拳マン 第37話『ちょいと前の出来事:正義と悪』
?「前回の餡筋~
前回は、松本を見つける事が出来たが..松本の態度は以前とは別人し、突如
としてこぶしを襲った。
詳細は今から話す『松本の過去編』で多分明らかになる!多分..んじゃ本編
開始」
松本「そうか...『れっきーパンチ』」
ドガァァ(腹パン)
拳「アベシッ!?」
松本「何で今こぶしを殴ったんだろ......あぁそうか」
「あれか」
◇◇◇◇◇
?「3日前の出来事」
ヒューン(落ちる)
松本「オンギャァァァァァァ!助けてェェェェェ!」
ドッドッドッドッドッドッドッド(地面が閉じ始める)
松本「はぁぁ!?何で閉まってんのォォォォォォォォ!?」
(挟まれる)
松本「生き埋めはヤダ生き埋めはヤダァァァ!」
(埋められる)
松本「ゲフン...」
(動けない)
松本「(あぁ、これ死んだ~。いくらスーツでもこれは死んだ...あれ?息が出
来る..どんだけ生存力が高いんだよ..)」
ガシャ(土を抉る)
松本「(おっ?力入れたら動けるや~ん。とりま全身が動けるスペースをッ!」
バシャバシャバシャバシャ(周囲の土を抉る)
松本「ウォォォォ!..ハァ..ハァ...やっと喋れたわぁ..まずは状況整理
するかぁ。ここに来るまでは、結構落ちたな」
(目からメジャー表が飛び出る)
松本「オワッ、なんこれ!?...落下地点を測れるのか..なんとも都合主義な
機能だ事..えーと、1330mも落ちたのか?ふぇぇ..100mなら上から抉
って出れるけど、1330mはなぁ..一桁増えるだけでも、こんな辛いんだな
...でも、こぶしが戦ってるんや、勝ってるとは思うけど、一応加勢しないとな」
ザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュ(掘り進める)
松本「オラァ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!あ~、モグラ
になった気分~」
ガチンッ!(何か当たる)
松本「んだこれ?岩?掘れ掘れ掘れェェェ!」
ドシャァァァン(崩れる)
松本「えっなんd」
ドシャンッ!(下敷きになる)
松本「ビックリしたわぁ..ほんと」
ヒョイ ポイッ(岩を持ち上げても、投げる)
松本「ふぅ..んん?ここ洞窟や~ん...真っ暗~」
ピカッ(目が光る)
松本「ふぇ~、ライトか..丁度良すぎるな)
スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(歩く)
松本「...向かってる位置あってるよな?な〜んか、逆方向に行ってる気が」
(光が差しかかる)
松本「おっ?外じゃね?」
タッタッタッタッタッタッタッ(軽く走る)
松本「おぉ!着いたァ!...って、なんだここ..森ではないな。草原に近いな
..うん?なんかあっち騒がしいな」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
モブ「おいおい、今どんな気持ちだよ~w」
ドシッ ドシッ(誰かを蹴っている)
?2「うッ!?」
?「やめろ!僕の妹を蹴るな!」
モブ「ならお前も蹴ってやるよ!」
ドシッドシッドシッ(蹴られる)
?「くッ!」
?2「お兄ちゃん!」
モブ「あ~、楽しいなぁ〜w。これで報酬貰えるとか、この仕事引き受けて良かっ
たわw」
モブ2「遊ぶのもいいけど、さっさと殺ろうぜ。村長が面倒な事になるって言ってた
し」
モブ「わかってるって。けど、お前も楽しんでたじゃん」
モブ2「それは..そうだけど」
モブ3「殺すとなると、出来るだけ苦しむ死に方..首を剥いだり、指を切ったり
とかな」
モブ「俺お手製の窒息爆弾もいいぜ?」
モブ3「それはNG俺達にも被害が行く。こういうのはやはり刃物でしょう..切れ
味抜群の」
?「殺したければ殺せばいい...正義の恥が!」
モブ「人間の恥が、正義とか語ってるんじゃねぇ!あ~、頭に来た。おい、ナイフ
あるか?使い古したナイフ」
モブ2「こんなんでいいのか?」
(錆だらけのナイフを手渡す)
モブ「あぁ、これで最高の殺し方が思いついた..最高のね」
?2「...やだ..やだよぉ..死にたくないよぉ」
?「大丈夫だ..僕が守るから...絶対に」
モブ「そのやり取り見ててイタイわ!死ねぇぇぇぇ!」
松本「オイオイオイオイィィィィ!」
シュンッ (二人の前に立つ)
モブ「ナニモンだ!」
松本「まず俺よりもこの子達だろ」
ポンッ パリン(ポーションを投げる)
モブ3「俺達が与えた傷..」
松本「酷い傷だ..なんでこんな事を」
モブ2「そいつらは魔物だ...これでいいだろ」
松本「えっ..何が?」
モブ「何が?じゃねぇよ..魔物だぞ?」
松本「魔物?この子達が?...どう見ても人間でしょ」
モブ「..チッ、これだから見る目の無いガキは」
松本「お前何歳?」
モブ「16だが?」
松本「.....同い年」
モブ「...こんな話はやめだ」
松本「そうだよね思春期だもんね」
モブ3「だが、どいた方がいいのは事実だぞ」
松本「詳細教えろや」
モブ2「そいつは珍しいタイプの魔物だ」
松本「珍しいタイプ?」
モブ2「人に感染する最悪の病..『魔物細病』の感染者だ」
松本「魔物細病?どゆこと?」
モブ2「簡潔に言うと、魔物になるだけだ。今は魔物になる過程だ。現状の分類で
言うと、魔物だと視認しずらい領域だ」
松本「だったらまだ治癒するすべはあるだろ」
モブ2「無い。魔物細病が発生した事例なんて..100年前までだ。情報も何もかも
が少なすぎる..諦めて死ぬしかない」
モブ3「だから村長は俺達3人に依頼を任されたんだ」
松本「村長?まさかこの子達はお前らの村の住民か?」
モブ2「そうだな、俺達の村に住んでたな。こっちが感染してなくて良かったよ」
松本「..両親は?」
モブ3「それなら、違う奴らに処刑を頼んだぞ。こんな奴らの親なんてさっさと処
刑に限るぜ..既に終わってるかも
?2「えっ..ママは?パパは?」
モブ「わからないか..ママとパパはお前らのせいで死んだんだよ?」
?「..そっそんな...」
モブ2「おい..そこまで言わなくても」
モブ「あぁ?んだよ、どうせ殺すんだからいいだろ。お前もいつも魔物狩ってるだ
ろ?」
モブ3「これじゃあ、俺達が悪者みたいだな。正義だが」
松本「正義?」
モブ3「そう、魔物は悪...魔物狩りは正義だ。お前も魔物は狩っとるだろ?」
松本「それとこれとは話が違う。お前らがやることは、人殺しとなんら変わらな
いんだぞ?」
モブ「それは人間だった頃の話だ..過去の事を話すな...紛らわしい」
モブ3「お前にとっては、俺達は悪に感じるのかもしれない。っが!先程、お前は
魔物相手にポーションを投げ、治癒をした..誰もが見ても『悪』に
しか思えない行動だ。今回は意見の食い違いって事で..そこをどけ」
松本「.....どかない..お前らがどっか行け」
モブ「身勝手だな..ならお前も殺してやる!」
モブ2「流石にダメだ!..無関係の人間を殺したら俺達が悪になる」
モブ3「はぁ、いいか?よく聞け。あいつは正義の執行を妨害している..これは
紛れもなく悪だ」
モブ2「しかし..村の名誉の為にも俺達が」
松本「村の住民を殺そうとしてる時点で名誉もクソも無いんだが」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(2人が歩く)
松本「ふぇ?ちょ」
?「僕達を..殺してください」
松本「ちょいちょい」
パシッ(2人の腕を掴む)
松本「何言っちゃってるの?」
?2「もう..生きていけないの..パパもママも..アタシのせいで」
松本「いやいや、君達のせいじゃないよ!絶対に!」
モブ「当本人はこう言ってるんだ。お前のわがままで生かすと思うな!」
ドシッ(松本を蹴る)
松本「アゲシッ!」
モブ「...自分から命を差し出すのはいいことだ。やっぱり、切れ味抜群のナイフにしてやるよ。これで楽に死ねるからな..最期に
言い残す事は?」
?「本当に母さんと父さんは...死んだのか?」
モブ「さぁなw...だが、死んだ事は確かだ」
?「...殺せよ..」
?2「ママ...パパ...ごめんなさい」
松本「『れきれき弾』」
シュパッ ドガァ(発射し、モブに直撃)
モブ「グオォォォ!?」
バタンッ(倒れる)
松本「ごめんなさいって思ってるなら生きろ!生きて償え!」
?2「ッッッッッ!?」
?「...なんですか..それ」
モブ3「早くお前も来い!!」
モブ2「えっ...あぁ」
タッタッタッタッタッタッタッ(走ってくる)
松本「れっきーパンt(いや待て..俺のパンチはこいつらが確実に死ぬ威力..
それどころかこの子達も巻き込むかもしれない..安易に戦かわない方が
良いかも...じゃあ、ここは)逃げだ!」(0.1秒の結論)
(2人を抱きかかえる)
?「えっなんですか急に」
?2「そんなに触らないd」
シュンッ(2人を抱いて逃げる)
?/?2「ウワァァァァァ!?」
モブ2「なっ!」
モブ3「逃げたか..流石悪...姑息な手だ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
タタタタタタタタタタタタタタタ
松本「とりま遠い場所に逃げなければ」
?「....あの」
松本「うん?何~?」
?「さっきの言葉..もうちょい考えて言った方が」
松本「黙らっしゃい!..ったく別にいいでしょ..」
?2「..今生きてるのも..貴方のお陰です..ありがとうございます」
松本「..君達兄妹?」
グガ「はい..あっ名前教えて無かったですね...
僕はグガ..妹の方は」
ナー「ナーコです!」
松本「ふぇぇ~..俺は松本だよん...しっかりしてるね」
グガ「そりゃもう10歳ですからね!」
ナー「アタシももう7歳よ!大人よ!」
松本「あぁ(こういう純粋系、癒されるなぁ..シキちゃんを思い出す)..魔物
細病の事だけど..どう?変化は?」
グガ「..これと言った変化はありませんね」
ナー「アタシもアタシも」
松本「...ちょっと見てもいい?」
キキキキキキキキ(止まる)
松本「見た目は人だけど」
グガ「元々人です」
松本「グガ君、ちょっといい?」
グガ「..いいですけど」
(服を捲る)
松本「あっ体の色が..少し変わってる...若干緑色?」
グガ「...恥ずかしいです//」
松本「あぁゴメンね...(顔色は赤色と..羞恥心あるのね)」
ナー「松本さん!アタシのも見て!」
を上半身の服を脱ぐ)
松本「あぁ!ちょっ」
(目を覆う)
ナー「どうしたの?見てよ~」
松本「(純粋すぎる)...あのね?別に上は全部脱がなくてもいいよ?ほら..
寒い?とか」
ナー「ふん!アタシは1回も風邪引いたこと無いのよ!」
松本「そういう問題じゃないでしょ、見せるのはお腹だけでいいから、そんな全体
を見る訳じゃ(でもちょっと見ちゃった..肌綺麗だったなぁ。そこは流石
子供..何言ってんだ俺)..ナーコちゃんも緑色の部分があるねぇ..」
グガ「そこから..浸透されるのかな..怖い...」
松本「大丈夫、俺が特効薬作るから..(作れるかな..スーツで作れる?)」
(表が現れる)
松本「お、出てきた出てきた...なんでも作れるな」
グガ「なんですか?それ」
松本「材料の一覧みたいなもんだよ..これがあれば君達の病...治療出来るか
も?」
ナー「ほんとに!?ヤッタァァ!」
(飛び跳ねる)
松本「(期待は裏切れんな)..任せとけ...っで材料は?」
≪魔物の血(検尿する時のアレのサイズ)×10
治実×5
魔物エキス(以下同文)×15
それと便座カバー≫
松本「(そのネタやめい。便座カバーこの世界に無いだろ..)魔物の血は注射み
たいな感じで採取すればイケるかもな。治実は手持ちにあるからいいとして
..魔物エキス?」
グガ「魔物のエネルギーの具現化ですね。知らないのですか?」
松本「そんな当たり前ですね!みたいな雰囲気作られても..そもそも、その魔物
エキスをどう採取するんだよ」
グガ「そこは...頑張ってください」
ナー「頑張うぇ~」
松本「..お前達の大切な事なんだぞ?正念場なんだぞ?考えてくれよ..」
岩魔「あ、おいどんの縄張りに入ってる!オイッ」
松本「ふぇなんかマズそう...逃げるぞ!」
シュンッ(抱きかかえ消える)
岩魔「おい逃げるな!待てッ!...居ないだと?..あれ?見たの幽霊?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
タタタタタタタタタタタタタタタ キキキキキキキキ(止まる)
松本「反射的に逃げちゃったけど、逃げても良かったのかな?」
グガ「確かに、申し訳ないかもですね..それはそうと、僕達を米俵を持つ感じで
持たないでもらっていいですか?意外とキツくて」
ナー「なんか嫌~」
松本「あぁ、ゴメンゴメン...気付かなかったわ」
グガ「余計ダメでしょ」
(降ろす)
松本「ここ...どこだ?」
グガ「まだ僕達が行った事がない場所ですね...平原ですけど、サバンナに近い
ですね...詳しい情報を言えず申し訳ありません」
松本「...あのさ..敬語はやめようぜ」
グガ「はい?」
松本「なんかこう..慕われたいんだけど、敬語は使われたくないって言うか、敬語
使われるのとか今までで無かったから、ちょい戸惑ってる」
グガ「よ、よろしく..な?」
松本「うんうん..今は不安定でいいよ...これからやから」
ナー「アタシも敬語使わなくていい?」
松本「全然オッケー!..逆にその方がしっくり来る」
ナー「じゃあ、よろしく!松本!」
松本「おう!..改めてよろしくな」
グガ「(変な人..)あ、どう..する?ここに居てもあまりメリットが無い気が
しますが」
松本「う~ん..メリットかぁ...確かに得無いよな..こんなん何も無い広場
だからな..もうちょい行く?」
ナー「え~..もうアタシ限界~」
グガ「..実は僕も..松本さんのスピードでちょっと気分が悪い」
松本「あ、それはゴメン。特効薬の創造する材料も揃ってないし..一旦はここで
過ごすか」
グガ「魔物がここに寄って来るかもしれないから..安全では無い..ですよ?」
ナー「あとちょっと寒い~」
松本「えっ?寒い?」
(頭部を取る)
松本「えっホンマやん..こんな寒いのか」
グガ「松本さん...棒人間..?」
松本「あ、言って無かった?」
グガ「...棒人間か」
松本「着ぐるみじゃなくてれっきースーツ!(もうここまで来たら俺が間違ってん
のか?..もうそんなこといいや。ここら辺は思った以上に寒いし、2人の
為にも)...うろ覚えだけど..造るか..『アレ』を」
グガ/ナー「アレ?」
?「今回はここまでじゃ。あんまこの回想は続かんから次回の回で結構進むかも?
そこら辺は匙加減じゃが、まぁ次回も楽しみにしてくれな~ほんなら~」




