拳マン 第48話『まだ安全な所に避難』
?「前回のあんすじ~
前回は、妖精族で恐らく、最後の生き残りのアージャンが、松本に殺され妖精
族は全滅に至る。そこから松本は社達を殺そうとしたが、間一髪の所でこぶし
が乱入、強烈な一撃を松本にぶち込んだ。そして、松本社を打ち破ってぶっ
飛んだ..アージャンの件はもう言うまでないな...あの世で元気にやっ
ている事を祈るわい..んじゃ本編開始」
?「あれからのこぶしと松本」
(険しい森の中)
シュンッ タタタタタ(松本を追う)
拳「...うぅ..かッ..」
(少しだけ狼狽える)
拳「今は疲れを感じたくないなぁ..もうちょい持ってくれ...俺の体」
タタタタタタ シュッ!(弾みたいなのが飛んでくる)
拳「ッッ!」
キンッ(ダブルセイバーで弾く)
拳「ふぅ..そこにいるだろ、松本」
スタスタスタスタスタ(姿を現す)
松本「結構強めに投げたんだけどなぁ。見切られるか」
拳「当たり前じゃハゲ(ちょい危うかったけど)」
松本「どっちかつったらお前の方がハゲてるけどな」
拳「う、うるせぇよ。勢いで言っただけだ」
松本「...俺はもう決断している..」
拳「決断?」
松本「2人の願いを叶えるに当たって、こぶし、お前が一番の邪魔だ。お前も決断
してみせろ」
拳「...俺は出来るだけ穏便に済ませたかった..だが、お前は罪を重ね過ぎた
..アージャンも...他の妖精達も皆死んだ...もう殺したくないと
かの私情はどうだっていい。お前を殺す」
松本「そうか..やっとお互いの示しが付いたな...『れきれき弾』!」
シュパパパ(頭から弾を飛ばす)
拳「来い!武器!」
シューン(上からこぶしボールが降ってくる)
ドンッ ヒューン(れきれき弾と相殺してこぶしボールが吹き飛ぶ)
松本「そ〜えばそんなのあったなぁ!」
拳「ハァァァ..」
(ダブルセイバーを二刀流に分ける)
拳「『クロスクロス
ジャンッジャンッ(クロス斬撃波を2回飛ばす)
拳「セイバーセイバー』!」
(2つのクロス斬撃波が飛んでくる)
松本「ハァ!」
(2つのクロス斬撃波を両手で受け止める)
松本「..痛ッ~..包丁が飛んで来たみたいだ」
拳「まだま..だ....だ」
松本「ハハ、結構削れてるじゃねぇかよ...さっきの1発芸に相当エネルギー
使ったんか?」
拳「何が一発芸だ..」
松本「でもいいさ..ふぅ..俺もあん時、かなり削れたし。何せ、直だったから
な。血吐いたし、意識も飛んでたからなぁ..まだ口の中血の味する...
きめェ」
拳「ご愁傷様だな..ハァ..ハァ...」
松本「..だがこの一撃でおわrッッ!?」
(横腹が痛む)
松本「ァァァ..ヤベェ」
拳「本気で蹴ったからな。内臓1つは潰れててもおかしくないぞ」
松本「あぁ..作戦変更だ」
シュンッ(距離を取る)
拳「はぇ?(まだここまで動けるのか?)」
松本「ここは逃げる..2日は欲しい!」
拳「はっ?嘘やろ」
松本「嘘じゃないよ。お互いに戦う余力が思った程残ってないんだよ」
拳「逃がすわけないだろ..俺はまだいけ..ウグッ!?」
(蹲る)
拳「ハァ..ハァ....ハァ..」
松本「ほら、こぶしもそんなんじゃ、俺どころか魔物すらも倒せるか危ういぐらい
じゃん。だから、2日後に決着を付けよう。大丈夫、2日間は人を殺さない
から.. やりたい事もあるし」
拳「ハァ..ハァ....」
松本「そういう事で..また会おう」
スタスタスタスタスタ(歩き去ろうとする)
拳「(いや..2日なんて嘘に決まっている!ここで逃がしたら元子もない...
なら!)」
(ダブルセイバーを投げる体制に入る)
拳「ふぅ..フンッ!オラァァァ!」
シュンッ(槍投げみたいに投げる)
松本「うん?」
拳「当たれェェェ!」
パシッ(ギリギリの所でキャッチをされる)
松本「危ねェェェ!?」
拳「あぁクソ!マジかよ当たれよ!」
松本「2日間休もうって言うたやん..そんな俺の事殺りたいの?」
ポイッ(ダブルセイバーを投げる)
拳「いや..嘘でしょ、2日間は休むって」
松本「物分かり悪すぎだろ...じゃあ今俺が殺すって言ったら?」
拳「殺すに決まってるだろ」
松本「..その流れでその回答は無いだろ..まぁいいわ。2日後に適当な場所に集合
だ。その場でデカい音を鳴らしなさい..そしたら気付いてそっち行くから」
拳「ダメだ!行くんじゃねぇ!ていうかやりたい事ってなんだよ!」
松本「こぶしには関係ない話だ。というかまずは自分の心配をしろ..今はそこから
だ」
拳「俺を生かすということは、お前が死ぬかもしれないって事だぞ?」
松本「..あっそ、そんな脅しこぶしらしくないな」
スタスタスタスタスタ(去る)
拳「待て!おい!(クソ!立てない..もう体が..限..界)」
(意識を失う)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(声がする)
「ぶし君..こぶし...拳君」
拳「う~ん..ハッ!?」
(素早く起き上がる)
拳「俺とした事が..松本は?」
社「大丈夫だ拳君..松本君は居ない」
拳「そうか...えっ?社さん?皆は?」
社「皆なら爆弾君に任せている...君を探す為にね。それよりも酷過ぎる怪我だ
..取り敢えず、これを飲みなさい」
(ペットボトルを渡す)
拳「これは?..俺があげた水?」
社「1本は皆で全部飲み切っててね、もう1本はまだ半分以上余っている。それにこれ
は元々拳君のものだ。全部飲みなさい」
拳「ふぇ~1本で全員治るんや」
社「でも..変装君は..死んでしまった」
拳「ふぇ?なんで?」
社「アージャン君と同じ..発見した時には既に息絶えてたからね」
拳「...そうか」
グビグビゴクゴク(勢い良く飲む)
社「..(余程喉が渇いていたんだね)」
拳「プハァ!..そうえば4ヶ月ぐらい水飲んでなかったわ」
社「へっ?(4ヶ月?)」
(傷がどんどん治っていく)
拳「おぉ、やっぱこんな治るんや~」
社「拳君は初めて飲んだんかい?」
拳「初めてだね」
社「..まぁそりゃぁ驚くか」
(静まり返る)
拳「..とりま爆弾の所行くか」
社「...そうだね」
スタスタスタスタスタ(歩く)
拳「なんか..あの水飲んだらエグイぐらい体の調子良いんですけど」
社「通常時が凄すぎてあんまり比較出来ないと思うけど..本当?」
拳「本当本当..じゃあ試しに」
(社を抱える)
社「えっ?何何何」
拳「しっかり掴まってくださいね~」
社「君の体で何処を掴めばいいの!?」
拳「...棒人間をバカに」
ヒュンッ!(凄まじい速さで滑走する)
拳「すんなやァァァ!」
社「ウワァァァ!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
シュンッ(爆弾の魔物の所に着く)
拳「はい到着」
爆魔「ウワッ!?誰だ!?ってお前らかよ..」
社「ハァ..ハァ...ヤバかった」
拳「そんな一瞬でしたやんw(あの頃を思い出すな...)」
社「まったく..こっちの身にもなってくれよ...それで爆弾君?皆の調子は?」
爆魔「あぁ?飲ませてから..まぁまぁ経つけど」
(魘されいる)
エシ「...ごめんなさい...ごめんなさい..私なんかでごめんなさい」
エンシャ「俺が全部悪い..だから行かないでくれ!」
拳「..こいつら何の夢見てんだろ」
爆魔「摩ってもこのままだ」
拳「いや、それだと起きんよ..これぐらいしたら起きるんじゃないッ」
ペチペチペチペチペチ(エシスとエンシャントを往復ビンタする)
エシ/エンシャ「ブフッ!?」
(起き上がる)
エシ「ちょっと!もうちょいマシな起こし方があったでしょ!」
エンシャ「俺の頬繊細なんだぞ...」
拳「はいはいすんません(言い返しためんどいからな
ぁ。このメンヘラ共)」
社「爆弾君、エンジェ君は?」
爆魔「あっ?エンジェちゃんなら」
(背中に包まっている)
エン「落ち着く~、ムニャムニャ」
拳「それ寝言かよ」
エシ「あぁエンジェ...いつから私以外の者と..」
エンシャ「出ちゃってるぞ。シスコンが」
エシ「はぁ?エンシャントには言われたかないんですけどね~?未だにお姉ちゃん
に甘えぱなしの可愛い可愛い弟さ~ん?」
エンシャ「バッ!?お、お前に甘える訳ないだろ!」
エシ「え~?毎晩トイレ行くの怖いから連れてって行っているじゃないの~?w」
拳「あ、そうなん?」
社「えぇ意外~これぞギャップ萌えってヤツか」
爆魔「それな」
エンシャ「はっ?それは言っちゃダメなヤツだろ!」
エシ「シスコンって言ってきたんだから仕方なくない?」
エンシャ「言って良い事と悪い事があんだろ!」
エシ「シスコンも傷付いた~」
エンシャ「クッッソォォォ!..斬り殺すぞ!」
拳「はいはい餅つけ餅つけ」
エシ/エンシャ「貴方は話に入ってこないで!」
(お前) (くんな)
拳「はぁ..社さん」
社「うん?」
(耳元でなんか言っている)
社「あぁ..えっ!?今から?」
拳「うん、今から。その方がこいつらも、今いる場よりは安全っちゃ安全だから」
社「果たして皆は納得するかなぁ..分かった..一応説得させてみるよ」
拳「あいざいます」
社「おっほん..諸君?」
エシ「あんたねぇ!..はい、なんでしょう?」
拳「切り替え早..」
社「今から神田王国へ向おうと思うが...いいかね?」
エンシャ「はぁ?神田王国だぁ?..旦那の案を否定するわけじゃねぇけど、旦那
以外と馴れ合うなんて無理だ」
社「エンシャント君..こればっかりは生きる為なんだ」
エンシャ「..旦那がそこまで言うなら...考えてやる」
拳「あ、言っとくけど決めるの今ね?」
エンシャ「はっ?」
社「私もかなり驚いたんだけどね...ここまで私達は追い込まれているんだよ..
すまない」
エシ「社さんは謝らなくても..私は全然いいですしエンシャントもどうせオッケー
しますから」
エンシャ「言い方ァ..まぁ...旦那の頼み事だ..従ってやる」
社「うん、ありがとう..拳君道標は出来るかな?」
拳「あたぼうよ..とりまここから出て、そのまま直進しま~す」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スタスタスタスタスタ(歩き始める)
エンシャ「ほんとにこの道であってんのかよ」
拳「まぁまぁ、信じなさい」
エンシャ「..違かったらただじゃおかないぞ」
~15分後~
スタスタスタスタスタ(歩き続ける)
エンシャ「...ッッッッッ!おい!遅くないか!」
拳「..ど忘れした」
爆魔「エンジェちゃんが起きる前から着きたいんだ..しっかりしろよ」
社「はぁ..もういいよ..神田王国の道のり知っているし」
拳「えっ?社さん知らなかったんじゃなかったの?」
社「私は道標が面倒だったのでね..拳君が出来るなら私の出番は要らなかったんだ
けど...」
拳「うぅ..悪かったね!ごめんね!代わりの道標お願いしますね!はい!」
社「良く言えました」
拳「俺子供じゃないんだけどねぇ」
~10分後~
スタスタスタスタスタ(神田王国が見えてくる)
社「はい..お、見えてきたぞ」
エシ「流石社さん!どっかの棒人間とは訳が違いますわ~」
拳「はいはいすみませんね~..俺の記憶力が悪くて」
社「も~、拳君落ち込まないの」
拳「落ち込んでなくね?」
エンシャ「..おい拳マン。この国の住民は皆優しいんだろうな?」
拳「ふぇ?あ〜まぁ、優しい連中もいると思うけど、色々面倒なヤツもいるぞ」
エンシャ「面倒なヤツか..所詮イキリ野郎だろ」
エシ「コラコラエンシャント...少しでもこの国との付き合いはあるの...第一
印象ぐらいはしっかりとしなさいよ〜」
(頬をツンツンする)
エンシャ「ッッッ!分かった!分かったから頬触んな!」
スタスタスタスタスタ(着く)
社「ここが神田王国..ここまで近くでは見たのは...初めてだ」
エンシャ「すげぇ..デケェ」
拳「神田王国久しぶりな気がするわ~..全然時間経ってないけど」
爆魔「うん?」
(何かを感じ取る)
拳「どした?」
爆魔「なんか爆と同じ気配を..感じる」
拳「あぁ剣ね」
爆魔「剣?まさか、剣の魔物か?」
拳「おぉ凄いやん、ようわかったな」
爆魔「剣とは1度や2度ぐらいしか話した事しか無かったが、他の者とは違った思想を
していた。人間寄りの思想をしている魔物だったな」
拳「へぇ~、そうなんや(そうえばアイツ魔物だったわ)」
爆魔「思想が人間に寄ってただけだ。本質は爆と同じ残虐なんだ」
拳「ふ〜ん、実際に会ってみれば、考えが変わるかもよ?」
爆魔「意味合いは?」
拳「会ってからのお楽しみ」
社「それより、拳君..どうやって入国すればいいんだ?あちらから来るまで待った
方がいいのかな?」
拳「入国?あぁ、入国ね...適当に入ればいいんじゃね?」
社「そんな事したら、不法侵入でとやかく言われるかもしれないよ?」
拳「どうせ待つより、ズカズカ進んだ方が待つより早いからね。神田さんが多分気付
くし、他連中とかも気付くやろ」
社「あまり信用出来ないが...ここでずっと気づかれるまで待っているのも、色々
と癪だね。分かった、そうしよう..けど万が一神田神壱に何買われたら、拳君
がすぐに対応してね」
拳「あいあい..じゃあ行くぞ~」
(エシス達が居ない)
拳「あれ?あいつ等は?」
社「もう行っているよ」
拳「えっ?どうやって?」
社「拳君が話してる間に爆弾君が壁を爆破させてたよ」
拳「ふぇ?」
(破損している)
社「..では私も」
タッタッタッタッ(走る)
拳「...ふぇ?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スタスタスタスタスタ(歩く)
エンシャ「んだよ..ここは...誰も居ねぇじゃねぇか..気味悪りぃ」
爆魔「人間の気配はする。小屋とかに立て籠もっているんだろ」
エシ「それにしては..凄い重い空気っぽい気がする」
エン「それは違うクリ!」(寝言)
爆魔「..エンジェちゃんもしかして欲求不m?」
エシ「んなわけないでしょう!?エンジェはまだ幼いんだから!」
爆魔「あぁ..なんかゴメン」
(背後から人影が現れる)
エンシャ「ッッ!」
シュッ(剣をエンシャントの首元に到達する)
エンシャ「なッ!?」
剣魔「お主ら、外壁を破壊するなんて..何がしたい」
爆魔「本当に居たのか..久しいな..剣」
剣魔「お主は..爆弾か?何故に人間といる?」
爆魔「それは剣もだろ。こんな所に居て何をしているんだ」
剣魔「まぁ..あれこれ寄り道をした結果だ」
?「はい今回はここまで~..いや~、なんか色々と進んでいるような?進んでいな
いような?...まぁ多分進んでいると思う..うん思う」




