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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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調合を教わる


フィリスさん達に提供した家はモデルルームだけあって

やはり家具家電が結構揃っていた。


リビングのテーブルを使って調合を始めようと

フィリスさんが調合器具を取り出したのを見て思い出した。


そう言えば前に等価交換様からの購入を保留した事があったっけ。


どうせ始めるなら自分専用のがあった方が良いよね、そう思い

等価交換様から調合器具のひと揃えを購入した。


突然目の前に調合器具が現れるその様子を見ても

フィリスさんはすでに何も驚かなくなっていた。


そうして始めた調合は面倒くさかった

小川から汲んで来た水を蒸留して蒸留水を作るって

もう小川に水を汲みに行く時点でかなり面倒くさい。


ここに水道が通っていれば良かったのにと思うと

調合は私の家で教えて貰った方が楽なのではと考え出していた。


フィリスさんを家にあげるか不便を我慢するか

悩みに悩んで私の家で教わる事にした。


そうです私の意志はグニャグニャに脆く弱いんです

究極の面倒くさがりなので不便には抗えません。


そうして私の家へと移動して改めて教えて貰う事にした。


勿論フィリスさんは蛇口に触れだけで出てくる水に驚き

どんな魔法を使っているのかと聞いて来るし

リモコンでつける部屋の灯りを見て

やはり凄い魔法だと思い込んでいるので

いちいち面倒くさかったが魔法じゃないとだけ言っておいた。


そうして蒸留水を作り始めると等価交換様が聞いて来た。


「蒸留水を購入しますか」


そうだ蒸留水売ってるよね普段買う事なんて無いから忘れてた

と言うより頭にも浮かんでこなかったよ。


買えるんならもっと早く教えてくれれば

フィリスさんを家にあげる事も無く

こんな面倒くさい事にもなっていなかったのにと

等価交換様を恨みそうになったがそれはお門違いだと諦めた。


しかしフィリスさんが蒸留水を作る所から教えてくれているので

今は購入を断って大人しく教えて貰う事にした。


自分で一人で調合する時は迷わず蒸留水を購入しますと

そう心の中で思いながら大人しくその工程を見ていた。


そうして蒸留水が出来上がると次は薬草の話になった。


使う薬草でポーションの効果も変わるらしく

複数の薬草を使うと効果の高いポーションも作れると説明し

私の畑にある貴重な薬草を使うと

それこそお値段が付けられない程のポーションも作れると

フィリスさんは少し興奮気味に話してくれた。


しかしそのポーションを作るためには

調合レベルを上げなくてはならないと説明しながら

フィリスさんは自分の調合レベルが足りないと

何やら悔しそうに漏らしていた。


調合って私が考えているほど楽な物でも無いんですねと

フィリスさんの説明にそれだけは感じ取っていた。


そうしてポーションの作り方を実践してみせながら

丁寧に教えてくれて

調合のレベル上げは作る回数や量や種類によって

上がり方がまったく違って来るので

まずは慣れるまで作れるポーションで回数をこなし

何を作るかでなく調合のレベルを上げるのを優先しろと教えられた。


私は取り合えず教えに従い

等価交換様から蒸留水とポーションを入れる瓶と薬草を購入して

元の世界でいう所の

ファイト一発的な下級ポーションを作れるだけ作った。


収支の事は考えず材料はすべて購入して

作っては売り作っては売りを繰り返していると

等価交換様から保存してある薬草も使えると知らされ

その薬草も使いポーションを作っては売りを繰り返し繰り返し

調合レベルを上げる事に一人黙々とひたすら専念していた。



読んでくださりありがとうございます。

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