モンスター召喚と配下育成計画
新しいモンスターが増えます。
俺は、金銀財宝を【ボックス】から出し最低限必要な物は取り分けた後、ダンジョンに吸収させることにした。
武器類や衣服類も使えそうな物は、【ボックス】に再収納した。
そしていよいよ吸収の時である。俺は、財宝を吸収させた。すると、
【宝の吸収。DP獲得】
【魔石の吸収。DP獲得】
【ウルフの魔石を吸収。ウルフ召喚可能。】
【リビングアーマーの魔石吸収。リビングアーマー召喚可能。】
【ドラゴンベビーの魔石を吸収。ドラゴンベビー召喚可能。】
【計7万5812DP】
・・・・・・・・・・・結構、いや凄い量が入ったぞ?1000ちょっとだったのに一気に大金持ちになってしまった気分だ。何か凄く高値のものが混じってたか?今となっては確かめることはできないが。
さて、大量にDPも手にいれたことなので新しいモンスターを召還することにしよう。
まずは、ウルフか。DP50ね。もうちょっと高いかと思っていたよ。早速召喚!
すると、床に半径1メートルほどの魔方陣が現れ、その中心にウルフと思われる黒い狼が出現した。
「俺の言葉わかるか?」
「ガウっ!」
俺の言葉に当然!と言うように吠えたウルフ。そこで俺は、オスメス10匹ずつに分けて召喚し、ゴブリンたちと同じ指示を出す。つまり訓練と繁殖の許可である。
次に、リビングアーマーを召喚した。
リビングアーマーは、鉄の全身鎧が動いている感じである。俺が日本にいた時なら、ポルターガイストと思っていただろう。DPは700だった。
「俺の言葉はわかる?」
「・・・・・・・・。」
無言だったが、了承の意志はなんとなく分かった。他にも、二体のリビングアーマーを召喚し、ダンジョンの防衛を指示しておく。
最後に、ドラゴンベビー召喚である。DPは500程だ。
召喚すると、魔方陣の中心に体長40センチの黒い鱗を持ったドラゴン、というよりは羽を持ったトカゲにみたいな生物が出てきた。いつもの如く意志疎通出来るか確認すると、
「キュイ」
と鳴き頭を下げた。どうやら大丈夫のようだ。俺は、もう一匹召喚して訓練をするように指示しておく。因みに、三匹を鑑定してみると
名前
種族 ウルフ
レベル 1
ランク E
スキル
名前
種族 リビングアーマー
レベル 1
ランク D
スキル
名前
種族 ドラゴンベビー
レベル 1
ランク E+
スキル 火の吐息(弱)
まぁレベル1なので、仕方ないだろう。これから強くしていけばいい。
そこではっとなった。いくら訓練しようが、レベルを上げなければ意味がないことに気づいたのだ。何てこった。
よし、育成計画立てよう。俺の慎ましく目立たない引きこもり生活の為にも!
そう考え、俺は育成計画を練り始めた。そして練り上げた計画を始動するべく、モンスターの編成を考え始めた。
この育成計画で、影正のモンスターたちはかなり化けることになるのだが、それは後の話。
次回は、モンスター育成の為に森へ行きます。(ダンジョンの前の)
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