拳マン 第50話『戦争前夜〜戦争当日までの過程』
?「前回のあんすじ〜
こぶしと社一行は神田王国に避難して、身の安全を確保していた..そして、
殺月と神田の世紀末の戦争...同時期にこぶしと松本の決戦!く〜、これは
目が離せないのぉ...はぁ、今回で終わらせて欲しいのぉ...おっといけ
ない、こっちの話じゃ..んじゃ、本編開始」
?「翌日」
(取っ組み合い)
碗玖「はッ!やァ!」
神田「よッほッ」
(碗玖をいなす)
碗玖「くッ!オラオラオラオラァ!」
神田「かなり良くなってきたねッ!」
ドガァ(顎に軽めの1発)
碗玖「ガッ!?..あふん」
バタッ(倒れる)
木口「勝者神田!」
神田「ふぅ..3回目なのに動きが様になってるねぇ。碗玖君は、上達がかなり
良いね〜..あと1〜2回ぐらい手合わせすれば俺に一撃は与えられるよ」
碗玖「それ..褒めてないだろ」
神田「俺なりに褒めたんだけど」
碗玖「褒めるの下手すぎやろ..【炎】使えればまだ食らいつけるのになぁ〜」
神田「君の能力を使用したらここ一体が火の海だ」
木口「ていうかもうそろ俺も神田さんと戦りたいんだけど」
碗玖「あぁ?そんな時間経ってないだr」
神田「大体3時間経過したね..9時程度にやってるから..もう昼だね」
木口「だから昼飯とか食って休め」
碗玖「..食ってからまたやる」
木口「少しは体を大事にしろ、疲れが取れないと明日の決戦に体が間に合わないだ
ろ」
神田「木口君の言う通りだ、一旦安静にしなさい」
碗玖「俺は竜族に終止符を打たないといけない。数時間の鍛錬が、これからの動き
に大きく響く。あの街の時だって..もう少しでも鍛錬しとけば、先生や
守は...死んでいなかったのかもしれない。大切にしているものを..
俺はもう失いたくない...」
木口「碗玖..」
碗玖「けど一旦は休んでやる」
木口「結局休むんかい」
碗玖「けど、一旦飯食ってからすぐそっちに行く。神田、飯屋はどこにある?」
神田「うん?ご飯なら拳マン君が作ってくれたよ」
碗玖「はっ?アイツが?」
神田「うん、そうだよ。ここから1階上がったら作り置きがあったから...冷めて
たら碗玖君の【炎】で温めて食べてね〜」
碗玖「俺の【炎】を都合良く言うなよ。まぁ行ってくる」
タッタッタッ(走り去る)
木口「..行ったか...じゃあお願いします」
神田「いいけど..木口君はご飯食べたのかい?」
木口「そっちが3時間もやってる間に、済ましましたよ。それよりもこぶしの料理
ガチうまかった」
神田「私は味見した程度だが、確かに美味すぎた。完全にプロが作る料理だわ」
木口「マジそれなです...じゃあやりますか」
神田「あぁいいよ..やろうか」
(鉢みたいなものを取り出す)
神田「それは?」
木口「苗木鉢です...神田さんは見ていないですが」
シュルル(鉢から苗木が飛び出る)
神田「おぉ、斬新だね..それは木口君が操ってるのかい?」
木口「まぁそうですね。能力を拡張しましたから...会得するのにかなり苦労し
ましたがね!」
バチッ!(神田の片腕を掴む)
神田「へぇ..おもしろいね」
木口「トリッキーな手段で神田さんの予測を超えてやますよ」
神田「だったら嬉しいね」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「こぶし視点」
(緊迫した空気)
剣魔「ふぅ...」
拳「ふへぇ...」
(お互い木刀を握り締め啀み合う)
拳/剣魔「..ッッッ!」
キンッキンッキンッ(打ち合う)
拳「...(動きがかなり良くなっているな)」
剣魔「『横龍』!」
(横に1太刀)
拳「おっ」
キンッ(受け止める)
剣魔「なぬ!?」
拳「惜しかったね」
トンッ バタッ(頭に打つ)
剣魔「あふん...また1本取られた..これで56回目だ」
拳「ふぅ..危ねぇ危ねぇ〜」
剣魔「片手で対処してよく言えるな」
拳「いやいや、かなり良くなったさ。さっきは5分程度だったけど、今回は8分ぐ
らいやり合えたじゃん!単純に凄いよ」
剣魔「偶然防御した所が噛み合っただけだ。もう、先刻の動きは出来まい」
拳「まぐれでもなんでもすげぇよ。けど1つアドバイスするならさっきの技の正確性
をもうちょっと磨いた方がいいと思うぞ」
剣魔「と言うと?」
拳「今回はお互い木刀だから、一刀両断とかは出来んけど、本番はちゃんとした刀
だろ?」
剣魔「まぁそうだな」
拳「命中率に囚われてる感が凄いんよ。さっきみたいに止められる可能性を考慮し
たらさ、さほど当てる事に拘らくてもいいんじゃないか?しかも、その技結構
範囲広いだろ?というかほぼ全範囲だろ」
剣魔「範囲は..確かに広いな」
拳「全体攻撃なら尚更、相手に当てる事にこだわらない方がいいぞ。相手に斬撃が
命中した時の威力、すなわち相手の内臓部分まで斬り切るぐらいの斬撃を食ら
わせた方が良いってわけ」
剣魔「そうか..我は当てる事に拘りすぎて...肝心な殺傷性を..」
拳「まぁ、これはただのアドバイスだから、そこまで深く気にする必要は無くてい
いぞ。というかさ、剣は魔物の中でも、上位ぐらいの強さじゃない?」
剣魔「彼奴《青龍の魔物》に比較したらまだまだ未熟者だ..まぁ純粋な剣術だと
我が1番だがな..お主には叶わんが」
拳「俺は単純な力と反射神経でお前の攻撃を防いでるだけだよ」
剣魔「そっちの方が凄くないか?」
拳「ハハッ、そうかもな。剣は何の為に神田さんの戦争に参戦するんだ?」
剣魔「...仲間のピンチに駆け付けただけだ..それに倒さないといけない者がいる」
拳「ふぇ〜、剣は神田さんの事を仲間だと思ってるの?意外やわ〜」
剣魔「..それは心外だが、まぁ今は良い...実を言うと、お主と出会う前まで
は負け無しだった。人間や魔物、戦えば戦うほど我は強くなった感覚を得て
いた...敗北を知る時は青龍の魔物だけかと思ったが、突如としてお主と
松本が現れ..初めての敗北を経験した」
拳「あん時は剣の全盛期だよな。悪い意味で」
剣魔「あの時は我以上に強い者がいなかったからだ..」
拳「..なんかごめん」
剣魔「..その瞬間、我はもう強くはなれないと悟った...だから、我はお主と
松本に随行した...そこから人間の気持ちや生態を触れ、今じゃ我の思想
まで人間みたいになったぞふざけるな」
拳「急にキレるなw..まぁあの頃のお前よりは..身も心も強くなったぞ」
剣魔「...それはお主達人間のお陰..と言っとこう」
拳「...今こんな事言うのはなんだけど..俺を人間扱いしてくれるのか?」
剣魔「気配が人間..それだけだ。しかしお主にはそれ以上のナニかを秘めている
...お主の根本的な強さをな。お主の武器なんかが良い例だ」
拳「やっぱそうか...俺の武器、俺が念じたら動くんだよね...まるで神経を
繋いでるみたいな感じで..これも俺の能力なのかな?」
剣魔「そこは我も未知数だが、最低でもお主の能力の1つだと我は睨んでいる」
拳「...まぁ、知らん能力でも、俺は松本を倒す為には..最大限利用する」
剣魔「我は青龍の魔物を討つ。だからお主は松本に集中しろ..我の事や皆の事は
..一旦忘れろ」
拳「へいへい〜、そうさせていただきますよ。けど、俺が無意識の内に助けるかも
よ〜?」
剣魔「そうならないように、我も皆も強くなっているんだ」
拳「その一言、俺は信じてるからな」
剣魔「...応えの限りを尽くす」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「青龍の魔物視点」
(時間が過ぎる)
殺月「..もうすぐですね...世紀末の戦争まで」
青龍舞「..あぁ」
殺月「竜の魔物は全員集合させました?」
青龍魔「当たり前だ...既に広場にいる」
殺月「準備も万全ですね」
青龍魔「...なぁ」
殺月「はい?なんでしょう?」
青龍魔「本当に..その作戦は実行出来るのか?」
殺月「はいもちろん..確実です」
青龍魔「それ以外の策は無いのか?」
殺月「はい?何故その他の作戦を作らないといけないんですか?」
青龍魔「..それほどまで自信があるのか?」
殺月「自信というか、確実なんで..逆にもし仮に失敗したら、私を直ちに殺して
も構いません」(マジトーンの声)
青龍魔「(こいつマジか)...確実に成功するのらば...それでいい」
殺月「分かっていただき、感謝します」
青龍魔「...はぁ、私は何故このような低俗な奴の策に耳入れた事やら」
殺月「お互い利用されるだけの関係、貴方はそう言いましたよね?貴方が私を利用
していないだけですよ」
青龍魔「よく言ってくれるな。だがまぁ..その作戦は成功すれば、此方側が断然
有利になる...ここは賭けに出てみるのも悪くない」
殺月「そこまで肯定してくれるとは、作戦を提示したかいがありましたよ〜」
青龍魔「..私そんなに肯定してなくない?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「それから時間が経ち..日付直前へ」
スタスタスタ スタタ(目的地へ歩き続ける)
松本「...」
スタスタスタスタ タッ(到着する)
松本「..ここか」
ダッダッダッダッダッダッ!(30人の軍勢に包囲される)
兵士「止まれ!魔物!」
松本「あっ?」
隊長「そこから1歩でも動いてみろ..血祭りに上がるぞ」
松本「(見た感じ魔法兵も兵士もかなり充実している軍団だな。まぁそんなのどう
だっていい)..1つ、聞きたい事がある」
隊長「(こいつ..知性がある?)..なんだ?」
松本「かつてこの村に、魔物細病を患った2人の子はいたか?」
隊長「魔物細病..だと?」
兵士「隊長、こいつまさか..あの」
隊長「それ以上は言うな..殺されるぞ」
ボソボソ(小さい声で喋る)
松本「(聞こえてんだよなぁ)..質問に答えてくれ」
隊長「そのような者は...知らぬ」
松本「シラを切るつもりか?」
隊長「知らぬものは..知らぬ」
松本「話が噛み合わないなぁ...(本当に違かったのかな..)」
隊長「...」
(ウインクをする)
松本「うん?」
魔法兵「フンッ!」
ボォーン ボォーン(様々な魔法攻撃が飛び交う)
兵士「スゴッ!」
隊長「..やったか?」
(影が見える)
松本「流石の連携力、この世界でそこまでの軍数を維持出来るのも納得だわ〜」
隊長「なん..だと?」
松本「..を念の為一応聞いとくか)お前らは正義か悪...どっちを信じる?」
隊長「..貴様を殺す事は..正義以外に、何物でも無い」
松本「...日付が変わった」
グシャァ(魔法兵の頭を地面に叩きつける)
隊長「はっ?」
松本「善悪の区別も出来ねぇ屑が..正義と悪を語んじゃねぇ」
兵士「かっ..かかれェェ!」
(押し寄せてくる)
松本「『れきれき弾』」
シュパパパッ ドーンドーンドーン(激突して兵士達の頭が弾け飛ぶ)
隊長「嘘..だろ...」
(力が抜け落ちて地面に崩れ落ちる)
松本「..最期に言う事は?」
隊長「私は...私はまだ..死にたくn」
シャキンッ プシャァァ!(手刀で首を断つ)
松本「あの世で後悔しとけ...まだ殺り残した事があるな」
シュンッ(村に向かって走る)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
〜数分後〜
(地下に身を潜める)
村長「....そろそろ終わったか?」
スタスタ(血まみれの松本が来る)
松本「うん、終わったよ」
村長「なっ..何故ここに!?」
松本「気配で分かった..それだけ」
村長「そんなバカな!?全部隊が倒してくれたはずだ!」
松本「お前か使役してたのか(俺の気配にも逸早く気づいてたのか)..殺った。
相手が俺じゃなかったら、大体の敵には勝ってたんじゃね?」
スタスタスタスタ(村長の方に向かって歩いてくる)
村長「くっ来るなァ!私から来るなァ!」
松本「お前は..言うまでもないね」
ドスッ(腹パン)
村長「うグッ!?」
松本「これは俺の分..次はグガの分とナーコの分...それに2人の両親の分も
..償えよ」
村長「ひっひぃ!?」
ドガァ(先程より強い腹パン)
村長「アグッ!?」
(口から血が溢れ出る)
村長「お許しを...お許しをォ」
松本「...いいだろう..両親の分はチャラにしてやる..俺は優しいからな」
村長「ほ、本当か?」
松本「ほんとほんと」
村長「よっ..よかっt」
松本「けれど」
ドォン! べちゃぁ(頭を蹴り撥ねる)
松本「ナーコの分は償え」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「そして朝日は上り..戦争直前..各々は最後の準備をしていた」
受付「ほんとに..ほんとに...行ってしまうのですか?」
神田「あぁ、もう時期行かないとならない」
生憧「..嫌です...行かないで..ください...」
フィー「そうだぞ..行かないでくれよ」
神田「...大丈夫..俺は死なないよ..だって..1人じゃないから」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
碗玖「神田が来れば..揃うな?」
木口「あぁ..そうだな」
剣魔「我々も、出来る鍛錬はやり切った...あとは結果を示すだけだ」
木口「...なぁ」
碗玖「どうした?」
木口「いやね、神田さんも後に加わるとは言え..流石に4人じゃ、心狭いと言う
か...他に戦力になる人ってのはいないの?もう1人魔物がいたよね?」
剣魔「爆弾か?彼奴は...」
◇◇◇◇◇
(エンジェがずっと抱きついている)
爆魔「あの〜、エンジェちゃん?..爆もそろそろ行かないといけないんだ..だから...ねっ?」
エン「や〜だ!ダ〜メ..爆君は行っちゃイヤ!」
爆魔「あぁもう(なんでこんな懐かれたんだ?)..って貴様らもなんか言えよ!」
エシ「エンジェのわがままは誰にも止められないからねぇ」
エンシャ「そうそう..俺も今までは抵抗してきたんだけど...結局は抗えなか
ったからな」
エシ「私達でもそこまでは懐かれてなかったんだから...魔物のくせに」
エンシャ「ほんそれ..恨ましいぞほんとに..魔物の分際でな」
(2人殺意が剥き出しされている)
爆魔「ひぇ」
(エンジェの目を塞ぐ)
エン「どうしたの〜?」
爆魔「いや?何にも無いさ。ただホコリが入りそうだったから」
エン「あたしの為?」
爆魔「そっ..そうだよぉ」
エン「爆君..しゅき♡」
(更に抱きつく)
爆魔「ちょっこら〜w好きとか言われたら困るって〜w..チラッ?」
(歯をギシギシ音を立ててるエシスとエンシャント)
爆魔「(これ...しばらくの間、剣の所に行けなさそう。嫉妬って怖い)」
◇◇◇◇◇
剣魔「てな感じだ」
木口「えぇ..その面倒事で戦力削られるのかよぉ」
剣魔「まぁ爆弾の分の働きを我が見せればいい」
碗玖「おい剣、勘違いしてるようだから言っておく。その魔物の分の働きを見せる
のは俺だ」
剣魔「おぉ冗談を言えるまで体の傷が癒えてるとはな...関心関心」
碗玖「あっ?言ってくれるじゃねぇか」
木口「はいはい落ち着いて落ち着いて」
スタスタスタスタ(神田が歩いてくる)
神田「すまない、待ったか?」
碗玖「申し訳ないと思うなら走ってくれ」
神田「ごめんって」
剣魔「...死ぬ覚悟は出来てるのか?神田よ」
神田「死ぬ覚悟か...それならもうとっくについてる」
剣魔「..我も同じだ」
木口「上に同じ」
碗玖「上に同じ」
神田「よし..それでは行くぞ..皆の衆!」
スタスタスタスタスタスタ(門へ出て決戦の地へ向かう)
木口「...あれ?こぶし見てなくね?」
剣魔「そうえばそうだったな。何処に行ったのやら」
神田「拳マン君ならとっくに行ってるよ」
碗玖「あのバカ...行くならせめて俺達にも言えや..」
木口「..あいつなりに悲しませたくなかっんじゃないか?」
剣魔「どちらにせよ..松本を止めれるのは彼奴しかおらん...無事を祈ろう」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(殺月と青龍の魔物が馴れ初めの場で待機中)
青龍魔「...本当にここに来るのか?」
殺月「えぇ..あの人なら必ずや来ます」
青龍魔「ならいいが」
スタスタスタスタ(神田達が歩いてくる)
青龍魔「ッッ!..来るぞ」
殺月「ほら〜」
(お互い見合い合う)
神田「...まさか本当にここに来るとは」
青龍魔「それはこっちのセリフだ..神田以外にも何かいるな」
剣魔「青龍の魔物...久々だな...剣の魔物だ」
青龍魔「君は...あの時のか」
剣魔「覚えているのか?」
青龍魔「人間に味方する魔物はかなり珍しいからねぇ。魔物としての誇りを捨て
た同類には、興が乗らない。ここで屠る」
剣魔「同感だな、我も人間の尊さを理解出来ない同類には、興味がない」
青龍魔「人間の尊さか...」
(頭を抱え、唸りをあげる)
青龍魔「ふぅ...笑わせてくれる」
碗玖「笑いたきゃ勝手に笑っとけ口からゲロ吐く嘔吐物が」
青龍魔「君達は...誰だっけ?」
木口「知らなくてもいい」
碗玖「仲間と先生..そして守の仇を打つ」
青龍魔「私に対して憎悪を抱いてるみたいだね...まぁ私の相手ではない」
(青龍の魔物の背後から5000体の竜の魔物が上空に舞う)
碗玖「ッッッッ!?」
木口「多すぎる...こぶしがいなければ..」
神田「大丈夫だ、一昨日や昨日...この為に準備してきたんだろ。拳マン君がい
なくても俺達ならやれる!」
青龍魔「その希望に満ち溢れた顔はやめて欲しいなぁ。殺ろうにも殺りずらい」
殺月「ここは私にお任せあれ..『満月斧』」
(戦闘構えを取る)
青龍魔「殺月よ..私は君に感謝している...このような舞台を作れたのは..
君のおかげだ」
殺月「な、なんですか急に..感謝する必要なんてありません。ただお互い、利用
し合っただけですから」
青龍魔「利用か..私はもう君を利用しないよ」
(青龍の魔物が構える)
神田「うん?ッッッ!待t」
グサァッ!(殺月の心臓を貫通する)
殺月「ッッッ!?..カハッ...どう..して」
青龍魔「言ったはずだ、お互い利用されるだけの関係、捨てる時はいつでも捨て
る...とな」
殺月「うぅ...私は...私は...知ら..ない」
青龍魔「殺月よ..私は君に感謝している...このような舞台を作れたのは..
間違いなく君のおかげだ。だが、縛りを忘れる愚か者とは思わなかった」
殺月「神田様...助けて」
青龍魔「敵に助けを乞うとは...救いようのない屑だな」
(殺月に指を刺す)
神田「おい...おいやめろ」
青龍魔「『水神
神田「やめろォォォ!」
青龍魔「砲』」
ビュゥゥゥ!(殺月の体に撃つ)
神田「あっ..あぁ...あぁぁ..ぁあ」
青龍魔「この斧は『水神砲』でも破壊できないのか...まぁ、奴の体は消滅
させたし良しととするk」
ビュンッ!(弾が飛んでくる)
青龍魔「ッッッ!」
キンッ!(弾く)
神田「それを...離せ」
碗玖「神田?」
?「はい今回はここまでじゃ!..まさかまさかの殺月退場!いや〜、これは展開
が読めんのぉ...これがこぶしの最後の成長のチャンスか..上手くいくと
いいんじゃがな」