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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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やる気のない態度


朝私がサマサさん達の居る家へと出向くと家には誰も居なかった。


何処へ行ったのかと辺りを探していると

みんな小川のほとりで身だしなみを整えたり

調理をしたりとそれぞれが自由に色々としているようだった。


そうか、家に寝具はあるけれど水道も通っていないし

電気も無いからただ寝るだけの場所でしか無いのかと理解した。


私もそこまで考えが至らなかったと言うか

でもぶっちゃけこの世界はすべてそんなものだろうから

気にする事も無いかと思い直していた。


そうして私はサマサさん達の支度が整うのを待って

みんなと話を再開させた。


老聖女は今日からでも聖女の訓練を始めたいと言い

手が空いた時間は薬草畑の管理を手伝わせてほしいと言って来た。


アウラと相談してから決めようかとも思ったが、

そもそも種や苗を提供してくれるのはアウラだけど

畑の管理はほぼ私がしている様なものなので

事後承諾でも良いだろうと考えて了承した。


そしてサマサさん達は私達の様子を見て行商に戻るつもりだが

それまではここを色々観察させてくれと言うのでそれも了承した。


だけど勝手に私の家の中へ入るのだけは遠慮してくれと

何度も何度も念を押しておいた。


無断で私物を色々と触られるのも嫌だし

そんな不躾な事をする人達とは今後は付き合えなくなるので

嫌いになりたくないからと特に念を押しておいた。


老聖女フィリスさんに

良かったらステータスを確認させてくれと言われ

断るのも不自然かと思いステータスを開いて見せた。


名 前 青葉紅愛(聖女)

レベル 59

スキル 浄化9 結界7 ヒール7 キュア7 エスナ7

    調合 1

固有スキル 魔力量 ∞ 等価交換 9


「この等価交換ってなに?」と聞かれて驚いた。


確かグロシアートのあの無能な青年は鑑定出来なかったはず

なのにフィリスさんには見えているのかと考えて

そうか、鑑定はされないけどステータスを開いて見せたら

すべて覗かれてしまうのかと理解した。


なので取り合えず私の特殊なスキルですとだけ答えて誤魔化した。


フィリスさんは何かを悟ったのか理解したのか

それ以上は聞いては来ずに

「浄化レベルも結界レベルもすでに申し分ないけれど

やっぱり調合にはまだ手を出していないのね」と聞かれ

私は「そうですね」とだけ答えた。


だって、ポーションの事は一時期考えていたけれど

内職を必要としないほどの資産を持った今は

私の中でさほど重要では無くなってしまっていたし

自力で独学で始める程の気力も無かったし

何より聖女の仕事をするなんて考えてもいなかったから

調合の話などすっかり忘れ去っていました

とはさすがに言えないよね。


「それじゃぁ今日から調合を始めましょう

そして出来れば回復魔法も増やしていきましょうか」

とフィリスさんは早速やる気を見せている。


私は正直言ってフィリスさんほどには気合が入らないが

折角教えてくれると言っているので

レナ先生の言葉じゃないけれど学んでおいて損は無いと

そんな少々やる気のない気持ちでフィリスさんに付いて行った。



読んでくださりありがとうございます。

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