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「イナナキ様如何致しました」
「何で此処にこんなに来るのーのー」
「貴方が命を与えるからです」
「ノー」
イナナキと呼ばれるナガレは<祝福されし紅>着ている
女神勢の拠点の一つである普通の町アリキタリ3に居
明るい昼中大きめのテント中で地面に崩れ落ち地面を叩く
「だって移動が速くなるし意思疎通も楽になるから」
「ええなのでさぁー諦めて皆にお与え下さい」
「先ずは私の親類縁者から」
イナナキ様と呼ぶ勇者マッケン・ヤラレはさあさあと勧める
その姿はごく一般的なおっさん戦士である
光あふれる世界空間に意識を飛ばしたナガレ
畳に小さいテレビちゃぶ台がある世界あと冷蔵庫
「おとーさん」
どたどたと走って来る愛娘女神アイシャ・シラツキ
その姿は黒目黒髪ロング白い肌の10代後半比較見た目幼い
自分を捨てた父に会う為此の世界の神となった
「どうしたの」
ナガレに抱き付き上目遣いに白のワンピを着て尋ねる
「今暇で単純作業だし意識だけこっち来た」
ナガレボディは自分の肉体を増殖させ他者に順に命を与えている
「ナガレやん」
「スザクも来ていたのか」
スザクは紅の綺麗なバトルスーツ姿領で二ヒラヒラの白いソデ?付き
胴足は赤と白のピッチリスーツスタイルの良さが引き出され見目麗しく
顔には兜を付けてはいないまああれ美しくないしなとナガレは思いつつ
「未来の妻そない見つめへんでも」
ちゃぶ台の前でスザクは顔を両手で隠ししなを作る
「いやスザクよ」
「ヒガンでもその姿で過ごすのか問題無いか?」
「ハテ」
スザク恥ずかしがるのを止めアイシャを見つめ
「ないよおとーさん」
「武者姿とか騎士とかセクシーなやつもいいよ」
アイシャはすすと背中に首にナガレにしがみつき伝える
「そうか変わったのは名前だけでは無いのか」
「ほうなら一緒におぼえてゆこうやないか」
「ナガレ」
スザクは笑い伝える
「そうだな」
ナガレも笑い
アイシャも笑う
「仲善き事この上無いですね」
道服を着た青年黒髪黒目短髪平凡
管理神シュンライ・セイランが皆の同意を得現れる
「お邪魔してすみません」
「アイシャ殿早い対応有難う御座います」
道服を着た青年シュンライは頭を下げる
「どうかしたのですか」
アイシャは察し理知的な声色で尋ねるがしがみついたままである
「父が見つかりました」
「後は此方の都合よく事をなし討ちます」
シュンライは何事もない様子で淡々と伝える
「討たれるのですね」
「はい」
アイシャの尋ねに迷いなく即答するシュンライ
「そしてアイシャ殿は契約から解放され」
「そして此の世界はヒガンの庇護の下に」
「皆に両世界にとって良き世となりましょう」
シュンライはにこっと笑い伝える
「シュンライさんは?」
アイシャの問いに
「勿論私も含まれています」
「御心配痛み入りますアイシャ殿」
シュンライは丁寧にお辞儀し答える
「では此れにて」
「お邪魔しました」
顔を上げ伝えスゥと薄くなり消える
「おとーさん」
アイシャの言葉に
「わかってるよ」
ナガレは伝える
スザクは二人を見つめ
あの二人信頼関係築けて無いからどうしたもんかと思っている
その最たる例はスザクをアイシャが送ったとナガレは思ったのだ
あの煌々とした月夜の晩スザクと再び会った時・・・・・
何時になればナガレの信頼を得られるんやろかと
人知れずスザクはため息をこぼす・・・・
お読み頂き有難う御座います。




