拳マン 最終話『親友』
?「.....うん?あっ始まってるか?..前回のあらすじはもういい。わしは
あの瞬間を見たいんじゃ...今回こそは頼むぞ..こぶし」
碗玖「ぁぁ..皮肉なものだ...全部を失って..覚醒するなんて」
青龍魔「ハァ..ハァ」
(殴られた箇所が疼く)
青龍魔「ウグッ!(火傷によるダメージの持続効果..まともに攻撃を食らい
続けたら...長期戦はダメだ)」
碗玖「おい..もう終わりか?」
青龍魔「ほざけ(彼奴の死角を突く。短期戦で終わらせるぞ)フンッ!」
バサッ!シュンシュンシュンシュンシュン!(高速で飛び交う)
青龍魔「(このスピードは目では追えまい.. 私の最高速度だからな!)」
(碗玖の死角を取る)
青龍魔「(首は討った!)」
ビューン!(攻撃を仕掛ける)
碗玖「『全方位
ボワァァァァァァァ!(体から青い炎が溢れ出る)
碗玖「円炎』」
青龍魔「ッッッッッッ!」
ドタァ(転げ落ちる)
青龍魔「ぁぁ..うッ!?(なんだ...なんだこの炎..今まで食らった炎と
は次元が違う..再生を阻害している?)」
スタスタスタスタ
碗玖「もう死ぬのか?今死ぬのか?」
青龍魔「ぅぅ..」
碗玖「まだ死ぬんじゃねぇよ..みんなの分の痛みを..罪を...償え」
青龍魔「..償って何になる?」
碗玖「あっ?」
青龍魔「...魔物の元は人間の負のエネルギーだ...貴様ら人間が魔物を
増やしているんだ..貴様の罪を擦りつけるな」
碗玖「....」
青龍魔「図星か?」
碗玖「...償うは..もういい...魔物はクソだ..例外はあるが、お前
はその例外に入ってない」
(青い火の玉を出現させる)
青龍魔「...八つ当たりか?」
碗玖「殺意だ」
青龍魔「即答..か」
碗玖「『永遠の炎』」
青龍魔「だっ..(ダサい)」
ドガァァァン!(轟音が鳴り響く)
青龍魔「ッッッ!?このエネルギーは..ここに居たらマズイ!おい!ここは一時
休戦..だ?」
(碗玖は腕を広げる)
碗玖「...これで解放される..」
青龍魔「(彼奴は一体何をやっているのだ?..ハッ!?悠長にしている暇など
無かっt)」
ドォォォォォォォン!(エネルギー波が地面を抉るように向かってくる)
青龍魔「あっこれ終わったかm」
ファンッ ドシャッ(体の7割が消えて無くなる)
青龍魔「(下半身と右腕が消えた...ありえない事態)」
(出血が激しくなる)
青龍魔「いや...まだだ..このエネルギー波は..前にも経験したはずだ
...そう、循環したはず..循環するのだ!...」
(体の出血が止まる)
青龍魔「んぅ..ふぅうう...(段々と出血は治ってきたが...体の欠損が激
しい。また前線に立つには、難しいかもしれない..」
(残った左腕でなんとか移動を図る)
青龍魔「...そうえば..彼奴は...」
(両足部分が残っている)
青龍魔「あの足は...彼奴のか。自決を選ぶとは、愚かな択だ。だが、それが、
堅実かもしれない..万全状態で..殺り合いたかったな」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
碗玖「...んッ..ここは...」
木口「碗玖」
碗玖「ッッッ!?木口...何で.....そうか、ここはあの世か」
木口「あぁ、とうとう俺達も来てしまったな。守と先生は、もう少し進んだ先にい
るよ」
碗玖「守..先生...早く行くぞ」
タッタッタッタッタッタッ
木口「そんな早く行く必要は無いぞ〜。逃げるわけでもないんだし」
(守を見つける)
碗玖「ハァ..ハァ...ハァ..守!」
守「..のぶくん...」
教師「...」
碗玖「守..先生...みんなは?」
教師「皆は、現世で発展しきって無かった文明をここで築いてるよ」
碗玖「先生達は全部見てたのか?」
教師「うん..全部ね」
碗玖「...結局何にも守れなかった..木口も..先生も...守も..みんな
も...本当にごめん..ごめん...」
守「謝るのは私達...本当にごめんなさい」
碗玖「ッッッ!」
教師「私も、他の生徒を代表する。本当にすまない...まだ子供なのに色々と、
背負わせてしまった。木口君にも言える事だ..」
碗玖「本当に...辛かった..大切な人を守っても..失って...失って..
そして結局..死んでしまったった」
木口「...まぁ確かに...こうなるんだったら、態々惨めたらしく生きる必要
はなかったかもしれないけど..でも...碗玖は!」
(守が抱き着く)
守「のぶくんは私達の分まで生きてくれた..私は嬉しかったよ」
木口「それ俺にも言えるくn」
守「それだけでみんなは...私は..満足だよ」
碗玖「ッッッッ!..情けねぇ...やっと会えたのに..こんな姿を見せて..
情けねぇ..」
(じんわりと涙を出す)
守「大丈夫、私はそんなのぶくんも...好きだから」
碗玖「んだよぉ..それぇ...」
木口「..なぁ、先生」
教師「なんだね?」
木口「あいつら..俺達がいる事を完全に忘れてね?..ていうかあいつらの
世界に入ってるやん」
教師「まぁ..私は構わないけど?」
木口「まぁ俺もそれでいいと思いますけどね」
碗玖「..守...ぅぅ」
守「も〜のぶくん泣きすぎだよw..(可愛い..)」
教師「..守さん?もう出迎えは済んだ事だろ?早く皆の所に戻るよ〜」
守「あ、そうだった...こぶくん行こう」
碗玖「えぇ..もうちょいこのままがいい..」
守「そっ..それは...私もだけど///」
教師「はいはいいつまでもイチャイチャしないの〜」
木口「(ナイス!先生!)(?)」
碗玖「ったく、しゃーねぇな(早く行って続きするからな)..俺と木口以外に、
まだいたんすか?」
教師「君達2人だけだよ」
木口「そうだっけ?まだいる気がするけど..」
碗玖「そんなんお前の思い違いだろ〜」
木口「う〜ん..そうかなぁ?...まぁいいや」
教師「それじゃあ行こうか」
木口「あ、待って..碗玖とちょい話したい事がある」
碗玖「え〜、なんだよ〜」
木口「まじお願い!すぐ終わる話だから!」
碗玖「まぁ..いいけど..」
木口「先生と守さんは先行っててくれ..また後で」
守「うんわかった..待ってるね」
教師「早めに済ませてねぇ〜、2人の歓迎パーティーもするんだから」
碗玖「それここでやるの中々に不謹慎やぞ?」
スタスタスタスタスタスタ(先に行く)
碗玖「...それで?何の話」
木口「お前だってもう分かるだろ」
碗玖「...まぁな」
木口「現世は..あのままでいいのか?」
碗玖「う〜ん、そんな事言ってちゃ、しょうがなくね?」
木口「でも、松本は...こぶしは..本当に良いのかよ!一応..クラスメート
だぞ..」
碗玖「...先生は俺と木口2人で数えていた..松本とこぶしは数える対象にす
らなっていなかった..つまりはそう言う事だ」
木口「...見捨てたって言うのか?」
碗玖「先生に限って、そんな事はしないと思う...きっと人間としてもう見れな
くなったんだよ..関わらない方がいいって」
木口「...」
碗玖「もうあんなのは誰が見ても、災害そのものだ」
木口「...止めれるのか?」
碗玖「あん時の俺でも無理だろうなぁ。まぁ..それでもな」
木口「...うん..松本を止めれるのはたった1人だ...」
2人「拳マンだ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
シュパパッ! ドガァ シャキッン
松本「これで..」
ザクッ(竜の魔物の喉を貫く)
竜魔「ウグッ!?」
松本「全てだな」
ポイッ(投げ捨てる)
松本「大体5分かな?..途中こぶしが邪魔してきたからちょっと時間掛かっちゃ
ったけど」
拳「...」
松本「まぁ邪魔者も居なくなったんだ..これで存分に戦えるな」
拳「...」
松本「うん?どした、こぶし?..そんなに怖いか?」
拳「...怖いも何も」
松本「俺は怖い」
拳「..はっ?」
松本「俺ってさ、本当はこーいう命懸けの戦いをしたくないんだよね」
拳「..今更かよ」
松本「今更だよな..けれど、覚悟はもうとっくに出来ている」
拳「もうお前は救いようがないからな...俺だって覚悟を決めようじゃないか」
松本「その意気だ」
(お互い身構える)
2人「...ッッッッ!」
シュンッ ドガァ!(お互いの拳が正面衝突する)
松本「フッ!」
シュッ!(回し蹴り)
拳「おっと!」
シュッ スタッ(バック転をしながら避ける)
タッタッタッ!(走り込む)
松本「『れっきー
拳「『こぶし
パンチ』!」
ドガァァァァァァ!(先程よりも威力の高いパンチが衝突する)
拳「...ふぅ..」
松本「もう限界か?」
拳「..一息ついただけだ..気にすんな」
松本「そうかそうか、それなら良かったわ。勝負はここからだ!『れきれき弾』」
シュパパバッ!
拳「『こぶしパンチ・余波バージョン』!」
シュワッ! ドォォオン!(1つの弾がこぶしに被弾する)
拳「ウグッ!..痛ってぇ..」
松本「1発か〜」
拳「1発じゃ大したダメージにはならね〜よ..痛かったけど」
松本「じゃあ違う技の1発だったらどうする?」
拳「打ち破る」
松本「..れーきー
シュンッ(こぶしが近寄る)
松本「ッッッ!それは暗黙の了解とかじゃないん?」
拳「手段は選ばんよ!オラァ!」
スカッ(掠る)
拳「あっ」
松本「『れきれきれっきー』」
ドォォォォン!(なんとか受け止めている)
拳「ウォォォ!(あの時のように爆散する訳にはいかないんじゃ!ッッッ!)」
シュルルッ パシッ!(ダブルセイバーをキャッチする)
拳「『クロスクロスセイバーセイバー』!」
ザンッ! ザンッ!(2つの斬撃波を飛ばす)
松本「それ便利やなぁ..けれど俺の方が威力は高い」
ドォォォン!(爆発する)
松本「..流石にこんなんじゃ死なねぇよな?」
(煙のように消える)
松本「はっ!?どこに行った?」
拳「後ろだ」
(拳が飛んでくる)
松本「ッッッッ!」
カァァン!(弾く)
松本「危ねぇな..(うん?なんか球体を持っている..はっ!?)」
拳「全部はこの為じゃ!」
ブゥンッ ドガァ!(こぶしボールがみぞにヒットする)
松本「ウグゥ!?....ぁぁ」
拳「ふぅ...お互い、まだまだ元気だなぁ..」
シュルルル パシッ(ダブルセイバーを持つ)
拳「..」
(二刀流にする)
拳「...ほらよ」
シュ パシッ(ダブルセイバーの片方を松本に渡す)
松本「これは..どーいうつもりだ?俺剣術とか知らねぇぞ?」
拳「殴り合いが飽きただけだ..」
松本「おっと、それは奇遇だなぁ...俺もだぜッ!」
シュンッ キンッ!(相殺する)
拳「ッッッッ!フッ!」
キンッキンッキンッキンッ!キキキキキッ!(激しい打ち合い)
拳「ッッ!..んぁ!」
カァァン(こぶしを弾き飛ばす)
拳「刃物はそんなに使えないって言ってたくせに...強ぇじゃねぇかよ」
松本「スーツのおかげだ!」
キンッ!キンッッ!
松本「うぉ、っと..」
拳「それで片付けれる性能ちゃうやろ...」
松本「...それで?結構無駄口叩いてるように見えるけど..もう限界k」
拳「誰が?..寝言は死んでから言え」
松本「食い気味で言う辺り...痩せ我慢してるように見えるな!」
シュンッ キンッキンッキンッッキンッキン(打ち合いを再開する)
拳「..舐めんなボケェ!」
ドガァ! ドシャァ(蹴り飛ばす)
松本「うっ!..ふぅ...」
拳「お前こそ..痩せ我慢してるだろ」
松本「..バレたか」
拳「そりゃな..こぶしボールの当たり所悪かったんだろ」
松本「まぁ..そんな所だ...だけど..こぶしも致命傷だろ」
拳「...」
松本「分かるんだよ、疲弊している事に。さっきの『れきれきれっきー』を完全に
は、受け流せてないんだろ」
拳「..認めたくねぇけど、そうだ...」
松本「..こぶし、さては楽しんでるな?勝負を」
拳「ぁあ...それも、認めたくない事にな」
松本「そんな気持ちでは足元掬われるz」
拳「分かってる!分かりきってんだよ!けれど..俺はこの戦いを...楽しんで
しまう」
松本「もちろん、俺も楽しいぜ?だが、楽しいことは一瞬だ。そして、俺はお前を
殺す気でいる...楽しんでる程度なら、どっかの一撃で死ぬぞ」
拳「...」
松本「殺さなきゃ..生き残れないぞ?」
拳「うん..」
松本「なら」
シュンッ(近寄る)
松本「本気で殺り合え」
キンッ!(受け止める)
松本「おっ?」
拳「あぁ、本気でやるよ..もう遊びは終わりだ!」
シャキッ(鋭い斬撃が掠る)
松本「ッッッ!(この切れ味さっきとは別物!?)ンァァァ!」
キンッ! シャイッ! ザンッ!(徐々に押される)
松本「(スーツの性能と俺が学習した全てを..超越して...こぶしが勝ってる
..戦闘技術では負ける...だから!)『れきれき弾』!」
シュパパパッ!
拳「ッッッッッッ!?」
キキキッ キキッ ドンッドンッ!(数発食らう)
拳「ぅッ!とうとう勝つ事に手段を選ばなくなったな!(だけど...1番最初に
食らった時よりら、あまり痛くなかったな)」
タタタタッ!(突き進む)
松本「(こいつ化け物かよ!)」
拳「ウラァァァァ!」
グサッ!(スーツを貫通する)
松本「カハッ!?」
拳「(通った!)」
松本「あぁぁぁ!?」
ドォン! スタッ(蹴り飛ばす)
拳「ッッッッッ!?...」
(横腹から溢れる血を抑える)
松本「..はぁ..初めてだ...スーツ着て血を流すの」
拳「..松本、もうケリを付けよう..限界だろ?」
松本「..誤魔化しも効かねぇな..限界だよ」
拳 「...ならもうこれで終わる」
(お互い身構える)
拳「...」
松本「...」
拳「..ッッ!」
松本「ッッッ!」
シュンッ!
松本「(こぶし..怒ってるな)」
シャキンッ! グサッ
松本「...クハッ」
バタンッッッッ(倒れる)
拳「...うッ」
バタッ(膝まづく)
拳「ぁぁ..ああぁ!体から血が..」
パンッ(松本がポーションを投げる)
拳「...何のつもりだ?」
松本「俺の負けだ...やっぱ強ぇよ..こぶし」
拳「そのポーションはどーいう意図で投げた?」
松本「意図なんかね〜よ...お前には死んで欲しくなかっただけだ」
拳「今更後悔してるのk」
松本「後悔なんかする訳ないだろ。けれど...親友を殺すなんてバカげてる」
拳「その言葉に嘘偽りは無いな?」
松本「あぁ誓うよ...偽りは無いと」
拳「...そうか」
松本「なぁ..こぶし...まだ動けるか?」
拳「お前のポーションで...なんとか..なんで?」
松本「俺をこのまま、お前のパンチでぶっ飛ばしてほしい」
拳「..正気なのか?」
松本「もう..このまま死んで地獄に行きたい...」
拳「んな事する訳が...」
松本「頼む...親友として最期の願いだ」
拳「..親友ねぇ...」
松本「こんな都合のいい時にそんな言葉を使って..ごめんな...」
拳「俺に謝る必要はない、あの世に行って...みんなに謝ってくれば...俺はそ
れで良い」
松本「うん..その時に会ったらあの世の一生を掛けて詫びる」
拳「...じゃあやる..ぞ」
(構える)
拳「最期に言い残す事は?」
松本「途方もない夢かも..しれんけど...もし生まれ変われとしたのなら..
また友達に...なってくないか?」
拳「...お前の..反省次第だな..ッッッ!」
ドガッッッ!(感情の篭ったパンチを食らわす)
拳「『こぶしパンチ』」
シューーーーーーーン(気持ちいいぐらいに吹っ飛ぶ)
拳「ぁぁ...ぅぅ..あっぁ...」
スタスタッ パシッ スタスタ (斬られた腕を拾い、頭を抱えながら歩く)
?「あ〜あ、またか..リセマラ失敗。れっきースーツの適合者は出現したんじゃが
ねぇ...大本命が死んじゃ意味が無いんじゃよ...まぁいい..まだまだ
リセマラは続くだけじゃからな...取り敢えずこの世界のこぶしを殺るか..
出番じゃぞ...『ブラッド』




