたは今回も大冒険をさせてあげられなかったし、お宝も手に入れさえしなかったわね」
「そんなことは良いさ、また次を探しに行こう、そんな事より!」
「「「?」」」
「そこの女の子をどうするかが問題じゃないのかな?」
「あっ...」
「確かにそうですよね...この子、アガタくんの話を聞く限りそこの悪いスライム女のせいで家族が...」
その通り、かのの名前はミリカというらしい
このスライムの元になった女の子の悪徳令嬢相手に呪いをかけようとした女の子
そのせいで見事に意識だけ人形に取り込まれて、記憶と魂が体に入ったまま分離する羽目になったようだが
結局、マッショたちが降ってきたあと、そこのスライムは口を割らないように言われたのか自害してしまった
だがシュッサ曰く、本来俺を狙っていた理由はあらかた察しがつかんだとか
なんでも、俺のように転移ではなく転生を行った者の方が魂の質が新しく、それを生贄に捧げさえすれば元の体に戻れたからであろうと言ってくれた
そう考えても...なんとも言えない
元はと言えばこの子の残忍な行いの報いとも言えるわけなんだし
「ん....」
「お、こっちの女の子が目を開けそうだぜ!」




