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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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久しぶりのやる気


考えてみたら早く調合レベルを上げれば

フィリスさんに教わる事も無くなり私は開放されるはず

そう言う考えに至ってから

私は暇さえあれば一人黙々と調合していた。


そしてレナ先生に言われた一言が心に引っ掛かり

回復魔法のレベル上げにも勤しんでいた。


そう、レナ先生が私に言ったのだ

「思っていたより回復魔法のレベルが低いけどもしかして得意じゃ無いの?」

って、それは挑発か?

それとも私がサボっていたのバレバレなの叱ってるのか?


どちらにしても何だか売られた喧嘩は買いますよの気分だった。


挑発には見事に乗って見せますと何故か息巻いた。


と言う事で、

今覚えている回復魔法のレベルは早いとこMAXにして

新たな回復魔法にも挑戦してやると

久しぶりに激しく燃えていた、やる気が漲っていた。


私は実は見えない所で努力する派なんですよ

そしてさも何でもない事の様な振りをするのも好きなんです。


まぁ、大抵の場合途中挫折する事の方が多いので、

努力が続いた事も無ければ自慢出来た事も無いのだけれど

ここにはテレビ放送だとかゲームの新作情報だとか

そう言う心乱す存在が少ないのが幸いしてか

結構というかかなり作業に没頭する事が出来るのです。


それに一人黙々とする作業のような調合も

魔法のレベル上げも実は性に合っているみたいなんです

見ていてください、近いうちに必ず見返して見せますから

私は久しぶりに心に誓いを立て頑張っていた。


フィリスさんも私のやる気に触発されたのか

畑の薬草を使った調合がしたいのか

私に対抗する様に調合を繰り返している様だった。


薬草を熱を加えない様に丁寧に丁寧に細かく砕き

(実はこれが一番大事な工程らしい)

壺の様な容器に蒸留水とその砕いた薬草を入れて

魔力をそこに練り込みながら薬草の成分を十分に抽出し

後はろ過してからポーションの瓶に詰め替えて出来上がり。


調合のレベル上げの為のこのポーション作りも

実は何気に楽しくなって来ていた。


それもあってかあまり気にもしていなかったのだが

フィリスさんがあまり私に関わって来ないと思っていたら

私が自分の家に籠り切りだったので遠慮していたそうだ。


私の方が教えて貰う立場なのに

変な所で気を遣わせてしまったと改めて反省して

私は午前中はフィリスさんの家に行って調合をして

自分の家にいる時は回復魔法の練習をすると自分で決めた。


その辺を区切らないとお互いやり辛いと分かったので

これからはきちんと習う姿勢も大事にしようと心した。


そうして私は時間を決めてフィリスさんの家へ行き

きちんと挨拶をしてその日の予定の確認をする事は必ずした。


そして調合はフィリスさんに相談しながらする様にして

結果の報告も忘れずにしていた。


最近は曲がりなりにも師事して師匠となった聖女様に対して

まったくもって誠意が無かった自分の態度を反省していた。


仕方ないから教わってやる的な心づもりから間違っていた。


こうして問題なく調合出来る様になった事実を重く受け止め

私は改めてフィリス師匠に感謝した。


調合を覚える必要も無いと考えていたけれど

やってみたらそれなりに面白かったし

何となくゲーム感覚ではあったがレベル上げは充実していた。


ぶっちゃけ言ってみれば今を楽しく過ごせていた。


フィリス師匠と一緒に調合に励んでいると

大抵の場合フィリス師匠の方が先に音を上げた。


それは魔力量の違いらしいく私の魔力量を羨ましがられた。


そんな事も何となく気分が良かった。


そしてフィリス師匠はその後は畑に出向いてしまうので

一人調合を繰り返しているとサマサさんに声を掛けられた

大事な話があると。


何だかその改まった様子に何事かと身構えてしまったが

きっとそろそろ帰る話が出るだろうと予測していたので、

私は話を聞く体制を作ったのだった。



読んでくださりありがとうございます。

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