エピソード 9 下手な修行編を期待してる人ごめん、今時は流行らないんだよね 知ってる
僕の夢はいつかこの作品が声優さんの無法地帯おもちゃ箱のようになることです
アドリブ入れまくって遊んで欲しいです
ここはアガタ達から離れた上空
悪辣に振る舞うある男ととある総帥が争っているらしい
「呆れた奴だなぁ 昔の馴染みだろ? 優しくしてもいいじゃないの?ガルガガス|さん?」
「優しくしても?心外なことをしたわけならば謝るが、この場合、厳しく侵略と横暴な振る舞いをしたのは其方であろう モンクリット一味の頭首格 クリエドよ?...見た目が随分と原始くさいものに落ちぶれたようだが」
「ほっといてくれよ(笑)」
クリエドと呼ばれた猿のような見た目の男はそういいながらこう語った
「侵略行為なんてそれこそ誹謗中傷もいいとこさ、君の方は なぜこんなことを続ける 昔の君は...」
「もう良さないか」
「全てがああなったのでは、今更お前と仲間ヅラをする気はない。 ここで朽ち果ててもらおう」
「、、、まった うちの部下から伝言が」
「...ほぉ」
その後数分間沈黙が続いた後、クリエドが腹を抱えて笑い出した
「ぶっはっはっはっはっはっはっはっ! 最高だなぁ、
これか?!君が語ってた力を試せる逸材ってのは」
「...貴様はどの男が腹を抱えて笑う? ああ、そうか」
「ひーっ!ひーっ!そうみたいだ!あっはっはっはっはっ
そうか!あのふざけた名前の可愛い小猿くん倒しちゃったのか! 容赦ないねーー! あのお猿くんはね、僕がたまたま見つけたお猿くんに財宝の力を分け与えて強化したのに!」
それを聴いていたガルガガスは異様な笑みを浮かべていた
「...あーらら、どうやら君、そんなに彼に"何か"を期待してるわけ?」
「さようだな ...貴様、どこまで我を期待させる、天上阿形....!そうだ、それでいい そのまま高みを目指せ、さすれば我は....」
\グバッハッハッハッハッハッ..../
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場面戻して アガタサイド
拝啓、皆様 どうやら俺たちは20分を過ぎれば越えられ谷へ迎える砂漠の最終地点にいるのですが
最悪です
後ろからバカみたいにでかいムカデに追われています
「...はぁ、はぁ!チキショウ!なんであんなのがいるんだ!」
「アガタ君簡単です!どうやら僕たちみたいなこの棚を越えようとする人間が何人もワンパターンで現れるのでそれを覚えたあの魔物は、それを学習して僕たちみたいなのを狙って ムギュッ」
「ああああ!シュッサが食われちまった!アガターーー!」
いきなり大惨事になっていてマッショとかも発狂しているこの惨状
なんで?俺はオアシスでかっこよく砂漠に向かっていたはずなのに しかももはやツッコむ気力さえない
このまま逃げて街まで誘き寄せれば多分強い人が助けてくれるだろう
パンチ一筋の俺にムカデ殴れって厳しすぎる
「仕方ない奴らね〜このナハロちゃんに任せなさい」
「ナハロぉ!」
「マッショ、そこで見てなさいよ あたしが華麗にあのクソムカデを調教キャッ」
「また食われたーーーー!」
「もはやギャグじゃん」
二人も食われたがどう助ければいいんだ...
(ていうか、あれ?ベルダは?)
そう思った瞬間だった 雷が近くに落ちてムカデが怯んだ隙に謎の男が空からムカデの頭を狙撃してきたのだ
キモい悲鳴をあげながら倒れるムカデを尻目にベルダ到着
「あ、どこ行ってたんだよ!あんた!」
「まぁまぁ、落ち着いて とりあえず間に合ったようね、さぁ、食われた二人を救出してちょうだい」
「あんたなぁ...お、奥から狙撃した人が来たな」
「いやはやようこそ!四人とも、散々だったねぇ!ベルダ様が呼びに来てくれなかったら危なかったよ」
「アガタ、この人のおかげで二人は助かったのか?」
そういうとその男は降りてきた
「自分の名前はヤモッカだよ ここまでの長旅ご苦労様でした」
「ヤモッカさんですか、ありがとうございます
...あの二人、食われたけど大丈夫なんすかね...」
「ああ、心配いらないよ あのムカデは消化活動を始めるためには口の中にある第二の口に放り込まないとただ口の中にハムスターの要領で咥えてるだけだから」
「ははっ、ならばあんしんっすね」
「あ、でもあの二人、第二の口に入りかけてないかな「ナイフ貸してください」
なんとか二人を救助したが2人は気を失っていたのでマッショが運ぶことにしたのだった
「そういえばなんでここはパスポートと歩きでないと入れないんだ?別にあんな化け物がいるくらいなら乗り物でも厳しそうなのに」
「それは簡単です ガルガガスの手下が人間に化けてパスポートなく侵入する危険性もありますし、反乱軍に立ち向かう人たちがスパイとしてここの場所を教える可能性がありますから証拠と努力を見せてもらわないと それにガルガガスに教えるわけにはいかない秘所がありますし...」
「秘所?それってまさか俺の強化に必要なんですかね?」
「ええ、ベルダ様から全てを聞きましたので私は今からあなたをその地まで案内させてもらいます」
「マッショ達はどうする?」
「二人を看病するからベルダ様と一緒にいるよ、見回ってきな」
「じゃあ、ヤモッカさん、お願いします アガタ、頑張りなさい」
「おうよ!」
ヤモッカさんに連れられながらまさかのいきなりの強化イベント到来を知らさせる俺、RPGならば最高の展開だな
んで、なんだかんだで長く歩いてきた砂漠道を後に着いた谷の中の場所
見渡す限りの黄色い崖の壁を見渡しながら広がる絶景も絶景
そこでは建てられた小屋やくり抜かれた穴の中で修行?に励んであるらしき人たちでいっぱいだった
回し蹴りをしていたり駿座に敵の攻撃を避けたりはたまた...なんだあれは?腹筋をがけに足を引っ掛けてしている?危ねえな
「ほえ〜谷の中にあるだけあってすげえことしてんなぁ」
「これはまだ序の口ですよ、あなたに見せたいのは...あの洞穴に入ることで覚えることになる大切な伝授スキルになります
あなた、敵からダメージを受けた際に技を扱えるようになったと思いますが、それが暴発的に出た場合、制御がままならないでしょう」
「ああ、それ気になってたんですよ もしこのまま俺の身体が制御できなかったらどうしようかと」
「そこでこの洞穴の出番という訳です ほら...」
そこを見て俺の目はまん丸に固まった
そこには...黄金でできた随分とデカい手の置物があった
...なんだこれ?
「あれに触れてみてください」
「あ、はい...」
そうすると俺の手に凄まじい衝撃が走った
うわっ!なんだ!頭の中にあの時はなったパンチやエテ公を殴り飛ばした際のラッシュ攻撃が浮かんできた!
「さぁ!そのままです! 今からあなたの修行が始まるのですよ!」
「ええ!? もういきなりですか!!?」
う、うおおおおお!俺の意識が遠のいていく...
アガ...タ
アガタ...
「ん...だれだ?ここどこだ?」
アーガータークーン
「誰だよ!呼びすぎだっておい!」
アーガータークーン?
「...ん?聞き覚えのある声だな」
目を開けると目の前にはガキの頃散々世話になった嫌な奴が現れた
「お...お前は... ガキ大将の肉餅!」
目が覚めるとそこはいつもの学校であり、俺は制服を着ていた
そして目の前の相手、それは肉餅改めて二駆締太郎であった
ガキの頃散々泣かされたっけか...いや、泣かしたのは俺だっけ?
「そうだぜアガタくーん? まだ肉餅ってあだ名覚えていたのは関心ものだがな、それはどうでもいい、お金をちぃとばかし貸してもらおうと思ってな。」
「貸してもらう...奪うの間違いでは?
ていうかな、なんだ?さっきまでの俺の冒険は寝ぼけてみてた夢なのか?」
「何を気色の悪いことほざいてやがんだ!まぁ、本音を言うと実はお金を貸してもらうってのはたて前だ、今日こそはテメェを倒して⁑⌘≫◆■〜」
「な、なんだ!?肉餅!お前何言ってるんだ?!」
!? 口にモザイクみたいなのが!?
「...をゲットするためだぜ!」
「いや聞き取れなかったんだけど」
「うぐぐ!なんだと!?耳がおかしくなったんじゃねえか?!」
「目、目もおかしいのか...?俺は 口にモザイクみたいなのが見えたが」
「...おっと それは深刻にやばい気がするぞお前
だがまぁいい!俺がお前をぶっ飛ばせばショックで治るかもしれないだろう、お前が奪ったこの悲しみ!晴らしてやるぜ!!」
や、やるしかないか!?
なぜいきなり元の世界に戻れたのか、そしてあれは夢だったのか知らないがやるしかねえってことだ!
勝負だ肉餅!




