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「だからあの洞窟あそこはヤバいのがいて皆殺された」
男ナガレが叫ぶ
黒目黒髪短髪のソコソコ鍛えられた身体付き
汚い服汚いマントのわりに髪に顔や肌は綺麗な男
「なら証拠持ってきてください」
受付嬢が言い
「もういいだろ」
町の荒くれものがナガレの腕を掴み
「チィ」
ナガレは舌打ち
「はあそれにしても何で戻ってきたのコイツ?」
「コロシテヤって後はとんずら」
「もう一度出来るとでも思ったんだろう」
「確かにばかそうな顔してるもんな」
ぎゃははと複数のこの町に雇われた荒くれものは笑いナガレを連れて行く
「此処だ入れ」
歩くこと一時間位普通の家に着く
「・・・・・・・」
ナガレは無言で従い入る
中も普通の家で
「コイツか売りたいヤツは」
マントを深くかぶり顔を隠した男は椅子に座りナガレの後ろに居る
荒くれものに聞く其の数一人他は別件で消えた
「そ流れのロクデナシ」
「そうか」
「お前はもう良いぞ」
「じゃあ任せたぜ」
荒くれものは家に入らず消える
「で何をした」
マントの男は見もせずに尋ねる
「冒険者として依頼を受けた集団に誘われて」
「ある洞窟で俺以外は多分盗賊に殺された」
ナガレは盗賊以外は淀みなく答える
「多分?何故だ?」
マントの男は顔上げ此方を見つめる
「青何だなあんたの瞳」
数秒ナガレとマント男は見つめ合う
「魔物かな?デカい狼みたいなやつで火を噴く」
ナガレは言いながら天を仰ぎ伝える
「化け物が居たと」
「ああ」
「直ぐに俺は此処を離れる」
マントの男は立ち上がり聞く
「ついて来るかナガレ?」
「信じるのか?」
「自分の勘と教えだがな」
「何故聞く俺は奴隷だろ?」
ナガレはマント男の挙動を観察
「化け物ナガレ」
「流浪者にありえない綺麗な黒い瞳を」
「持つものが居たらそう思え見つけたら関わるな」
「ある人からそう教わった」
話しながらマント男は出口に向かう
「へえそうか」
ナガレはマント男の背を追い出る
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