主な人物紹介
思わず書いてしまった。(震え)
説明不足注意。
◆主人公side
●黒木影正 カゲマサ
今作の主人公。性格は、基本慎重で小心者。聖王国が入ってきたことに警戒し、聖王国一行が“冥府教”支部に襲撃をかけた際は全員ランクAの部隊を造る程度には慎重。
しかしダンジョンを〈神罰者〉マリアンナ一向に攻められ取り乱した時は、王級魔人が生来持つ傲慢さと残虐さが呼び起こされてしまった。そのせいでマリアンナとの戦闘では、油断からしっぺ返しを喰らい窮地に陥る。しかし途中で慎重さを取り戻して、何とか回復する。第二戦では、【封魔法陣】や毒を使って再びマリアンナと戦うが、不意を突かれて雷撃をその身に受け身体を焼失してしまった。
その後は、マリアンナとロディックを材料にして取引、撤退させることに成功。そしてダンジョンの再強化を誓う。
●シロ
カゲマサのダンジョンにおける最高幹部〈六将〉の一人。ランクAのエルダードラゴン。ダンジョン内では、迷宮総指揮官の役割や他の〈六将〉の纏め役、カゲマサの相談役、第二十五階層の管理といったものがある。
“冥府教”支部襲撃の際には、ランクA部隊の指揮を任されるが、ブラッドやロディックといった主犯格の逃亡を許した。その後は、ダンジョンにてカゲマサの補佐をする。余談だが、カゲマサが身体を焼失した時は発狂していた。
●クロ
カゲマサのダンジョンにおける最高幹部〈六将〉の一人。ランクAのエルダードラゴン。ダンジョン内では、第二十一階層から第二十四階層までの管理を担当。シロとは兄弟分。
〈神罰者〉マリアンナ一行が来た際には、取り残されていたパトリック一等級聖騎士を《古竜の咆哮》でズタボロにした。
●ゼクト
カゲマサのダンジョンにおける最高幹部〈六将〉の一人。上級虫魔人。ダンジョン内では、第十一階層から第十五階層までの管理を担当。
ランクA部隊として“冥府教”支部襲撃に参加したが、マリアンナと相対し取引で引かせる。しかし本人は不満があったようで、また会った時は一対一の勝負を望んでいる。
●ジ・キラー
カゲマサのダンジョンにおける最高幹部〈六将〉の一人。元魔族の女性だがカゲマサの《魔人王》スキルで上級魔人へ変化した。ダンジョン内では、第十六階層から第二十階層までの管理を担当。
“冥府教”襲撃に参加したが、ブラッドとロディックを〈煙の通り道〉で逃がしてしまう。
●ワイズ、ゴブイチ
カゲマサのダンジョンにおける最高幹部〈六将〉の二人。ワイズは、カオス・スライムキングで担当は第九から第十階層。ゴブイチは、ゴブリンハイエンペラーで第六から第八階層。
“冥府教”襲撃やマリアンナのダンジョン襲撃ともに出番無し。
●ギオ・ウォーマン
元々は半巨人だったが、カゲマサの《魔人王》スキルで上級魔人となった。生粋の戦闘バカで強い存在を見つけると、襲い掛かる奴。現在は、名目上闘技場の番人を勤めており、キラーやゼクトと殴り会ったり、迷い混む冒険者に戦いを挑んだりとエンジョイしている。
“冥府教”支部襲撃の際には、戦闘バカ由来の癖で飛び出しマリアンナと交戦した。ある程度善戦したが敗北する。
●余談
〈六将〉内の総合的な強さの序列こんな感じ。
シロ=クロ>ゼクト>>>キラー>>ゴブイチ=ワイズ
◆聖王国side
●マリアンナ・ミルム
聖王国が誇る三人の〈神罰者〉の内の一人。〈神雷の巫女〉とも呼ばれるハイエルフ。
聖王国から脱走したロディックを追うために、セブンス帝国に密入国した。ロディックの足跡を追って部下と共に“冥府教”支部を襲撃するが、カゲマサが派遣したランクA部隊の隊員ギオ・ウォーマンに邪魔される。ギオ・ウォーマンを破った後、イリアスとマトロが拐われたが、増援のパトリック、ビジェーフ、ベギンと過去の勇者が残した〈聖槍タケミカズチ〉と共にダンジョンへ行き、ロディックを探す。そしてダンジョン内にロディックの魔力を関知、突入したがビジェーフが死にパトリックがズタボロにされた。カゲマサに関しては、傲慢さの出た方は煽り隙を作ってボコボコにし、慎重さを取り戻した後のカゲマサには、毒を喰らいながらも善戦した。
しかしロディックはダンジョンマスターカゲマサとの取引で拘束したので、任務達成と判断し聖王国に帰還した。
●イリアス
マリアンナ配下の一等級聖騎士。犬獣人男性。マリアンナと部下として“冥府教”支部襲撃に参加したが、ダンジョン勢力に捕らえられ情報を吐かされそうになる。その後は、カゲマサによって水の中に押し込まれ高威力の電気を流され感電死。死体は、カゲマサによって念入りに溶解液で溶かし処理された。
●マトロ
マリアンナ配下の二等級聖騎士。人間男性。マリアンナと部下として“冥府教”支部襲撃に参加したが、ダンジョン勢力に捕らえられ情報を吐かされそうになる。その後は、カゲマサによって水の中に押し込まれ高威力の電気を流され感電死。死体は、カゲマサによって念入りに溶解液で溶かし処理された。
●エリベラ
マリアンナ配下の二等級聖騎士。エルフ女性。マリアンナと部下として“冥府教”支部襲撃に参加したが、ダンジョン勢力の妨害に合う。しかし運良く生き残った。その後は、後方支援に回る。そしてマリアンナと共に帰還。
●パトリック・ウォーズリー
聖王国から追加派遣された一等級聖騎士。人間男性。一等級聖騎士の中でも三本の指に入る実力者らしいが、一人取り残されたり、実力を発揮する前にズタボロにされたりした不憫な人。マリアンナと共に帰還。
●ビジェーフ
聖王国から追加派遣された二等級聖騎士。人間男性。ダンジョン侵入の際に、先頭を買って出たが罠に嵌まり、死亡。無事DPとなった。
●ベギン
聖王国から追加派遣された二等級聖騎士。人間男性。ダンジョン侵入の際、待機となった為生き残った。マリアンナと共に帰還。
◆“冥府教”side
●“冥府教”
昔に聖王国によって駆逐されたはずのカルト宗教。死の力を集めて世界を死で満たし自分達にとって都合の良い世界を作ろうとする危険な集団。簡単に言えば、「好き勝手出来る世界が欲しい!作ろう!」である。
一番下に信徒、下級幹部に複数の“兵士”。上級幹部に“騎士”、“僧正”、“城塞”の三名がいる。首領は“王”と呼ばれる。
チェスを知るカゲマサが言うには、“女王”もいるとするが、詳細は不明。
●ブラッド
“冥府教”の“騎士”配下の下級幹部“四兵士”の一人。ドミニク辺境伯領の北にある支部で死の力を集めていた。ロディックを追跡してきた聖王国側とダンジョン勢力との戦闘になるが、〈煙の通り道〉という魔道具で振り切る。その後は、スキル《混合肉体変形》で姿を変える。ダンジョンに侵入して、死の力を集めようとするが、厄介事を持ち込んだとダンジョンに敵視され、ランクA部隊による強撃を受ける。その後何とか切り抜け、使い捨ての転移魔道具で脱出した。しかし冒険者ギルド職員に変装していたカゲマサによって刺殺された。彼の脳は、情報解析の為切開された。
●ロディック・アトルフ
元聖王国の一等級聖騎士だったが、離反。“冥府教”に合流した。台詞から見るに、聖騎士になる前から“冥府教”信者であり、力を付けるためと正体がバレないかのテストも兼ねて聖騎士になった模様。夢は、最強の力をもって好き勝手にしたいという傍迷惑なもの。
支部に着いて“四兵士”の一員となる。
(何故“四兵士”の内一つが空いていたのかは後述。)
マリアンナ等が襲撃してきた際には、マリアンナ等の前に現れ力を誇示しようとするが、逆にコテンパンにされた。しかしギオ・ウォーマンの乱入のどさくさ紛れに逃走する。
その後は、ブラッドの《混合肉体変形》で姿を変える。そしてダンジョンで死の力を集めようとするが、厄介事を持ち込んだとダンジョンに敵視され、ランクA部隊による強撃を受ける。〈狂星〉の一人であるツリーと戦うが、完敗。捕らえられて脳から情報、そして生命力を抜き取られた。その後は、マリアンナに引き渡されて聖王国に輸送された。
●イワン・ザモネア
ロディックと同じく聖王国から離反した二等級聖騎士。しかし途中でマリアンナに捕縛された。
●一般信徒の皆さん
血のように赤いマスクに赤い外套という派手な出で立ちの信徒。マリアンナ等襲撃の際に、一部を除き全滅した。一部の皆さんは、ダンジョンによって情報を抜き取られ、人工魔人の素体となったり生命力を抜き取られ、モンスターのエサや罠の実験台となった。
●“騎士”
“冥府教”の上級幹部と思わしき男。殺害を遊び、人間を遊びに使うおもちゃと見なして、人間がどのように死ぬかを楽しむ狂人。また飽き安く、遊びで人間を殺したら直ぐ様廃棄して次の殺害方法を模索する。カゲマサがサタリム王国軍を潰した際に登場し、人間を乱雑にくっ付けて巨大な肉塊を作り上げていた。そして肉塊を粗大ごみとして切り捨て、次の場所へ行く。
実は、この肉塊の中には“四兵士”の一人も含まれていた。またブラッドが死んだ際には、悲しむどころか大爆笑して、死に様をマヌケと貶したりと味方さえもおもちゃと見なしている。
パラサイトフロッグによる、〈卵産み付け殺害〉と〈おたまじゃくしに捕食される死に様〉に満足したのか、おもちゃとなった人間の娘を捨て次の遊びを探し始める。一応死の力は集める模様。
●娘
“騎士”の配下である“兵士”によって捕らえられた家族の一人。目の前で父と母、叔父が殺されるのを目の当たりとした。その後は、“騎士”の飽き性で捨てられ、奴隷としてセブンス帝国に売られた模様。
何か問題がある箇所があったら、教えてください。出来る限り直します。