魔法と初の人間
続きです
ダンジョンコア
それはダンジョンの心臓と呼ぶべきものであり、同時にダンジョンマスターの命と呼ぶべきものである。簡単に言えば、ダンジョンコアを壊されるとダンジョンマスターは死ぬ。
俺は、ダンジョンコアの様子を確認して、無事であることがわかり安堵した。ダンジョンを守るために戦っている最中に、ダンジョンコアが壊されたらたまったものではない。
ダンジョンコアの無事を確認した俺は、初級魔法一式を試すことにした。情報の通りに魔力を集中させて・・・・
【フレイム】ボッと小さな火が出てきた。
【ウォーター】水が出てきた。
【アイス】冷気が出てきたので、その辺にあった草にかけてみると、一分ほどで凍ってしまった。
【ウィンド】そよ風が吹いた。
【ストーン】野球ボールほどの石が出てきた。投てきに使えそうだ。
【スパーク】バチッと静電気並の電気が発生した。
【ライト】豆電球ぐらいの光が出た。
【ダーク】何やら黒いもやが俺の右手に発生した。情報によると相手にかけると目が一定時間真っ暗になるらしい。
【スリープ】対象を眠らせることができるらしい。
【グラビティ】少し石が重くなった。
【ボックス】空間魔法らしいが、物を収納できるようだ。試しに石を何個も入れてみたが、まだまだ余裕はあった。
これらの魔法は、魔法を使う本人の魔力によって威力が変わるようだ。情報には、魔力を押さえて実験することが推奨されている。確かに膨大な魔力の持ち主が魔力を込めて使えば、大惨事になっていたことだろう。
俺がそう考えていると、再び森の方に違和感を感じた。
「またゴブリンか?」
警戒しつつ、顔を出してみるとそこには何もいない。
だが、何か声らしき音が聞こえる。そんなに遠くはない。俺は、様子を見るために少し近づくことにした。
声のした方向に近づいていくと、だんだん声が大きくなり、鮮明に声が聞こえてきた。
「いや~今日も大量だったぜ。」
「そうだな。今回襲った商人の奴、たんまり持ってたしな。」
「すごいよな。金銀財宝の山に魔石、モンスターの素材の山、これだけありゃあ食い物に困ることはねぇ。」
そこにいたのは、三人の男と物品を運ぶ数人の人間、いやあれは獣人か?男女問わずに運ばせているのか。それに首につけているあの首輪ってなんだ?
「おい奴隷ども!しっかり運べよ!落としたりしたら、今夜のエサはなしだからな!」
「それかモンスターのエサにしてやってもいいぞ?」
「ギャハハハハハ!」
三人の男は耳障りな声をあげると、奴隷と呼ばれた獣人たちは怯えた表情で物品を運んだ。
ふむ。このまま奴等を追えばアジトをあらえるかもしれない。だが、ダンジョンコアが心配なので一旦ダンジョンに戻ることにした。場所は覚えたので、また来ることができるだろう。
俺は、そう考えダンジョンに戻った。
次回は、盗賊襲撃です。
おもしろくなくてすみません。