拳マン 第30話『不意な喪失』
?「前回のあんすじ~
前回は住民を助けつつ、犯人探しをしていたこぶしと松本..じゃが建物の
爆弾を総て見つけただけで犯人探しの真意には至らなかった..また今夜も
犯人探しをすればよいだけじゃったが、剣の魔物の毒を皆はボッキリ忘れて
いた!果たしてこぶし達その課題をどうするのか!っと真面目なあらすじ
はいいとして...本編開始」
再魔「剣!何で言わなかったんだよ!」
剣魔「..完全な失念だった」
松本「今の状態は?」
剣魔「まだ一部が疼くだけだ..活動は可能だ」
神田「その事だが剣の魔物..正直に言おう...余命20時間だ」
剣魔「20時間?..20時間!?..いや待て、まだ大丈夫ではないか。確か、
お主この前言っていたよな?この毒を治癒出来る実..『治実』があるで
はないか!その治実を手に入ればなんとか」
碗玖「確かに20時間もあれば流石に獲れるだろ」
神田「..治実の生息時間は知っているか?」
剣魔「生息時間?...あっ」
神田「深夜帯だ..治実は日を浴びたら溶ける性質を持っている。だから深夜帯
にしか現れない」
剣魔「そ、そんな..」
神田「視る限り今の時刻が午前の8時だ..16時間で深夜の0時になる。それで
いてやっと治実が生息するようになる。そして、今、俺が言った時刻が
事実だったら...事実上の余命は4時間になる」
剣魔「カァァァ!?..もう我..生きてけない」
松本「大丈夫だ..俺とこぶしで見つけてやるよ..なぁこぶし」
拳「えっ...」
松本「どした?なんか不備でもあるのか?」
拳「いや、別にいいんだけどね?いいんだけど..その間は誰がこの国の安全を
守るんだよ」
松本「あっ」
神田「そこが問題だ...拳マン君と松本君が行かれたら..この国の安全保証が
なくなる」
木口「じゃあ俺と碗玖が治実を採りに行くのはどうだ?そしたら別にこぶし達に
手間も取らせないぞ」
神田「生息地はある森の中心部だ...その時の剣の魔物の余命はさっきも言った
ように4時間ぐらいしかない」
碗玖「..でもやってみなきゃわからんだr」
神田「仮に治実を見つけ出したとしてもだ。森は大量の魔物がいるぞ?その中に
Zランクの魔物も居る可能性もある...そんな中で4時間と言うタイム
リミット..間に合うのか?」
碗玖「...そんなこと言われたら..自信無くすよ」
松本「だから俺達がいるんだ」
拳「まぁ...森の中心部なんて余裕のよっチャンネルだよ」
松本「どこのユーチューバーだよ」
神田「やはり、君達に任せるのが一番妥当か..わかった、君達は治実の採取を
命ずる!」
2人「イエのサー」
剣魔「頼んだぞ」
拳「任セロリ」
再魔「っで?そっちが決まったのはいいけど..こっちは何をすればいいんだ?」
神田「あぁ、こっちの方が大事だな..こっちはえぇと」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「日没前の夕明け」
グテェェ(剣の魔物がベッドに横たわっている)
剣魔「怠くなってきたぁ」
再魔「今は寝てろ..なんで監視役が俺様なんだよ」
剣魔「まぁ、安心はしている..お主がいるだけでも心強い」
再魔「当たり前だろ〜...なぁ剣よ」
剣魔「なんだ?」
再魔「俺様は剣より強いか?」
剣魔「相性や状況によって変わる、これに尽きる。技術は我だが..能力の厄介
性はお主に軍配が上がるがな」
再魔「そうか..剣に言われると納得がいく解説だ」
剣魔「あくまで推測だ..気にするな」
再魔「それが聞けただけでも安心だ..かなり自信付いた」
剣魔「?」
再魔「ちょっと離れる..すぐ戻る」
剣魔「えっ?ちょっ」
タッタッタッ(走り去る)
剣魔「..何がしたいのだ?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
神田「取り敢えず、一通り国を見てきたがどうだった?」
碗玖「広いな..っが1番の感想だな」
木口「俺もだ..3人じゃ回り切れん」
神田「あの2人だと一瞬だけど」
碗玖「あいつらが異次元過ぎるだけだ..松本は納得いかんけどな」
シュンッ(現れる)
松本「呼んだ?」
碗玖「呼んでねぇよ」
松本「あぁ呼んでないのね..呼んでないのね」(しんみり)
シュンッ(去る)
碗玖「あいつまだ行ってないのかよ」
木口「鐘の音が鳴ったら行くらしい」
碗玖「関係あるのか?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「そして鐘の音が鳴る直前」
拳「松本..遅いな」
松本「おまたせっせ」
拳「お〜い、遅いよ~」
松本「碗玖が呼んでいるような気がしたけど..呼んでいなかった」
拳「なんやそれ。これから1秒でも無駄に出来ない戦いが始まるって言うのに..
おじちゃん心配だよ」
松本「同い年やろ..ていうか別にこんな早い時間に行ってもさぁ、深夜帯じゃ
ないし治実はまだ無いぞ?」
拳「わかってないなぁ。その森に行く&森の中心部に着くまでの時間を足したら
移動分が無駄だろ?」
松本「早めにその森で近くに行って深夜帯まで待機したら速攻採れるのか!」
拳「そうそう、4時間って意外とスッ...って終わるから」
松本「そのスッ..ってなんやねん..まぁ4時間ぐらいあれば治実の1つ2つは
収穫出来るやろ」
拳「そうだな..もうくるぞ..鐘が」
松本「あ、マジや」
ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン(鐘の音が鳴り響く)
松本「んじゃ!スタート!」
シュンッ(消えるように走る)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
タタタタタタタタタタタタタタ(森に入る)
拳「場所は国から一番近い森な」
松本「うん、もう入ってんねん」
ササッ(茂から飛び出す)
魔物「うぎゃぁっぁ!」
拳「ちょっと見えん!」
バチーーン バシャァァァ バタン(ビンタをするが強すぎて頭が吹き飛ば)
松本「おい加減したれよ」
拳「俺なりに力弱めたはずだけどな」
松本「もうちょっとな?」
拳「へいへい」
タタタタタタタタタ(中心部に向かって走り込み中)
拳「神田さんがポロって言ってたけど、中心部は樹木が無い場所な」
松本「ふぇぇい」
キキキキキキキキ(止まる)
松本「あれ?ここ樹木が無いぞ」
拳「あっ多分」
シュンッ (ジャンプする)
拳「うんうん..やっぱり」
スタッ(着地)
拳「ここで合ってるわ..中心部」
松本「早~..じゃあ後は」
(魔物がうじゃうじゃと湧く)
魔物「うぅぅ」
松本「この魔物共をどうにかしないと」
拳「暇潰しには持って来いだな」
◇ ◇ ◇ ◇
?「神田達の視点」
タタタタタタタタタタタタタタタ(走る)
神田「いつもは松本君達がいたから細かい所を見ていたけど..今日は松本君達
がいないからおおまかな所を見るか」
タッタッタッタッタッタッタッタ(後を追う)
木口「ハァハァハァ..走るの怠いって!」
碗玖「......」
木口「碗玖?」
キキキ(止まる)
木口「えっどうした?急に止まって」
碗玖「木口、神田にごめんって言っててくれ...やらなきゃいけない事がある
んだ..先行ってる」
木口「えっえぇだからそんな急にどうs」
ボワァ ボワァァァァァァァ(下半身を炎に移動する)
木口「ちょっ碗玖!?あぁ待ってよぉ!」
タッタッタッタッタッタッタッタッ(追いかける)
木口「何であんなに焦っているんだ?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(何処かに向かう)
再魔「....」
(殺月の部屋に着く)
再魔「......」
(殺月の横に椅子を掛け座る)
再魔「.....独り言だと思って聞いてくれ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「避難所にて」
ワチャワチャワチャ
(酒を片手に喋る)
生憧「それでねぇ..ヒック、神田しゃまがねぇ...とっても優しいのぉ♡
ヒック」
受付「生憧さん飲み過ぎです。同じ話を4回もしないでください。素敵だけど」
生憧「でしょぉ?受付ちゃんも一杯飲もおよぉ..ヒック..グビィィってw」
?「はい今回はここまで!...そうえば..前に剣はいの魔物が何らかの理由
(自分が飲んじゃう)
生憧「あぁ..飲んりゃったぁ...ヒック..でもだいりょうぶ..もう一杯
ありゅから...もういっらい」
(受付に寄りかかる)
生憧「神田しゃまぁ♡」
受付「はぁ、まだ私未成年です...まったく、お酒飲ませるんじゃなかった」
フィー「...相変わらず果てるまで喋り続けるな」
受付「...避難所生活も慣れてきましたね」
フィー「あぁ..まだ人力呪いは続いてるのか」
受付「殺月さん..ずっと昏睡状態で心配です」
フィー「未だに殺されていないのは.運が良いのか悪いのか」
受付「..フィーダ的には誰だと思う?」
フィー「俺様か?..やっぱこういうのは身近な奴が犯人かもしれないな」
受付「えっじゃあ?フィーダ?」
フィー「いやいやありえないありえないw」
受付「冗談冗談w..けど犯人は知らない人がいいな」
◇ ◇ ◇ ◇
再魔「以上の事を踏まえて俺様は貴様が犯人だと思う!..なんて流石にあり
えないがなw...それにしても」
(窓から月を見る)
再魔「綺麗だな、今夜は満月だ...満月ぐらいは起きてもいいんじゃないか?
貴様の独壇場だろ..なんてな」
(椅子を片付ける)
再魔「剣の所に戻るか」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタ(去ろうとする)
再魔「...あぁそうえば」
(後ろを振り返る)
?「貴方は知りすぎだ」
(仮面を被った者が現れる)
再魔「ッッッッ!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(魔物の死体の山)
松本「ふぅぅ..一旦、ここら辺の魔物は片付いたんじゃないか?」
拳「多分な。どれぐらい経った?流石に知らんか」
松本「タイマー機能もあるから測ってたよ」
拳「後付け感よ..それで何分経ってた?」
松本「う~んと..3分だn3分!?」
拳「7分!?」
松本「3分ね」
拳「あの量の魔物で3分か..普通に30分ぐらいはいってると思った」
松本「タイマーってやっぱ大切なんだな」
(歩き回る)
拳「深夜帯まで時間はまだ結構あるぞ..早く行く必要無かったな」
松本「それな..気長に待っとこうや」
拳「..碗玖達どうしてるかな?ちゃんと住民守れてるのか?」
松本「守れてると思うぞ..きっとね」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ボワァァァァ(城に向かう)
碗玖「再生..無事であってくれ」
スタッ(城に着く)
碗玖「...階段で登るよりも」
ボワァァ(炎を巻き起こす)
碗玖「昇る!」
ボワァァァァ(上へ昇る)
碗玖「あそこ目掛けて!」
ボワッァ(炎をチャージする)
碗玖「突き進め!」
ボワァァァァァァァ(勢いよく突き進む)
(殺月の部屋に入る)
ドシャンッ!(壁にめり込む)
碗玖「ってぇ..」
スポッ(抜ける)
碗玖「っととと..痛ぇ...はぁここで間違いな...い?」
(再生の魔物が横たわっている)
碗玖「再生!おい!大丈夫か!?」
再生「...やっぱり..あい..つだ」
碗玖「あいつ?ハッ!?」
(後ろを振り向く)
?「はぁ..やっと気づきましたね...殺ろうか迷いましたよ」
碗玖「..お前か..犯人は」
?「冥土の土産..かな?教えてあげましょう。今までの犯人..それは僕だ」
碗玖「お前殺月だろ」
?「...は?」
碗玖「一人称も変えちゃって..イタイな」
?「僕は..そんな奴知らない」
碗玖「前からおかしいと思ったんだよ。剣が言ってた事も..神田が言ってた事
も。殺月はお前が殺しそびれた唯一の1人だ」
?「そんな女記憶にない」
碗玖「名指しで女とは言っていないぞ?何でわかる?」
?「なっ..殺月なんて世に沢山いるじゃない!」
碗玖「俺はいつ殺月が女って言った?」
?「それは..ぐぬぬ」
碗玖「もうそこはどうだっていいか。神田の話によると..殺月は今日を含めて
眠ってから28日が経過している..なのに一向に殺月は殺されない...
おかしな話だろ?」
?「覚えていない」
碗玖「...なら」
(殺月?の方に指を刺す)
碗玖「『幽閉気炎』」
ボワァァァァ(殺月の体に炎が移る)
?「ッッッッ!?やm」
(何も残らない)
碗玖「...なっ?骨すらも残っていない。外見だけの張りぼてだ..今までは
お前が眠っていたが、毎晩毎晩、外見だけの張りぼてを生成して人を殺っ
てきたんだろ?ノルマの為に」
?「...はぁ..プランAは消えちゃいましたか〜」
シャキンッ(仮面を斬る)
碗玖「やっぱりお前か..『殺月』!」
殺月「これからはプランBになっちゃいましたね」
碗玖「プランB?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
松本「zzzzzz」
拳「松本起きろ起きろ」
松本「zzz..ふぇ?」
拳「多分、時間的にもう深夜だぞ」
松本「えっまじで?えぇと...あぁ!もう深夜帯じゃん!良く分かったな!」
拳「体内時計..完璧なんで」
松本「俺も体内時計完璧になりたかったなぁ...なんか才能全部取られてる気
がする」
拳「だとしたらおもろw」
松本「黙らッしゃい..んんで~、治実はどこに生えてるかなぁ~?」
拳「まだ深夜帯になったばっかだしそんな早くは..あっこれフラg」
松本「あっ!」
ヒョイ(持つ)
松本「これか?クルミみたいだな」
拳「(フラグ回収早ぇぇ)..それ治実か?」
松本「多分..あぁ治実だわ」
拳「おう..それもなんかの機能か?」
松本「そう鑑定機能..なんか後付け設定的な感じでゴメン」
拳「まぁ機能がいっぱいあるって事にしとこうぜ」
松本「おう..って言うか」
(いっぱい落ちてる)
拳「湧いてくるシステムなのね..よし!」
(拾いまくる)
拳「別に何個か拾ってもいいだろ」
松本「俺30個拾った~」
拳「俺24~..じゃあ帰るか」
松本「そうだな」
シュンッ タタタタタタタタタタ(帰る)
松本「神田さん達は今何やってんだろ?」
拳「多分..頑張ってんだろ」
松本「テキトーやな..ちょっと心配になってきたからスピード上げるわ」
タタタタタタタタタ(更に走る)
拳「速ッ」
松本「ちょい先行っとくわ〜」
?「『地割れ《グランドブレイク》』」
ピキピキッ!(地面が割れる)
松本「ふぇ?」
拳「んん?」
ヒューーーン(狭間に落ちる)
松本「ウギャァァァァァァ!?懐かしい気分ーーー!?」
拳「松本ォォォォォ!」
?「遮断」
ドッドッドッドドッド(地面がくっ付き、塞がる)
拳「...誰だよ..お前」
地魔「...地面の魔物..」
?「今回はここまで!松本ォォォォォ!..落っこちちゃった..ここに来て凄
い進展じゃな!これからが楽しみじゃな!んじゃまた次の回に又逢おう!」




