エピソード 8 謎の夢を見た後のツライツライ砂漠道
なかなか書くのも大変になってきた
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「ねぇねぇ!...ちゃん!ねえってば!!」
「なん....かよ....俺はいま、この直線を...法則が...関数で....」
「よくわかんないけどさ!あの...だからね?そしたらきっとあなたにだって!」
なんだ...?さっきから誰と誰が何の会話をしてるんだ....?
関数の話をするなんて随分知的な会話してるな...
しかし見た目に影がかかっていてわからないな...ここは、日本か?
....影が子供のようだが...男女の二人組...?
へぇ...勉学にでも励んでるのか、俺も勉強嫌いがなければなぁ
...そういえばなんで俺って勉強にそこまで関心がないんだろう?
あ、なんかノイズが...
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「目が覚めた?あなた、昨日の戦いで買った喜びの後になぜかあの戦いは忘れたいので俺になんか飲ませろって言ったのよ、それでナハロがイタズラで持ってきたのも悪いけど間違えてお酒飲んじゃった後に暴れすぎて疲れて寝てたわけ」
「ベルダ、俺のことを看護してくれてたのか、なんか散々文句言ってたのに情けなくなるな」
「気にしないで、それにしても深い眠りだったようだけど、何かしらの夢は見れた?」
「ああ、実はな、おれは夢の中で子供が二人遊んでいるのを見かけたんだよ」
「...子供が二人組?」
「そうそう、影がかかってたんだけど明確に二人組でね、なんか関数な話とか難しい話をしてたぜ」
「...まさか!」
「な、なんだよどうしたんだ?」
シリアスな顔してるけど何か見てはいけないことなのか?
「あなたまさか小児性愛「違うから、やめてくれ違うから」
畜生、ドン引き誤解をうんでただけかい!!
《前回の戦いにおいてモンクリット一味撤退と戦力弱体化の功績を讃えるべく、アガタさん御一行に表彰を与えます
すぐさま、中央広場までお越しください》
「表彰?嬉しい話だな」
どうやらこのレジスタンスにも表彰の習わしがあるらしい
ここについて尻目に見た限りメンバーの中に老人もいると思わしき部分があったし歴史は長いんだろう
「さっきの小児性愛の疑いが周りに広まらなくてよかったわね、あなた表彰される前に処されてたわよ」
「あの3人の変態はともかく俺は誤解で変態呼ばわりされるつもりはないがな」
『みつけましたぞっ!!』
するとそこに老人が現れた
このひとが表彰してくれる人なのだろうか
「モンクリット頭の幹部、お尻の赤いお猿さん撃退に関してお礼と敬意を評させていただきます、あの者は秘術を操り、人々を惑わしていたと聞きます ささっ、 ステージへと」
「ありがとうございます えっと...?」
「ホウボスです」
「ホウボスさん。」
(秘術って言ってもかわいこぶってお尻ふるだけだったし俺が撃退したのは多分怒りに身を任せて流れるくらいには相手が弱かったからだと思うんだがな...)
「何か言いました?」
「あ、いいえいいえ」
うん、そう 俺はよくある俺TUEEEだのができないし元いた世界からの知識なんて覚えられていない
なぜなら身体能力は高くても勉強が苦手だから敵の動きを感知できないだろうしそもそも筋力が高くても肉を溶かす化け物なんか出てきたらおれがうぎゃあああも叫びながら溶けて死ぬだけだ、異世界で何かの作り方なんて覚えたりもしてないからだ
そもそも、この世界は異界からの侵略に対処していたり転移してきた人や転生した人たちでいっぱいなのでくだらない現代知識を披露して"アガタさんSUGEEE"なんて言われるわけがないだろうし
ホウボスさん、多分他に表彰した方がいい人いると思いますよ
それから中央広場にて
「これより、アガタさん達四人の表情を行います 戦闘員殲滅は動いてくれたマッショさん エキスを回収して敵の弱点などを測ることに貢献したシュッサさん そして敵を反乱軍に対する戦力を削ぎ落とすことに成功したナロハさん そして無論、敵幹部を粉塵と化す勢いで攻め込んだアガタさん この四人をこれにて、"ロスタード渓谷フリーパス"を贈呈いたします」
ろ、ロスタード渓谷だって?なんだろうそこは、テーマパーク...ではないよな? というかあの3人、俺が戦艦でケツザルと戦ってる裏でそんなことをしてたのか
「では、これにて今回の表彰を終わらせていただきます 解散!」
「やりましたね、アガタくん!このシュッサからすればあの渓谷は次にアガタくんを強化するために必須と考えているので、あの任務に参加できて良かったと思いますよ〜ホント」
「簡単に言えばね、アガタ あの渓谷は並々の一般人を入れるわけにはいかない 魔法とは異なる文明が隠された場所なの そのフリーパスはマスキュロ様が直々に作り出したからあのガルガガスでさえ破けない代物なのよ、せっかくだから明日行くことにしましょう!」
シュッサとナハロがなかなか興味深い説明をしてくれた
マジか?ついにおれの第一の強化イベントがもうくるのか
「ならば俺様も同行するぜ」
「無論あなた達3人だけじゃなく、私も同行させてもらうわね」
「ベルダもなのか?」
「私はマスキュロ様の使者でもあるもの、フリーパスが無くても元々出入りが許可されてるし」
「なるほどなぁ、頼もしいぜ、それで そこまでどうやっていけばいいんだ?」
「徒歩よ」
「は?」
「徒歩、当たり前じゃん ホイホイワープで来られるようにしたら何者かが細工するかもしれないし、乗り物なんかでいけば後をつけられやすくなるわ 私たちの姿が見えなくなる魔法がかけられてる専用ルートは徒歩しかないのよ」
落ち込みとほほと言うけれど、これこそまさに"徒歩"ほのほだぜ...
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4時間後
「...あ、暑い...そして辛くなってきた まだかよ...体力バカな俺でも流石にこれは..,」
「文句を言わない」
ベルダ、お前本当に何者だよ、落ち着いた言動でこんな渓谷までの砂漠をずかずか進みやがって
「アガタ、お前さっきから水分補給をちゃんとしててえらいぞ 我慢して水を飲まない奴はケチるタイミングを間違えてるってもんだからなぁ」
「本当にそうですよね〜 いやぁしかしお暑い、ああ、アガタくん 僕でよければ氷雪魔法のやり方、お教えしますよ」
「え、勉強しなくても覚えられるのか?...どうやるんだい」
「まず、塩素などを持ってきます」
「あ、手から放てる魔法とかじゃねーのか...」
「ガルガガスが文明退化を促進させなければ今頃アガタくんみたいな人でも魔法を使えたと思うんですがねぇ」
急にガルガガスの家のトイレットペーパーを全てドブに捨ててやりたくなった
...まだつかないのだろうか、でも幸い、そこにオアシスがあったので皆で休息を取ることにした
まぁ暇だからこの際ちょうどいい
ここでさっきまで見ていた夢に関してまだ元気にしているナハロに聞くとしよう
「なぁナハロ、お前って予知夢とか正夢って信じるタイプ?」
「あら 暇になったから交流を深めたいの?良いわよ」
「これが交流を深めるのかわかんねーけど俺な、昨日の朝に変な夢を見たんだよ、なんか影がかかった二人の子供がなんか話しててさぁ」
「え、あんた記憶を失ってた元児童誘拐魔だったりする?」
「またその手のやばい勘違いかよ!やめろよ! 俺はそんなことじゃなくて」
「分かってるわよ 落ち着いて、それはおそらく通知夢ってやつね」
「通知夢...ってなんだよ 予知夢じゃないのか」
「あなたが見るべき事、そしてこれから起こす行動のために稀に誰かが夢を伝言がわりに自発的に見せる事がこの世界ではよくあるのよ、あなたが一昨日暴れた際に疲れて眠ることを知っていた何者かがあんたにそれを見せたんでしょうねぇ...」
「...マジか」
(そうなるとあの二人組は何者なんだろうか まさか元祖転移者か転生者...?もしかしたら今後も俺はあのような夢を見ることがあるんだろうか 俺が体力バカなこととあの理系の子供になんの関係が...?)
そう悩んでいるとシュッサが声を掛けてきた
「アガタくーん、このオアシスから出発したらあと20分でつくみたいです」
「なるほどな、渓谷まで後少しか」
あの通知夢の真相はしらないが、俺にさらなる高みを目指せと言うんなら...
やってやるさ!
打ち切りだけは避けたいです
100人近く、見てくださりありがとうございます
でも宣伝もよかったらお願いします_:(´ཀ`」 ∠):




