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エピソード 11 ストーカーとマーカーも跡をつけたら消えはしない

ついに本編です、まさかのシリアス展開?はてさてどうなる?

「...んで、そういやさっきなんでベルダの名前をあんたが発してだ?しかも呼び捨てで、なんか関係あんの?」


「呼び捨てならばお前もだろう?単純に言えば、この谷の管理をしている者を介してなんだか察しただけにすぎん」

「そういうもんなんかね」


俺はあの岩のような存在に連れて行かれながら現在、下に続く階段を降りていった






挿絵(By みてみん)





「ん?あんた何か言った?」


「いいや?何も聞こえなかったが...」


俺は嫌な悪寒を覚えたが、少なくとも幻聴か何かだと思うことにした


にしてもこの谷って他の悪人が寄りつかないようにああいった作りになってたんだよな?


それにしては何者かに魔法をかけられていたなんて、スパイが入り込んだならばベルダ辺りが見逃すとは思えないんだが

ベルダ自身がスパイなわけがないし、一体誰が?



「さて、次の試練だ、お前はこれから煩悩に勝った心構えをそのままに、君の過去を捨て去る決意をしなければならない」


「! 俺の過去を捨てると来たか...」


まぁ、そうだろう いきなり能力をもらえるなんて展開を考えれば、そう易々と力を与えてくれるわけがない


「先ほどのお前の力を自由に引き出すためにはこれが必須事項なのでな、お前は先ほどの件で力を編み出すことを覚えた、しかし今度はお前の日本における人生を捨て去る決意を持たなければ、お前は自分の力を制御する術を持たないことだろう」



「なるほどな...具体的にはどうすればいいんだ?」


「簡単な話だ、これからお前の脳内をさぐる、そしてお前は瞑想をしながらそれに耐え、お前の過去や思い出が消え掛ける中で能力を脳内に刻み込む必要があ」


「...ん?どうした? 急に固まって」


「あ」

「あ」

「あ」

「あ」




なんだ?こいつどうしたんだ?急に壊れたんだけど

ていうか、あれ?こういう展開前にも見なかったっけ...




アナタヲマモルタメ❤️




「!?!?」



お、おい待て、今俺の後ろで声をかけたのは誰だ?


というかこれはコメディ冒険活劇じゃなかったのか!?


「こ、こんなの詐欺だ!畜生!おい岩やろう、俺の修行を早く終わらせてくれ...」



だがもう遅かった 


そこには先ほどまで試練を与えるだのなんだなと語っていた存在の()()が転がっていた




俺は察した、まずい!非常にまずいと!



「ニゲナクテイイヨ❤️ワタシハアナタカラスベテヲウバウモノカラ、スベテヲマモリタイダケダカラ...」



俺はそいつの声がする方を振り返った


なんだ、あの充血した目は、やばい、そして声から察するに女だなこいつ


やべえよ、まじでやべえって!

ホラー展開なんざ臨んじゃいねえ!



「だ、誰かー!修行は中止!中止にしたいから俺をここからだし」



❤️❤️❤️



「え、おれはなにをさりぇたにょ...あにぇ...?ろれちゅがまはらぬわぁい...」



もーだめ、もうだめだ 死んだよ、俺

何こいつ、怖い 怖い 怖い


た...す...け...


「...アノオンナ、マダワタシノジャマヲスルノ...?」



「ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナ」













「「「「「アガタッッッッッッ!!」」」」



ベ...ベルダ...?



「修行は中断よ! ...最悪な事態になってしまったわ あなたにはこの世界における希望と化すためにはこの地での修行が大切なことだったというのに!」


め、珍しくあせっても何も起きないぜ...?あれからどうなったんだ...?



「回復魔法はかけたわ!もうこの地を隠すことはできなくなったの! さっきガルガガスの軍勢がこちらに向かってきているのよ!」



!!!!!!!!



「グバッハッハッハッハッハッ!!!!そこに居たのか!偉大な我が探究心を倍増させし害敵くん!」


「ガッ!!ガルガガス!!?」


スピーカーから奴の声が響き渡った時、俺は目が覚めた


そこはもはや谷が崩壊して修行中の人たちが機械兵に無惨にもねじ伏せられて横たわる地獄絵図とかしていた



...マッショ達やヤモッカさん達は!?



「おーーい!!ワタシだよ!ヤモッカだ!! アガタくん!ここにいますが来てくれ!!」



「あ、あれはワープポータル的なやつか?マッショ達も横たわっているが...気絶しているだけなのか?!」


「ええ!そうよ!急いで、ガルガガスが何かをしでかす前に!!」


ベルダがそういうと戦闘体制に入ったらしく、こう唱えた!!


「ビルガゾ!!」


すると地面から薔薇が生えてきた、辺りからは謎のガスが吹き荒れている



「グバッハッハッハッハッハッ、さてはそのガスに引火でもさせて爆破するつもりか、レディベルダ!その()()()()は相変わらずだが後先を考慮しない叩き方もまた相変わらずと言った具合だぞ!」


「あなたから時間を稼げれば良いの!アガタ!行きなさいっ!」


「待てよベルダ!いきなりお別れみたいな雰囲気にするなんて何考えてんだ!」


「...大丈夫、あなたにはあの三人がついている それに私だって死ぬつもりはないわ... ...何してんの!さっさと行きなさいよ!()()()に任せなさいってば!!」


「お、お前一人称が...? っつ わかったよ!」



畜生、修行編みたいな展開じゃなかったのかよ、あの謎のホラー女のせいなのか!?

クソッタレ!あのやろう!わけがわかんねえことしやがったもんだな! 


俺はその場で倒れている人、そして初めて見せた取り乱した様子のベルダを尻目にポータルに入った


俺はこれからどうするべきなんだろう

こんな序盤からこんな恐ろしい光景を見せられるなんて


あの汚ねえ尻の猿やロボットみたいなくだらない戦いだけが続くと思ってたのに


連載漫画の路線変更じゃねえんだぞ...


「ベルダ様!彼らを転送完了いたしました!私も...」


「...ヤモッカ、ごめんなさい」



「「「最後まで戦いますっ!!!」」」






俺たちは、その声を聞きながらワープをするのだった

ホラーだのシリアスだのしているけどご安心を、次回からボロが出ます(?)

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