表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/41

ペットにするつもりだ

「ん?どうした汗なんかかいて。暑いのか?」

オリアンが不思議そうな目で見てくるが、これ冷や汗なんです。

「いやぁ今更さっきゴブリンに襲われたことの恐怖が来ましてね……」


「おいおい、傷まみれならまだしもトーヤ。君は無傷じゃないか。そんな君が何でゴブリンに襲われたくらいで恐怖する?」

いやいや、んなわけないでしょう。

仮に実力があったとしても下手したら死んでますからね!

何この人自信家なの?


「え、えぇまぁ次からは気をしっかり持ちますよ。ところで犬の事ですが……」

「知ってるのか!?」


身を乗り出してこないでください。

顔近いです。

いい匂いします。


「いいえ、申し訳ないですけど知りませんね……しかし魔法を行使する犬が珍しいんですか?」

「ん?そうだな。たまに魔物でも魔法は使うものはいるんだが魔物に成り下がっていない犬が使う例は見たことが無いんだ。」


そうなのか。

うーん、人状態ならまだいいが動物状態での魔法は控えるべきなのかな。

使ったとしても人に見られてないところだな。


「そうか、見てないか。情報感謝するよ、トーヤ。いつかまた会おう。」

そう言い踵を返し走り始めるオリアン。

あ、そうだ。ちょっと聞かなきゃいけないことがあったんだ。


流石にちょっと離れたんで大きな声で

「オリアンさん!その犬見つけてどうするんですかー!」

俺の声を聴いてオリアンさんは走るスピードを緩め顔を少しこちらに向け

「ペットにするつもりだー!」


と言い放って去っていった。


よし、ミニチュアダックスフンドあの人の近くで封印決定。

流石に犬のまま一生を過ごすというのはあまりにも辛い。

いや、あの美人さんに毎日体を洗われたりとかと思うと惜しくはあるんだけど!

それよりもこの能力を使ってこの世界を満喫したい。


ならまずは空からだな。

と言うか街を探そう。

この世界の街並みを見てみたい。


さて。

街を探すなら空から探した方がいいだろう。

ならばあれに"変態"だ!


俺はイヌワシに変態し森から勢いよく飛び出した。

空を飛んだことは無い筈なのに頭の中に飛び方が入っている。

と言うより飛びたいと思ったら体が翼を大きく羽ばたかせ飛んでいる。


どうやら"変態"は変身したものの当たり前にできることを当たり前にできるようにしてくれるみたいだ。


飛んでる途中見たこともない鳥が声にもならない声(威嚇か?)を上げて周りを飛び回り始めた。

余りにもうっとおしいので最高速度で突っ切ってみた。

流石は鷲だ、凄い速いぞ。

速い筈なのに俺の体に一切の負担もない。


さらに言うと鳥どもに少しぶつかったのだがぶつかった瞬間、その鳥たちは「ギェッ」と小さく悲鳴を上げ地に落ちていった。

……待てよ。これはいいかもしれない。


俺は落ちた鳥の死骸を取りに地上に降りた。

そして近くに誰も見ていないことを確認し、そっと人間に戻り死骸を回収した。

食べられるかも知れないからね!


再び空を飛ぶと何か見えてきた。

と言っても今俺は鷲だ。その視力は人間の8倍らしくその通りであるかのごとくその「何か」がハッキリ見えた


あれは城壁だ。

読んでくださってる方ありがとうございます。

少ない字数で申し訳ありませんが、出来るだけどんどん更新していこうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ