拳マン 第7話『優しい契約』
?「前回のあんすじ~
前回、突然鳴り響く爆発音、その正体は作中初のZランク『ゾンビの魔物』が
現れ、松本社に襲い掛かる。そして案の定、エシスとエンシャントがボコボコ
にされたんじゃが、ギリギリのタイミングで松本達が駆け付けた。っが、松本
の姿は棒人間ではなく、何か着ぐるみを着ていた。あとこぶしは何をやって
んじゃか...まぁそれはいいとして第7話スターツ」
松本「『れっきー』!」
社「『バリバリア』!」
ドゴォォォォォォン!(激しい轟音が鳴り響く)
?「ここで今の状況の説明じゃ。
森の木と松本社が、跡形も無く消滅している。しっかし何で森の中に建てたん
じゃろうねぇ..っん?あぁすまん、話が脱糞したのぉ。んじゃ本編再開」
タッタッ
拳「俺がいない間何があったんだ」
松本「ちょっとみんな起きてよ〜。あ、こぶしだ..こぶしー」
拳「...お前魔物?」
松本「俺だよ俺!松本だよ」
拳「何?お前松本なのか?」
松本「逆になんでそうなるんだよ」
拳「なんでってそりゃぁ見た目だよ」
松本「それは...共感するけどよぉ」
社「...う~ん?(痛い..全身火傷?軽い火傷だけど、結構ヤバめだ)」
松本「あ、起きた。社さん〜これどうするの?」
社「こうなったのは松本君だよ?」
拳「え、そうなのか松本?」
松本「ふぇ?あぁ..あ~あっはっはっは~」
社「笑って誤魔化すんじゃないよ?」
エシ「...うぅ..あッ熱い」
社「大丈夫か?エシス君...君も無事なら...」
エシ「はい..エンシャントは...ッッッッ!?」
?「エシスの目には、全身火傷しているエンシャントが映し出される。重い火傷だ
...果たしてエンシャントはこのまま死んでしまうだろか。それはこれから
分かる。んじゃ、本編再開」
社「エンシャント君は..『バリバリア』の範囲外だった」
エシ「えっ?そんな..エンシャ..エンシャント!...うぅ」
ポタッポタッポタッポタッ(涙が零れる)
社「大丈夫だ。これぐらいだったら治療できる..絶対にね」
エシ「うぅ、グスッ..うぅ」
(社がエンシャントを担ぐ)
社「とりあえず治療室まで付いてきな(治療室無くなったけど)」
エシ「...グスッ..はぃ」
タッタッタッタッタッ
松本「...待って、これ俺やっちゃった?俺やっちゃったの?えっ..えっ嘘で
しょ!?まじ?えっえっちょこれえっえっ」
拳「松本餅つけ」
松本「餅つけるかよ!俺がやったんだぞ!俺が...うぅうわァァァァァ!?」
シューーン
拳「おいまてって速ッ!あの着ぐるみどんだけ効果があんだよ」
タッタッタッ
社「ちょっといいかね?拳君」
拳「見ていたのか..殴るなら俺を殴れ」
社「え、なんでそんな事しないといけないんだい?」
拳「なんでって、こんな大惨事を引き起こしたのは多分松本だ。しかも松本社はもう
土台しかないんだぞ..お前も相当怒っているはずd」
社「違う」
拳「何が違うんだよ全部事実だろ。松本が起こしたか知らんけど」
社「確かに、この状況を引き起こしたのは松本君だ。我が社もあーなったのも松本君
だ...そして、エンシャント君をあの状態にしたのも、松本君だ」
拳「マイナスの事しか言ってなくて草」
社「けどゾンビの魔物を殺したのは松本君だ。私でも負けていた..あと、我が社を
破壊させなければ拳君ずっーーーと迷っていたでしょ」
拳「それは...そうだけど(まぁ、ぶっ壊して進むのもアリだったけどね)」
社「私の失った分は、松本君が取り返している。私は松本君に感謝しているよ」
拳「へぇーー、怒ると思っていたけど、案外いい事言うんだねぇ」
社「私の事なんだと思っているんだい」
拳「だって俺を殺そうとしたやん」
社「...話は一旦ここまでにしようか..私はまだやる事があるから取り敢えず
拳君は松本君を連れ戻してきてね」
拳「(こいつやばっ)..まぁいいや。よぉし行ってくるk」
社「ちょっと待って今思い出した」
拳「何だよ~」
社「エンジェ君は...どこ?」
拳「何だ、そんな事か」
(指を刺す)
拳「あそこら辺で寝ているよ」
社「えっ?何で知っているの?」
拳「いやだって」
◇◇◇◇◇
?「まだこぶしが松本社の出口に迷ってた頃」
タッタッタッタッタッタッ
拳「あれ?ここってさっき来たよな...あ~もうほんと腹立つ!」
グースピーグースピーグースピーグースピー(寝息)
拳「なっ!?幽霊?あそこから聞こえたよな...」
スタスタスタスタ(寝息が聞こえた部屋)
拳「着いたけど、いざ入るとなると緊張するなぁ..は~ふぅ...よし」
スタスタスタスタ ガラガラドン!
拳「たのも~ってあれ?人がいる」
グースピー グースピー(寝息)
拳「こいつ見たことあるぞ。確か..エンジェ...かな?」
グースピーグースピー
拳「いい寝顔してんなぁ...ペン持ってこれば良かったぜ...んっ?何か嫌な
予感がするなぁ..しゃーねぇ」
ズビーーーーーーーーーーーーーー(さっきのエネルギー波)
拳「やっぱり!『こぶしパンチ』!」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーン(激しい轟音)
拳「うっへうっへ...あ~痛てぇ。腕が丸焦げやぞ」
グースピーグースピー
拳「まだ寝てんのかよ。お~い..流石に起きてくれ」
?「こぶしのパンチで、なんとか後ろにいたエンジェは助かったって事じゃな..
回想再開」
グースピーグースピー(寝息)
拳「...担ぐか」
(お神輿みたいに担ぐ)
拳「ういしょ...行くか」
スタスタスタスタ
拳「いやぁ外に出れたのはいいけど...ここどこやねん..さっきまで木が腐る
ほど生い茂ったやん...ここに置くか」
(エンジェを置く)
拳「ここに置いとけば大丈夫やろ..うん?人影?..とりま行ってみっか」
タッタッ
拳「...俺がいない間何があった?」
◇◇◇◇◇
拳「って事だな...あれ?いない..お~いどこ行った~?」
社「エンジェ君大丈夫かい?..怪我とか」
エン「ううん全然」
社「それは良かった」
拳「....あの俺の話聞いてた?」
社「あぁ聞いてた..よ?」
拳「絶対聞いてないやんけ」
エン「ねぇねぇエシス達はどこぉ?」
拳「あっ(察し)」
社「あぁ確か、鬼..ごっこに行ってたかな?」
エン「嘘でしょそれ?私嘘わかるよ?」
社「あ~やっぱりかくれん..ぼかな?(このまま現実を突き出す訳に行かないし
..あっ、拳君なら相手にでき...る?)」
(居ない)
エン「ねぇねぇどこにいるの!」
社「....(逃げやがったなぁーこんちくしょー!)」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ
拳「危なかった~、あいつ絶対俺に押しつけようとしたな。まぁ、松本を探せって
言われたんだし、自業自得やな...探すとは言ったけどどこにいんのかなぁ
..そこら辺何も考えていなかった」
ドーーーーーーーン
拳「うん?」
キキキキ(止まる)
拳「何だ?この爆発音?...あそこからか」
タッタッタッタッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
松本「うわぁーーー!?」
ドーーーーン(爆発音)
?「逃げてんじゃねぇよゴミがァ!」
松本「ひぃぃぃ!?爆弾投げてくんなー!?」
?「今の魔物は爆弾の魔物なんじゃって~、結構強そうな名前してるのぉ。字幕の
名前は爆魔として表示するぞ〜。そんじゃ本編再開」
松本「アッピッャー!?」
爆魔「チッ、期待外れか。じゃあさっと死ねぇー!」
タッタッタッ ドゴオッ(キックをくらわせる)
爆魔「うごおっ!?」
拳「何してんじゃボケェ!」
ヒューーーーーーン(吹き飛ばされる)
拳「...あんな爆弾野郎何ビビッてんだよ」
松本「俺は...俺はあの時の事を思い出したら力が...力が」
拳「...テイ」
パチーン(松本を平手打ちする)
松本「ふぇ?」
拳「...痛いか?」
松本「...何を言っt」
拳「痛いかって聞いてんだよ!」
松本「...あまり感じない」
拳「そこは痛いって言って俺が感動的な事言うのが、お決まりの展開でしょ?」
松本「いやぁね?痛くないのに痛いって言うの奴、それただただイタい奴だよ?」
拳「...お前何上手い事言ってんだよw」
松本「ちょっと上手かったやろ?w」
二人「wwwwwwww」
爆魔「...おいてめぇら」
拳「...誰?」
爆魔「クソが!オラッァ!」
ヒューン(爆弾を投げる)
拳「...キャッチして投げかえすk」
パシッ(松本が掴む)
拳「松本?」
松本「悪いけど、こぶしだけに良い思いは流石に見て飽きた!」
テクテクテクテク
爆魔「あぁ?ビビりは出しゃばってくんなよ?」
松本「カッッチーーーーン!」
拳「自分で言うタイプか..イタイ奴やんけ」
(爆弾の魔物の前に、静止する)
拳「(どうしたんだ?)」
爆魔「あっ?何だよ」
松本「...フッ」
シュン(消えるように移動)
爆魔「..は?どっどこだ!」
(背後に忍び寄る可愛い着ぐるみ(?))
松本「仲良死だ!」
ドーーーーン(持っていた爆弾で仲良し自爆)
拳「何で松本も?...あと仲良くないだろ」
スタスタスタスタ ズズズーー(爆弾の魔物を引きずる)
松本「フゥー...案外脆いねぇこいつ」
爆魔「あっあぁあぁ..」
拳「確かにこいつ自分の爆弾で、やられてるしな..ランクで言えばAランクって
とこじゃね?帰るか?松本社に」
松本「...うん」
拳「んじゃ帰るか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スタスタスタスタスタスタスタスタ
拳「それでさ~今度あの野菜作ってみようよ~」
松本「あ~いいねぇ!作ろ作ろ」
ズズズーーーテクテクテクテクテク(引きずりながら歩く)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
拳「お前巨乳好き過ぎやろ。おっぱい星人がよォ」
松本「いやいや巨乳こそ至高やろ!...はぁ」
拳「うん?どうしたんだよ。おっぱいに戻りたい気分か?
松本「いや授乳期終わったわ...俺ここにいてもいいのか?」
拳「それは自分で決めてくれ...俺的にはここにいてもいいと思ってるぞ」
松本「...そうか..ならいる」
拳「おう」
タッタッタッ(誰かが走ってくる)
社「まっつっもっとく~んどこに行ってたんだよ~心配してたよ?」
松本「あぁ...あの時は大変申し訳ございませんでしたぁ!」
ヒューーーーンドンッ(爆弾の魔物を投げ飛ばして土下座する)
爆魔「うっ!」
社「松本君!?どうしたんだい急に」
松本「だって..だって、社さんの部下がああなったのは俺の責任だし、松本社を
破壊したのは俺だ間違なく俺だ...こんなの決して、許される行為じゃな
い。それをわかって俺を見つけたんでよね!そうですよね!」
社「松本君が早口であまり聞き取れなかったけど、君が謝罪したのは、大変よくわかる」
松本「それじゃ尚更」
社「でもね松本君、君はそれ以上に良い事をしているんだよ?」
松本「...ふぇ?」
社「詳しい事は言わない..君もわかってるはずだよ」
松本「それはどういう」
社「私が君に一つ言おう」
松本「...何をですか?罵声なら言えb」
社「自由に生きろ..誰かが笑うから」
松本「ッッッッ!はい!」
社「..よし松本君は我が社に入っといて」
松本「あぁわかりました..じゃあこぶしm」
社「拳君は私が...ねっ?」
松本「あぁはい..わかりました?」
テクテクテクテクテク
松本「社さん..まぁいいか」
エシ「...松本」
松本「あ」
~10分後~
エシ「調子にのらないエンシャントを傷つけない!わかった!?」
松本「別に調子のってないしゾンビの魔物をやったのは俺だ!そっちが感謝をしろ!
しかも俺はそいつを火傷させた時は、どんだけどん底の気持ちでいたかあなた
にはわからんでしょうね!」(社の言った事影響されている)
エシ「何をーー!?」
スタスタスタスタ
社「エンジェ君を押し付け合いでよ?あやすのに超時間かかってるんだから」
拳「まぁまぁ餅つけって」
エシ「あなたねぇ!..あっ!社長~」
社「..エシス君はエンジェ君とエンシェント君を見といてって言ったでしょ?」
エシ「..すみませんでした」
タッタッタッタッタッタッ
拳「うわっ押して付けたのかよ..サイテーだな」
社「君には言われたくないぞ」
松本「あの~、社さん?」
社「うん?どうしたんだい?」
松本「俺達ここからまた旅に出ていいすか?」
社「あぁ構わないけど、代わりに追加契約しないといけないねぇ」
拳「ツイカケイヤク?」
社「契約内容は、れっきースーツの使用範囲は我が社までだけだったから、幅広い
範囲までれっきースーツを使用するなら追加の契約はしないとね」
松本「それってまた契約書を書かないといけないないんですか?えぇめんd」
社「よし..追加契約完了!」
拳「...はっ?どういう事だってばよ」
社「いや追加契約は私の許可があれば即契約完了になるよ」
松本「はぇ〜、でも社さんの会社...」
拳「確かにあんたの会社もうボロボロのボロやぞ」
社「心配は無い..1年以内には元通りだよ」
松本「えっ?土台しかないのに?」
社「そんな事もあったけど...まぁ、エシス君達と協力したら、1年も要しないぐ
らいで元通りになったから..じゃあ1年後にここに帰ってくる契約ってのはど
うだい?それ以内には終わらせるからさ~」
拳「どーいう契約だy」
松本「是非!」
社「よし!一年にここに戻ってきてねぇ~」
松本「はい!また1年後でお会いしましょう...さようなら~」
テクテクテクテクテクテクテク(こぶし達が歩く)
松本「これで旅が再開だな♪」
拳「...」
松本「こぶしどうしたんだよ~、嬉しくないのか?」
拳「いや、嬉しいけどよ...一年契約ってこの世界に時計あるか?」
松本「...あっ」
?「いや~投稿相当遅れたねぇ...しかも話数が重ねれば重ねるほど、文字数が
増えていくのぉ..まぁいいやまた次回をお楽しみにぃ~そんじゃまたねぇ」