表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

ホントウノ

閻魔の部屋に案内された。


部屋の中には獣の像や、見たことのない模様で描かれた家具が並べられている。


「早速なんだが、君の父親に頼まれたことを話そう」


「ええ」


「君のことを心配していた彼は私に君のことを頼んだ。閻魔の日記には君が死ぬときのことが書かれていたのでツノを向かわせ待機させていた。君には才能がある。ただそれを咲かすには君の一生ではとても賄いきれない100年とか200年の話ではない1万年以上の時が流れてやっと習得できるような才能だ。現世では才能がないのと同じだが。」


「ふーん。それで?」


「って軽いねキミ?そこで彼は死んで君の才能を咲かせるために奮闘していたわけさ。」


「クソ親父め――案外いい奴じゃねぇか・・・この野郎」


「ここ地獄では年齢が増えていくことはないそして君が死ぬ前に戻せば不慮の事故から奇跡の復活最強能力者の完成だ」


「ええ・・・それってずるくないかなんか楽して強くなるみたいで?」


「楽・・・?ハハ、そんなこと言ってられるのも今のうちだけさ、時間の概念もない、体の疲れもない、ただ痛みと苦しみが君を襲う寝る必要もないからずっと動きっぱなし、普通の精神ならいつくるってもおかしくないだろうね。」


「・・・・・・」


「それでもやれるかい?断ることは死を意味するけどね」


「・・・・・・」


「・・・・・・」




「やってやる!!!そう決めてきた、あらゆる苦痛は味わった。あの場所に最強の存在として君臨してやる、金を無駄遣いして俺を苦しめた馬鹿どもを駆逐してやる」


「いい答えだ!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ