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拳マン  作者: まん、がか
松本編
40/63

拳マン 第38話『ちょいと前の出来事:兄妹可愛すぎ』

?「前回のあんすじ~

  松本が地面に落下した後の話をしたんじゃが..今回もこれの続きじゃ...

  新しい登場人物が登場したが..それはなんなのかは前回の回を見直しな..

  んじゃ本編開始じゃ..回想じゃがな」








~15分後~


ガシャンッガシャンッ!(建物の骨組み部分を組み立てている)


松本「こぶしと造った時は...こんなもんだったよな?...まぁこんなもんか

   ..じゃあ後はこの藁を被せるだけだな」


(宙に浮き藁を被せる)


松本「出来た!」

グガ「あの..この建物はなんですか?」

松本「これ知らん?..これはね藁小屋だよ...竪穴住居みたいな」

ナー「タテアナ?」

松本「あ~...馬小屋みたいなもんだよ(違うと思うけど)..とりま中入って

   みや」



グガ「はい..ナーコ来て」

ナー「は~い」


スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(中に入る)


グガ「おっおぉ...暗い」

松本「そんな時には!」


スッ(ポケットから取り出す)


松本「ろうそく~」

グガ「ろうそくですか...あぁそうか..ろうそくか」

松本「なんかガッカリしてね?」

グガ「いや..今まで見たのが規格外だったから..ちょっと残念感がスゴイって

   言うか」


松本「文句言うな~..俺だってライトとか電球とか用意したかったけど..生成

   出来なかったんだよ~...(普通になんで?)」




ナー「でも電球よりこっちの方が落ち着く~アタシは好きだよ~ありがと~」

グガ「僕も同感です...こっちの方が馴染みがあるので...ありがとう」

松本「えっ?あぁうんどういたしまし(あっなんか好評だったわ...ろうそくの

   方が馴染みあるって..なんかありそうだな...色々聞いてみるのもアリ

   かもしれないな)...とりまどうする?メシにする?」



グガ「ご飯ですか..材料はありますか?」

松本「材料は俺のポケットにある」

グガ「はい?ポケット?」


ガサゴソ(中から漁る)


松本「実は俺も治実をポッケに入れた時からちょっと気付いたんだけどさぁ..こ

   のポケットの中は時間停止って言うか...まぁムズイ話だけど..空間が

   停止しているから..物の老化とかが無いんだよ~...それに俺のポケッ

   ト結構入るんだよねぇ..流石に無限じゃないけど..おぉあったあった」



(卵を取り出す)



松本「はい非常食で取っておいた卵~」

グガ「卵?」

松本「いやさぁ..これでちょっと卵料理作ろうかなって」

グガ「卵は1個だけなの?」

松本「あぁこれは単に見せたかっただけ..非常食の割にはかなりあるから...

   とりま藁の家入る?」



ナー「入りた~い」

グガ「そうですね...ここに居てm」


ドックション!(如何にも寒そうなくしゃみ)


グガ「うぅ...寒いだけですから..チャッチャッと入りましょう」

松本「おけ」


スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(速足で家に入る)


ナー「わぁーい!ここがアタシ達の家だァァァ!」


タッタッタッタッタッタッタッ(走り回る)


グガ「ちょっナーコ!行儀悪いぞ!」

ナー「じゃあお兄ちゃん捕まえてよ~w」

グガ「...ナーコの走ってるの見ると」


タッタッタッタッタッタッタッ(グガも走り回る)


グガ「待てぇ~」

ナー「イェェイ!おにごっこだァァ!」

松本「...(やっぱ兄妹だな..いくらでも見たい...でも)..お~い今そ

   の辺にしときな~..メシの準備しようぜ~」



ナー「は~い」

グガ「はい」

松本「よし.じゃあ卵を..クッションみたいな羽毛を用意して」

(クッションを置く)

松本「いやぁ..クッションなんであるんだ?まぁいいや」


(卵を放出する)


ナー「お~鶏みたい!」

グガ「ナーコ..鶏でもこんなには出せないぞ」

松本「よし...まぁざっと25やな..っでコンロとか...あっ」

グガ「そういえば調理器具などは無かったですね..代わりのはある?」

松本「まじかぁ..れっきースーツで何とか出来ないかな?..流石にね?」


(口から色々と出現する)


松本「おいおい何でもありやんけ」

グガ「フライパンに包丁にコンロ...これさえあれば出来ますよ!っというか何故

   口に?ずっと口空いてますけど..口赤いね」



松本「いやそういうデザイン!口が赤いのは舌とかだから!多分!」

グガ「あぁはいすみません」

松本「(やっぱこのデザインキモイよな..今度社さんに逢った時に文句言ってデ

   ザイン変えさせよ)...まぁこんな話はいいから早くメシを....」



グガ「んん?どうしました?」

松本「俺..料理出来ないんだった」

グガ「あぁ~...わかりました..なら僕とナーコがやりますよ」

松本「えっ出来るの?グガ君と?ナーコちゃんが?」



ナー「バカにしないでよ!アタシ達2人で2週間も過ごした事もあるんだから!」

松本「2人で2週間?..親は?」

グガ「母さんと父さんは2週間出張で仕事してて..それで結局2人で暮らす事にな

   って」


松本「ふぇ~..そうなんや...じゃあ料理はお願いしていい?」

ナー「うん!」

グガ「松本さんは何をするんだ?」

松本「特効薬の材料集め...直ぐに集めて来る..どう?調子は?」

グガ「そうですね..体感は大丈夫ですけど」


(服を捲る)


グガ「今分かったのですかが..どんどん浸食していってます..ナーコも」

松本「ナーコちゃんもか..浸食具合的に..おおよそ5分の2か...マジで時間

   無いじゃん...んじゃもう行くわ」



グガ「はい..わかった...」

ナー「松本頑張うぇ~」

松本「(あぁ~シキちゃん思い出す)...行ってくるよ」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


~7分後~


(森)


松本「オラッ!」

ドッシャ!(魔物の胴体を貫いている)

魔物「ウゴッ!?」

松本「あっ倒れないでねぇ」


グサッ(注射器を刺す)


魔物「アガァァァァァ!?」

松本「えっそんな痛い?」

(血を採取)

松本「ふぅ..まぁ最初はこんなもんだろ...なんで注射器創れるんだろ..て

   いうか注射器創れるなら電球も創れや」


(魔物の体に粒子が溢れる)


松本「うん?んだこれ..あっもしかして」

(カプセルに回収する)

松本「これか?魔物エキス..鑑定機能..流石n」


(目から表示する)


松本「もう後付けレベルやん..結果は?」


≪魔物エキス...『始まりの粒子』の成れの果て≫


松本「おっ魔物エキスや~ん...この調子だったら素材集めに1時間も掛からなさ

   そうだな..うん?始まりの粒子?ナニソレ」


≪始まりの粒子...詳細不明≫


松本「詳細不明だ..と?何でも分かるんじゃないんのかよ!(でも今はグガとナ

   ーコの特効薬を創るしかないから...今は無視するか)」


シュンッ


松本「魔物~魔物エキス~」

魔物「うぅぅ...」

松本「おっ居た」


グサッ(注射器を刺す)


魔物「ウジャッズ!?」

松本「俺の刺し方が悪いのかなぁ」


シャキン(頸を斬る)


松本「手刀で斬れるのか..こぶしは毎回こうやってたのか」

(粒子が飛び散る)

松本「あっやべやべ」

(回収)

松本「ふぅ..これだったら一瞬で終わりそう」



?「案の定素材回収に30分も掛からなかった」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


スタスタスタスタスタスタスタスタスタ


松本「ふへぇ~すんなりだったな..まだ日も落ちてないけど...まぁメシは出

  来てるよね!グガ君とナーコちゃんの料理楽しみ~..でもあの子達まだ10歳

  とか7歳だよな?..上手く料理出来ているのやら」


(到着)


松本「ただい枕詞~」


(優雅に寛いでいる)


グガ「イヤッフゥゥ!」

ナー「イヤッホォォォ!」

松本「............グガ君?」



グガ「イッヤッh..松本さん?....////」

ナー「えぇ~帰るの早すぎるよぉ」

松本「...(料理すらしてなかった)..うん?グガ君どうした?」

グガ「いや..なんでも..ありません」

松本「あっさっきの?別に暴れたくなるのは人間の性だから仕方ないよ..俺だっ

   て時折発狂してる時あるし(?)..だから泣くのだけはやめようね?」




グガ「...泣いて..ませんよ」

松本「そうだね涙目だったわ..料理は...結局しないのかい?」

グガ「これから取り組みます」



松本「じゃあ俺も手伝うy」

グガ「いいです!僕達がやります!..ねっ?ナーコ?」

ナー「うん~?アタシもうちょっと休みた~い」

グガ「松本さんが居るんだから怠けちゃダメ!いい?」

ナー「..プクゥゥ!しょうがないなぁ」



松本「いやグガ君もさっき休んでたじゃn」

グガ「松本さん!待っててくださいね!」

松本「..(もういいや..意地になってるし)はい」



グガ「卵だけですか?」

松本「卵しかないかも..あっ魔物の肉ならあr」

グガ「冗談でもそれだけはやめてください..最悪死ぬよ?」

松本「ゴメンて..(なんとなくヤバいって思ったから持ってこなかったけど..

   そんなにヤバかったんか...あの肉は気を付けよう)...でも本当に卵

   しかないよ」



グガ「ならわかりました..卵はこんなにあるんで..卵三昧といきましょう!」

ナー「わぁ~い」

グガ「じゃあまずは..ナーコ卵茹でて」

ナー「はぁ~い」


(テキパキと動く)


グガ「ナーコ..茹でてる間に目玉焼き作ってくれ」

ナー「はぁ~い」


トントントントントントン! ジュゥゥゥゥ(焼き)


松本「..(2人共頑張ってるなぁ...茹でる水ってあったっけ?)..まぁ野

   暮か」


ナー「どうしたの~?」

松本「うぅんなんでもないよ...それより茹で卵の方はもういいんじゃない?」

ナー「あっそうかもね!ありがと!」



松本「おっおう..(かわぇぇ)」

グガ「.....」

松本「うん?グガ君どうした?」

グガ「その..君呼びはやめてほしいなって...やっぱり呼び捨ての方が馴染み

   やすいって言うか..」


松本「あっゴメン...君呼び嫌だったよね?」



(もじもじ)


グガ「イヤじゃないけど!..そっちの方が良ぃ..かも」

松本「(あれ?この子こんなキャラだっけ?...ショタの火力エグすぎ)」

ナー「お兄ちゃんだけズルい!じゃあアタシもナーコって呼んで!松本!」

松本「おっおう...ナーコ(あれ?なんか俺好かれてね?気のせいか)」


(焦げる匂い)


松本「なんか...焦げ臭くね?」

グガ「まさか」





ジュュュュュュ(目玉焼きが焦げる)


グガ「ァァァァァァ!?やっちゃったァァァァァァ!?」

ナー「早くお皿に移して!」

松本「あぁ~あぁ...お皿お皿~っと..ほい」


(移す)


グガ「うぅ..松本さん...普段はこんなミスはしませんからね!」

松本「グガがミスした訳じゃないから(あぁこういう時どうしよ..あぁもうあれ

   しかない!)いただきます!」


シュゥゥゥ(焦げた目玉焼きを食べる)


グガ「(えっ消えてる)松本さん?」

松本「うん!半熟じゃん!焦げてる所もカリカリでうまいで!いやほんとに!」

グガ「松本さん...お世辞はやめt」



松本「マズイ訳ないやろ!..愛情で100倍はうまく感じるわ!」

ナー「それ元々がマズイんじゃ...」

松本「いやッ!?そそそそそーめnそんな事ないし!めちゃうまだし?...でも

   水ある?」


グガ「ほらやっぱり」


(コップみたいな容器を置く)


グガ「松本さんが行ってる間に水汲んできましたよ...ここら辺の川は奇跡的に

   清潔で菌などが一切無い真水でしたので...このままで」


松本「おぉありがとう!流石グガやな..よッ!博識!」

グガ「いえいえ..当然の事をしたまでです」

ナー「ちょっと!見つけたのはアタシだし!」



グガ「ちょっそれは言わない約束でしょ!」

ナー「お兄ちゃんだけ褒められるのズルい!アタシも褒めて!」

松本「ナーコが見つけたの?へぇ~...凄くね?」




?「その後卵料理を思う存分楽しんだ松本達なのであった」


(寝転がる)


ナー「ふぅ~..茹で卵美味しかった~」

松本「グガの出汁巻き玉子も最高だったなぁ..」

グガ「本来なら目玉焼きも美味しかったのに」

松本「もういいじゃん..失敗はするよ人間だもの...あっ特効薬」



グガ「あっそうえば言ってましたね..素材はどんな感じ?」

松本「えぇ~と..魔物エキスを15個...おけおけ...治実は既に20個はある

   からいいとして...魔物の血も10個あるね...よし後は創るだけだな」



ナー「それで治るの?」

松本「多分だけどな...けどこのスーツが提供してるから..嘘ではないぞ」

ナー「ヤッタ~」


(跳ねる)



グガ「正直今かなり浸透しています...体の半分は緑色です」

ナー「あ~アタシもだぁ」

松本「マジか..じゃあ早く創ろ」



グガ「でもどうやったら創れるの?」

松本「そこだよなぁ..口に入れればイケる?」



シュゥゥゥ(素材が吸い込まれる)



グガ「えっ?」

松本「やっぱこういう仕組みか」

シュゥゥゥゥゥゥゥ(他の素材も吸い取る)

松本「よし!これで後は」


(目から制作時間が飛び出る(?))


松本「おっ?1日はいるのか」

グガ「でも存在しない薬をたった1日で作るのですよ?凄いとしか言いようがな

   い..」


松本「まぁそういう捉え方の方が自然か」

ナー「明日には治ってるの~?」

松本「...かもね」



ナー「ヤッタ~」

グガ「なんかあっさりですね..後遺症とか大丈夫?」

松本「後遺症とか防げるかはわからんけど..特効薬だからある程度は治るで

   しょ...まぁ安らかな気持ちで待っててくれ」


ナー「うん!」

松本「...(でも仮に治って..これからこの子達の処遇はどうなるんだ?

   ほんとに...親は殺されて..誰が引き取ってくれるんだ?....

   悩んでも仕方のない事だけど..それにこぶし達の事もそうだし..あ

   んまり長居してもなぁ..とりま特効薬完成するまで待つしかないけど

   ...)あぁ~もう!腹立つわぁ~!」



ナー「えっごめん」

松本「あぁ声に出ちゃっただけだよ..気にしないで...あぁ~今日も散々

   な日だったわぁ~..地面に落ちたり逃げたりと..まぁ色々と疲れた

   ..眠い」




グガ「今日はもう寝ましょう」

ナー「じゃあ今日もくっついて寝よ!お兄ちゃん!」

グガ「まったく..ナーコは好きだなぁ」


(抱き合う)


松本「(はっ?)...」

グガ「どうしました?松本さん」

松本「いっいやな..ちょっとだけ脳が飛んでた」



グガ「こうした方が暖が取れやすいよ?」

ナー「そぉそぉ..暖かいもん!...ねぇもっと足絡めよぉ?」

グガ「も~しょうがないな」


(更に絡め合う)


松本「...(あれ?..これ見てもええやつ?...ジュルゥ..あっやべ

   涎出てきた...あぁ~我慢出来たかった人生でした)」


(二人を抱く)


二人「ッッッッッッッッッッッ!?」

松本「うぇ~い♪割り込み抱き~...あれ?どうした?めっちゃ固まってる

   けど」


グガ「あっその///」

ナー「えっ..えっ?」(何が起きてるか分かってない)

松本「(あっこれやらない方が良かった?)」



?「はい今回はここまでじゃ..いやぁ松本は災難じゃのぉ..次の回で終わ

  るかもしれないからそこら辺よろしり!んじゃまた次の回で逢おう!」

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