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逃亡聖女は引き籠もりたい  作者: 橘可憐
第一章 1

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喜んでおいた


精霊達は気配と姿も消せるそうで

サマサさん達の出現に姿と気配を消していたらしく

彼女達が去るとまた姿を現した。


私達のやり取りもすっかりと聞いていた様で

「じゃぁ続き頑張ろう~」とか「あらあら大変そうねぇ」とか

「2カ月で終わらせるのですね」とか「頑張るしかないぞい」と

口々に私を囃し立てるように言っているのに少しムカついた。


ええ、流れに逆らえずそんな約束をしてしまいましたよ

そんなにはっきり自覚させなくても自分でも後悔しています

自分の優柔不断は重々分かっています、勘弁してください

私は心の中で深く落ち込んだ。


それでも始めた事は終わらせなくてはと考え

「さっさと始めますよ」

精霊達に合図の様に言い広範囲浄化を続けた。


それぞれの役割通り浄化の作業を繰り返していると

等価交換様のレベルが上がった。


すっかりと拠点を作った事でもうあまり気にもしていなかったが

今回のレベルアップで何が出来る様になったのか気になり聞いてみると

保存数に制限が無くなったそうだ。


それも何気に凄い能力だよね?


数量を気にせずに保存を選べるって事でしょう。


例えばお気に入りのストックも制限なく出来るとか

少々洗濯物が溜まっても気にせずにいられるとか

そんな事はさらさらしないと思うけれど

ゴミもこまめに処分していたけれどそれだって

放って置いても大丈夫みたいな。


急いで売りに出さなくても気になる物は保存して置けるみたいな

うん考えれば考える程可能性が増えていくね。


やっぱり等価交換様は凄い、間違いない。


でも折角のその能力もう使う機会も無いんだよね

だって私冒険しないし

これから永遠に引き籠る予定だしとは思ったが

何となく興味を惹かれつい聞いてしまった。


「それで次のレベルアップはいつ頃になるの?」


「累計入金額が50億を超えた時です」


等価交換様の返事に私は思わず

「50億ですって~」とそのあまりな金額につい叫んでしまった。


「念のために聞いてみるだけだけれど

次のレベルアップで何が出来る様になるの?」


「コピーが出来る様になります」


「コピーって?」


「一度手に入れた事のある品は何でもコピー出来ます」


「それはどんな物でも?」


「現金は無理です」


いやいや、現金をコピーするのは犯罪だよ

そんな事は出来なくてあたり前だけれど

逆に何気に怖い話だよねと思わずにいられなかった。


一度手に入れた品物なら購入せずにコピー出来るって

これからまったくお金が掛からなくなるって事で

使い方によっては稼ぎたい放題って事でしょう?


もうさぁ家も建てちゃったしこの先お金を使う予定はそう無いのに

これ以上お金稼いでいったい何に使えって言うんだ?


もう一生働かずに引き籠って居られるだけのお金はあるよ。


既に安泰な生活を約束されている様なものだよ。


お金ってホント必要な時は手に入れるの大変なのに

満たされると使いきれない程入って来るようになるんだね。


人生ってそんなものなのかと思っていた。


「まぁ、お金を使う予定も無いから

このまま無理にレベルアップを意識する事は無いかぁ」

と、私はそう決めて取り合えず今回のレベルアップを喜んでおいた。



読んでくださりありがとうございます。

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