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先輩の招待

少し短いです。


 カエルのダンジョンマスターであるゲローロからダンジョンへの招待を受けて俺は、一旦自分のダンジョンに帰還した。

 ダンジョンに帰還した俺は、今回の顛末を主要幹部に伝える。


「・・・なるほど。相手は格上のダンジョンマスターですか。下手に刺激するとこちらが滅ぼされかねないと」

「ああ、だから明日ゲローロのダンジョンに出向く。コアの守りはシロに一任したい。いいか?」

「お任せを。しかしマスターの身に何かあったら危険です。幹部から護衛をお選びください」

「フム」


 俺は悩んだ後、ロウガとヨロイを連れていくことにした。





 そして翌日。

 ダンジョンの前に出来つつある村の中で一際大きい建物、冒険者ギルド支部でしばらくダンジョンに籠ることを伝え、ダンジョンに入った。そして、昨日堀当てたゲローロのダンジョンへの穴に向かう。穴に着くと、案の定ゲローロと配下らしき二足歩行のカエルがいた。配下らしきカエルを《鑑定》する。



名前

種族 フロッグパラディン

職業 カエル騎士団団員

レベル 5

ランク B

スキル 剣術 護身術 光魔法 金剛



 パラディンというと聖騎士か?よくわからないが、カエル騎士団なるものに入っているなら多分精鋭なんだろう。


「やっと来たゲロか。じゃあ着いてくるゲロ」

「なあ、今更なんだがなんで俺をダンジョンに招く?俺を殺すつもりか?」

「いや、暇潰しゲロ」

「暇潰し?」


 俺をこの世界に送った邪神と同じ理由かよ。


「そうゲロ。最近侵入者が減ってきたって言ったゲロよね?そのせいで退屈だったゲロよ」


 なるほどな。退屈しているところに俺というカモが来たので俺をダシに退屈を紛らすつもりか。

 しばらくして、大きい扉の前まで来ると扉はひとりでに開き始めた。中に入ると、そこはどこぞの城にある謁見の間のような壮大な空間だった。また、警備として二足歩行のカエルモンスターが整列している。だが、ゲローロが連れているモンスターよりも遥かに屈強であることが《鑑定》しなくても分かる。気配が強者なのだ。


「どうゲロか?」

「どうって、・・・・すごいと思うぞ?」

「そうゲロか。じゃあ次ゲロ」


 え?もう次?早くない?


「ああ、ここは本命じゃないゲロからね」


 そう言いながら、ゲローロは歩き始める。俺は、少し戸惑いながら着いていった。

 ゲローロに案内されたのは、宮廷の晩餐会で使われそうな大部屋に案内された。真ん中には、縦に長いテーブルが置かれ椅子が向かい合わせで置かれていた。


「おい、これは」

「座るゲロ」


 椅子に座らせられ、しばらく待っていると数体のメイド服を着たカエルが皿を持って入ってくる。皿には山盛りの、山盛りの・・・イナゴのような虫が山盛りにのせられていた。見た感じ焼かれているようである。


「あ、え、イナゴ?」

「クロイナゴゲロ。これが焼いて食べたらパリパリして旨いゲロ」

「う、俺は虫は食わないんだが」

「ああ、お前は魔人だったゲロね。なら仕方ないゲロ」


 クロイナゴを食べながら、ゲローロは納得したように頷く。カエルだから、虫を食うのは予想してたが客の前で堂々と食べるとは思わなかったぜ。強者故の余裕か?


「じゃあ少し早いけど、話を始めるゲロ」

「話?」

「そうゲロ。というかこちらが本命ゲロ」


 一体何を話すつもりだ?まさか俺なんかやらかしたか?

 俺は、怪しみビクビクながらゲローロの話に耳を傾けた。


次回は、ゲローロの話の予定です。

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