拳マン 第29話『犯人探し』
?「前回のあんすじ~
前回は神田王国が出来るまでの出来事..所謂過去編が終わりこれからはまた
神田王国編なのでそこら辺把握よろ..んじゃ本編開始ィィィィィィィ」
?「それから翌朝」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ(城に向かっている)
神田「あれから何事も無かったなぁ」
松本「いや結構酷かったぞ?建物の4割は爆破したぞ..俺達が助けたけど」
神田「君達が居なかったら..救える命は...限られていたのかもしれない」
松本「でも..建物壊された人達の行き場もう無くね?」
拳「生存者は避難所に避難しているから..行き場はあるくね?」
松本「あぁそうか避難所あったんだ」
(着く)
神田「よし着いたけど...あそこまで行くのは面倒くさいな」
松本「ならこうすれば良くね?」
(神田を持ち上げる)
神田「えっ?ちょ」
松本「ジャンピング~」
シュンッ(ジャンプ)
神田「その手があっ...」
拳「..声聞こえんくなった..俺も行くか」
シュン(ジャンプ)
神田「皆殺月の見張りありがとう!」
碗玖「いや別にそれはどうでもいいんだけど..お前どこから登場してんだよ」
松本「だってここまで行くのめんどいからさぁ」
剣魔「お主らしいな」
スタッ!(こぶしも着く)
拳「お~い!」
剣魔「こぶしか!..生きてて良かったな」
再魔「zzzzzzzzzzz」
木口「..今日は犠牲者は何人だ?」
神田「おっ?よくぞ聞いた!なんと!史上初の!0人」
再魔「zzzzzz」
碗玖「はっ?凄くね?」
神田「いやいや..ほぼほぼ松本君と拳マン君のお陰だよ」
剣魔「だろうな」
神田「だろうな..って決めつけられた!?」
(皆の笑い声)
再魔「ふにゃ?」
剣魔「やっと起きたか」
拳「.....」
木口「どうした?こぶし」
拳「いや何か久しいって感じ~..立ち話が異様に長く感じただけか」
剣魔「立ち話?」
神田「あぁ..2人にしか話してないか...聞きたい?」
碗玖「まぁ暇してたからな..聞いてやってもいいぜ」
木口「俺も俺も!」
松本「...あんまりガチって聞く必要無いぞ..どうせ神田さんの自己満だぞ」
神田「自己満って悪い言い方するねぇ..俺の過去のはなs」
?「えぇ...話も自称神ウザイんで割愛します」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
神田「って事があったわけよ」
碗玖「そうか..そんな過去が」
木口「殺月さんとかもそうだけど..始まりの魔物ってなんだ?」
剣魔「我は初耳だ」
再魔「俺様もだ」
神田「視ても始まりの魔物の情報は少なすぎる..だからそこの話題はパス」
剣魔「だが..それ以外は..あまり触れる所は無いな..殺月の安否はもう分か
っている」
神田「そうだな..殺月の話しても殺月が欲しくなるだけだ」
全員「(...きしょ)」
神田「どうした?そんな皆揃って引いた顔して」
拳「いやもういいや...それよりこの人力呪いの犯人を見つけ出そう」
神田「それが一番の課題だな」
碗玖「俺達は一晩中ここに居たけど特に変化は無かったぞ」
木口「こぶし達は何か心当たりはあるか?」
拳「俺かぁ...いやぁ正味見当がつかん」
松本「昨日は爆発だけで姿は現さなかったから」
神田「今はどう視ても..犯人像は出てこないぞ」
拳「神田さんの能力でも?じゃあ本格的に詰んでるな」
神田「けど..今までは自ら出歩るいて住民を殺害しているのケースが全てだった
のに...昨夜は姿を現さずに爆発頼りの行動に出ているのは今までの犯人
と同じ行動とはリンクしずらい」
碗玖「つまり..状況を分かっていないと出来ない行動って事だよな?」
松本「でも1回俺と遭遇しているから..多分十分恐怖分かっているでしょ」
神田「そこはまだわからない部分だ...とにかく今夜は犯人を見つけ出すぞ」
拳「そうだな」
木口「じゃあその間は自由時間?」
神田「日没までには拳マン君と松本君以外はここに集合だ..って事で自由にして
て良し!」
松本「よっしゃ~自由だぜ~」
神田「あっ2人にちょっと頼みがあるんだけど」
拳「んん?分かってますよ..昨日の爆発とかで建物の残骸の撤去でしょ?」
松本「あぁそれ?..暇だしやるやる~」
神田「話が早くてマジで助かるよ~」
木口「じゃあ俺も手伝うよ~」
剣魔「我も援助しよう」
神田「君達..マジでありがとう!」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ(各自歩く)
碗玖「......」
再魔「...碗玖?」
碗玖「..なぁ再生...犯人像..なんとなく分かるか?」
再魔「俺様に聞くって事は..碗玖は分かってるって事か?」
碗玖「なんとなく..だけどな」
再魔「...奇遇だな俺様もだ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「その晩」
神田「ふぅぅ..あの数の瓦礫を10分で終わらせるなんて..俺1人だったら5日は
掛かっていたのに」
拳「早く終わらせたいって言ったの神田さんでしょ」
神田「加減を知ってくれ...夜になるまで暇だったわ」
松本「でもそのお陰で避難所に寄れたじゃん..歓声が凄すぎてライブにいる感じ
だったわ(ライブ言った事ないけど)」
?「避難所の時」
受付「神田様ァァァァァァァァァァァァ!」
フィー「イッッッッッッヤッフゥゥゥゥゥゥ!」
生憧「こっち向いてェェェェ!」
神田「おっおぉ..ハハ」
?「実は避難所の中にはフィーダも受付も居たんじゃって~..後付け最高!」
神田「皆に最近会えてなかったのもあるけど..意識が飛びそうだったよ」
拳「それで策略は昨日のアレと同じだよな..アレだよね?前立体制だっけ?」
神田「『絶望対策』!全然違うよ」
拳「あぁまぁ諸説ありますね(?)」
神田「無いよ..冗談はさておき『絶望対策』は至ってシンプル..殺月の場所に
碗玖君・木口君・剣の魔物・再生の魔物をセットして殺月の安否を保つ..
っで国の住民の命を守るだな...絶望を避ける為に」
松本「かっかっけ~?」
拳「別に4人の名前言う必要無いでしょ」
神田「忘れているかもなぁ~って」
拳「知ってるよ流石に...木口と..碗玖と剣と..あれ?最後なんだっk」
ゴーン ゴーン ゴーン(鐘の音)
神田「それでは...『絶望対策』..開始」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ(神田が走る)
松本「良し!んじゃ..行きまそーう..こぶし出来るだけ怪しい奴見かけたら声
掛けろよ」
拳「うい..そうしてもらうよ!」
タタタタ キキキキキキキキ(止まる)
拳「何も無いけど..ここって確か建物が並んでたよな」
スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ
拳「犯人が爆破してぶっ飛んで俺達が解体して...んん?爆破?..何で気付か
なかったんだ」
(建物に移動)
拳「ここにも..もしかしたら...」
(屋根に昇る)
拳「......ッッッッ!ここだ!」
(屋根に手を突っ込む)
拳「あった..あったぞ!爆弾だ..って事は..まだ他の建物にも」
(住民が飛び出す)
住民「うるっせぇな!夜中だぞ!」
スンッ(誰もいない)
住民「あれ?幻聴?...おかしいな..あっ」
(破損した屋根)
住民「おいどんの..自慢の..自慢の屋根がァァァァ!?」
タタタタタタタタタタタタタタタ
拳「昨日の時点で絶対に気付かなきゃいけないのに...何で気付かなかったん
だ..この爆弾は何時爆発するのか分からない..けど1秒後でも10秒後でも
いい..まずは全建物の爆弾を取り除く!」
?「それからどんどん」
拳「2個目!」
?「爆弾を」
拳「30個目!」
?「..早いな」
拳「70個目!」
?「あっ多分全部集まった」
タタタタタタタタタタタタタタタ(国から出る)
拳「ふぅぅ...仮に爆破されたら嫌だからな..ここなら被害は行かないよな」
松本「こぶし~」
拳「うん?」
(80個ぐらい持っている)
松本「どこに行ってんの?ここは犯人来ないぞ?あとこの丸い玉みたいなの何?」
拳「ああぁ..えぇえぇ...マジかよ」
松本「これこぶしも持ってるみたいだけど...それ自力だと結構大変だったでし
ょ?俺のれっきースーツは取集機能もあるから1個1個重なっていてさぁ..
俺サーカス団に入ろうかなぁ?w...それよりこれって何?」
拳「爆弾だぞ」
松本「これ爆弾かぁ...はっ?」
拳「いやだから爆弾だって」
松本「えっ?えっえっ?えっマッジ?」
拳「マッジ」
松本「ちょちょちょちょ..何か方法はある?ドゥーユーノウ?」
拳「餅つけ..この爆弾は多分犯人が仕込んだ物だ..これが犯人にバレるともし
かしたら..っだもしかしらここで起爆するかもしれないぞ...だからまず
一旦..餅つけ」
松本「でも..流石に起爆はしないだろw俺達の事を見てるんじゃあるまいしw」
アナウンス「起・爆」
拳「あっそれヤバ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「碗玖視点」
碗玖「はぁ..暇過ぎ~」
木口「確かに2日連続じゃ..流石に暇にもなるわ」
剣魔「見張るというのも重要なタスクの1つだが..これ以上に重要なタスクもある
ぞ」
再魔「任されたもんは最後まで果たすんだろ?剣よ」
剣魔「..多少後悔している」
ドーーーーーーーン(爆発音)
剣魔「今までにない轟音だ」
木口「...急に嫌な予感が」
碗玖「でもあいつらだぞ?イケるっしょ」
再魔「任せるしか今の俺様達にしか出来ない事だ」
木口「それも..そっか」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
?「こぶし達の視点」
ドーーーーーン
(煙が舞う)
拳「...ゲッホゲッホ!ウッヘウッへ!オッエオッエ!」
松本「おいおい大丈夫か?」
拳「いやまじで一酸化炭素中毒で死ぬっtゲッホゲッホ!」
松本「俺はスーツ着てるから煙とか来ないけど」
拳「ふぅぅ..餅ついた~..なんか確証ついた気がするなぁ」
松本「なんの?」
拳「わかるやろ」
松本「...あぁ起爆ね..確かにタイミングを狙ってた..ような?」
拳「今はそう考えた方が妥当でしょ..でもこの爆破で住民が爆死するのは防げた
な」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
神田「君達!外に出たと思ったら急に爆発音が聞こえてビックリしたよ!」
拳「爆発してさぁちょい体が汚れちゃったよ~」
松本「俺はスーツ着てたんで汚く無いで」
神田「あの爆発音を直に受けてるのによく汚いで収まるな」
拳「爆風とか受け流したからな..煙たくのは流石に受け流せんけど
神田「とにかく事情は後で聞くから取り敢えず早く国に戻ってくれ!犯人が住民を
殺すのも不思議じゃないんだし!」
拳「へいーへい..風呂はあとだな」
松本「とりま住民を守るか」
拳「おう!」
シュンッ(2人が消える)
神田「ちょっと...待ってくれ!」
?「それからまた何事も無く夜が明けた翌朝」
(碗玖達の元に戻る)
神田「また2日連続..犠牲者が0だった...本当は喜ぶ事だけど...逆に不安
になっていく」
碗玖「今は祝う事だろ」
神田「うん...今は祝おう」
剣魔「犯人は..見出せたか?」
拳「心当たりも無しだ」
木口「..今夜も0人だったとしても..犯人が見つからないと意味が無いな」
松本「...今夜は尻尾ぐらいは掴みたいな」
再魔「頼むぞ~」
拳「今日も夜になるまで待機だな」
松本「よし..2日連続犠牲者は0なんだ..3日目も0にするぞ!」
剣魔「そうだな...あっ」
松本「どうした?」
剣魔「毒が..また回ってきたかも..しれん」
全員「...あっ忘れてた」
?「はい今回はここまで!...そうえば..前に剣の魔物が何らかの理由で神経
毒に犯される事態に陥ってたような事があったなぁ...それで神田が医療薬
を処方して2日間は毒の効き目を阻害したんじゃが..その効果が切れ始めてい
るのぉ..あれ?結構マズくね?」