拳マン 第42話『始まりの過去』
?「前回のあんすじ~
前回、殺月と青龍の魔物の魔物が縛りを結んで結託...結託なのかな?まぁ
結託って事にしておこう...その後に始まりの魔物の事を聞き出した殺月。
青龍の魔物は始まりの魔物の全貌を知っているようだ..そして今、語られる
過去を決して見逃すな!ってな感じじゃ。最近いい加減なナレーションで怒ら
れるんじゃよ~..まぁ無駄話はここまでじゃ...んじゃ回想開始」
青龍魔「事の始まりは100年手前...そいつは私の最後の希望だった」
◇◇◇◇
スタスタスタスタスタスタ
青龍魔「...」
青龍魔「魔物に成り始め、早30年が立ち始めた頃だろう。私は至る所で彷徨ってい
た」
スタスタスタスタスタスタ
青龍魔「..あぁ...うぅ」
青龍魔「当時は『青龍の魔物』の名も無く、他の低級魔物と同じ道を辿っていた。
何も生きる気力も無しに...ただ辺りを転々と」
青龍魔「あぁ...ぁぁ」
始まり魔「やぁ、魔物君...いや..元人間君」
青龍魔「奴と出逢うまでは」
青龍魔「..れだ...だれだ」
始まり魔「おぉ、話せるまでの知能...やはり君か..私の粒子と融合した、
人間は」
青龍魔「...貴様..ァァァァァァ!」
始まり魔「無駄に声がデカい所も..人間らしいな」
青龍魔「貴様...ァァァァァ!」
青龍魔「その時はあまり自我を保てなかったが..記憶には深く刻まれていた」
タッタッタッタッタッタッタッタッ
青龍魔「ウラァァァ!」
パシッ(何者かに捕まれる)
青龍魔「ッッッッッッ!?」
始まり魔「驚いたかい?同族だよ..私はね、魔物を生誕させる能力を持っていて
..君を捕まえている魔物は私の力作で能無しだが、代わりに身体能力
が高い魔物でね」
青龍魔「ウラァァァ!アアアア!」
始まり魔「はぁ落ち着きなさい...君とは少し話がしたかったんだ」
青龍魔「コロス!絶対コロス!」
始まり魔「魔物細病..分かるかな?」
青龍魔「こr....」
青龍魔「その文言を聞いた瞬間..突然と冷静を獲得した」
青龍魔「魔物細病..」
始まり魔「分かってくれて良かった~..もう大丈夫だね」
(離される)
青龍魔「とと..はぁ?」
始まり魔「君、名前は?」
青龍魔「アオ...シス..」
始まり魔「なるほど..今日から君は竜族の親玉『青龍の魔物』だ」
青龍魔「この時初めて..青龍の魔物が生誕した」
青龍魔「..何を言っているんだ?」
始まり魔「まだ察しはつかないか..君は竜族だ」
青龍魔「竜族?」
始まり魔「あぁ、竜族だ..竜族は私の理想でね、魔物の中での最高種族さ」
青龍魔「さっきから何を...まさか」
始まり魔「気づき始めたか。自我を持ち始めたらここまでの知能になるのか。流石
は元人間」
青龍魔「お前はなんなんだ..お前は!なんなんだ!」
始まり魔「魔物を生誕させる能力...『始まりの魔物』さ」
青龍魔「始まり..だと」
青龍魔「憎しみと怒りと背筋が凍るような..ピリッとした感覚が私を襲った」
始まり魔「驚くのも無理はないよ..君がこうなったのも私の責任だ」
青龍魔「貴様...貴様かァァァァァァ!」
タタタタタタタタタ(先程より速い速度で近づく)
始まり魔「(先刻よりも速い動き!)..いけッ!」
ガキンッ(先程の魔物が相殺する)
青龍魔「ウラァァァ!」
ドシャァ バタンッ(首を吹っ飛ばす)
始まり魔「なにッ!?」
タタタタタタタタタ(始まりの魔物に近づく)
青龍魔「ウラァァァ!」
始まり魔「やd」
グサァァァァ!
青龍魔「始まりの魔物の胴を貫いた...戦いは一瞬だった」
始まり魔「...力作があんなにも..あっさりt」
バタッ(倒れる)
青龍魔「ハァ...ハァ..」
(トドメを指すべく跨る)
青龍魔「ハァ..ハァ..」
始まり魔「いやぁ、想定外だったよ...けど」
サワァ(腹部を触る)
青龍魔「はっ?」
始まり魔「これは想定内」
(すかさず距離を取る)
青龍魔「今..何をした!」
始まり魔「何って..継承したんだ」
青龍魔「継承?貴様の能力を私に叩き込んだのか!」
始まり魔「まぁ、いきなりだったからね。理解し難いのは分かる。ふぅ..どのみ
ち、そう私も長くない..ここは話し合いでいいかい?」
青龍魔「貴様などに話す事は無い!」
始まり魔「君とではなく..君のこれからさ」
青龍魔「..これから?」
始まり魔「私が君にやった継承は、部分的な継承さ。あとは君自身の拡張さ、青龍
の魔物」
青龍の魔物「はぁ?」
始まり魔「この話は私しか分からない...だがここで理解してもらいたい。私が
やった事は、竜族の可能性を広げたまでさ」
青龍魔「可能性?...竜族?」
始まり魔「君の実力はまだまだ未熟なだけであり、時期にこの世界を支配する。た
だし、君一人では不可能だ..その為の継承さ。私の継承の意義は自分
で考えてくれたまえ」
青龍魔「この時は何を話しているかが理解出来なかった...この時は」
シュゥゥゥ(体が消えてくる)
始まり魔「うッ..もうそろそろだね...私はこれから消滅する」
青龍魔「消滅?」
始まり魔「消滅と言っても、私の体が消滅するだけであって..私は粒子は...
まだ終わらない」
青龍魔「待て!貴様にはまだ魔物細病の詳細を」
始まり魔「あぁ、それね...この際だから言うね..もう手遅れ」
青龍魔「手遅れ!?」
始まり魔「じゃあね」
青龍魔「えっちょっ消えるな!消えるな!消えるなァァァァァァ!」
(消滅し粒子が飛び散る)
青龍魔「あぁ..」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
青龍魔「始まりの魔物は何をしたかったのか、分からず仕舞いだった...それか
ら1年後..始まりの魔物の継承の意義に気づく」
スタスタスタスタスタスタ
青龍魔「...既に廃村か」
青龍魔「まだ人間だった頃の村に久方ぶりに行ってみた時だ」
スタスタスタスタスタスタ コツッ(何か硬い物に当たる)
青龍魔「骨?人骨か...確か一つの墓に当時の村人の遺骨が一斉に入っていると
言う噂を聞いたな...この骨は墓に入れる時に放念した物か?..見る
からに苔むした人骨だ..要らぬ」
ポイッ(捨てる)
青龍魔「私は孤独な日々を過ごしてしまうのか」
コツコツッ コツ(音を立て始める)
青龍魔「うん?」
コツッコツッ(音を立て続ける)
青龍魔「...驚いた」
青龍魔「投げ捨てた人骨が..音を立てた..そして」
コツッコツッコツコツコツ(遠くから骨が音を立て歩きに来る)
青龍魔「..ハハ...マジか」
コツコツ カチッカチッカチカチカチ(骨が組み立てられる)
青龍魔人骨「が..人型になっていく」
青龍魔「何が..出来るんだ?」
コツコツコツコツコツコツ!(人型になる)
青龍魔「スケルトン?何が起きる?」
(肉が生成される)
青龍魔「ッッッッッ!?」
?「...ボス..今日もお日柄も良く気持ちが良いですね」
青龍魔「ぼ、ボス?」
青龍魔「最初は困惑したが..それと同時に継承の意義を完全に理解した」
?「はい竜の魔物です」
青龍魔「竜の魔物?」
竜魔「ボス〜、僕を忘れないでくださいよ~」
青龍魔「えっ..ぁあ、そうだな、すまない?(私の存在を当然のように扱ってい
る?)竜の魔物よ..君は竜族であるな?」
竜魔「無論っすよ」
青龍魔「ここの村の墓に人骨はあるか?」
竜魔「いや~、どうなんすかね~。多分あると思いますけど...もしかしてボス
墓荒らしですか?」
青龍魔「そういう認識でいなさい」
タッタッタッタッタッ ホリホリホリホリ(墓を掘り続ける)
青龍魔「(始まりの魔物よ..言葉足らずが過ぎるぞ!)」
(骨が埋まっている所を見つける)
青龍魔「きたきた」
竜魔「本当に墓荒らしてる。でも、そんな大胆な事を当たり前のようにやるなんて
尊敬っす!」
青龍魔「取り敢えず1個の人骨でいい..まだ試したいのでね」
ギュッ(骨を握る)
青龍魔「...(これであとは)」
ヒョイッ...コツコツコツコツコツコツコツコツ(音を立て始める)
青龍魔「きたきたきた!」
竜魔「これは...なんでしょう?」
青龍魔「(言葉を借りるか)竜族の可能性とでも言っておこう」
竜魔「可能性..ですか」
青龍魔「あぁ、それと...手下よ」
竜魔「はい、なんでしょう?」
青龍魔「(手下で合ってるのか..)墓の人骨を私の元へ持って来るのだ..急ぎ
で頼む」
始まり魔「私が君にやった継承は、部分的な継承さ。
竜魔「はい!お任せ!」
ホリホリホリホリホリホリ(人骨を集め中)
青龍魔「そのあと骨を握っては投げての繰り返しのは単純作業だった。繫殖する手
間は一切掛らないが..面倒な作業だった...だがその時の私は経験を
積みまくった。私は単純作業に向いてるのもそうだが、何より、始まりの
魔物の目的..奴の継承..基、私の能力は..竜族の繁栄...生み出
す能力だ」
竜魔「いや~、どうなんすかね~。多分あると思いますけど...もしかしてボス
~2時間後~
(1万体の竜の魔物を創り上げる)
竜魔「同志よ!久しいな!」
竜魔2「いやぁ..なんか気分がいいなぁ!」
青龍魔「...手下共よ」
竜魔「はいボス...なんでしょうか?」
青龍魔「私は...一人じゃなかったのか?」
竜魔「何をおっしゃいますか..最初から僕らが支えてましたよ」
青龍魔「...そうか」
青龍魔「恐らく..手下共は...始まりの魔物の記憶の片隅の「理想」として存
在していたのだと思う...私はこの関係を羨んでいたのかもしれない。
皆で力を合わせる関係を..」
青龍魔「...」
青龍魔「だが..妙な違和感を感じていた..手下を1人1人生み出す瞬間に...
能力の限度..生み出す能力には上限があった..1万体の手下を生み
出した途端....もう能力を使えないのだと悟った」
青龍魔「...(だが十分に...数はいる)..手下共よ」
竜魔「はいなんでしょうか?」
青龍魔「..この世界を...支配するぞ」
竜魔「..勿論..仰せのままに」
青龍魔「こうして..私は竜族を築き上げた」
◇◇◇◇
青龍魔「話してほしかった事はこれだけだな?」
殺月「...素晴らしい..感動です!」
青龍魔「そんなに言ってもらえるなんて...少々気色悪い」
殺月「そんな事言わないでくださいよ~」
青龍魔「殺月よ..この後の予定はあるのか?」
殺月「なっなんですか!いきなり..空いてますけど..」
青龍魔「そうか..わかった」
殺月「...それだけですか?」
青龍魔「受け答えが悪かったか?」
殺月「いっいや..そんな事はありませんけど...」
青龍魔「ならいい..私は更なる計画を進める...好きにするがいい」
殺月「...はい」
?「ちょっと空いちゃったからこぶし視点どん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(松本の事は既に話済み)
社「いや~拳君!君には毎回驚かされてばっかりだよぉ」
拳「はいはい..3人が食い終わった後に社さんが「私の分も作ってよ~」ってせが
まれた時は..面倒だな~って思ったけど」
社「ごめんね...拳君の料理が美味しすぎて」
拳「まぁ..一旦神田王国に帰るからな」
社「帰るのか..それで松本君の話もなんとなくまとまったよ...私も出来るだけ
最善を尽くすよ」
拳「ありがとう...また今度会いに行くよ..じゃあな」
社「あぁ..いつでも待っているよ」
スタスタスタスタスタスタ(立ち去る)
拳「...松本は今何してるんだろうな..」
スタスタスタスタスタスタ(外に出る)
拳「確か...神田王国はあっちだったな..行くか」
シュンッ(神田王国に向かって走る)
?「はい今回はここまでじゃ..始まりの魔物の伏線がようやく回収されたのぉ。
まだ回収出来てないのとかあったかな~?...まぁそこは追々..これから
の回は1つ1つが重要になっていくかもしれないな。今回こそ頼むぞ~、こぶ
し...あ、今のはこっちの話じゃ」




