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連呼しないでください

待て。

待て待て。

「"変態"?今そう言った?」

おかしいだろ、変態ってあの変態だろ?

簡単に言うと女児好きだったり、死体好きだったり。


――まぁそういう反応するとは思っていました。ですが、"変態"はそういう意味ではありません。まぁ変身と似たような意味の方の変態です。


あぁ、なるほどね。

うん。でもあんまり人には教えたくないスキル名かな。

でもユニークスキルってことは何か特別な力でも?


――説明しましょう。ユニークスキル"変態"は貴方が今まで見てきた人間以外の動物に姿を変えることができるスキルです。スキルを使う際は頭に念じれば使用可能です。


ほう?それはそれは何ともまぁ……あれ?凄いんじゃないのこれ

つまり人間の知能を持ったまま動物の能力を使うことができるのか?


――そうです。そして"変態"の真骨頂はもっと強大です。が、これは秘密にしておきましょう

「え、何でだよ。」

思わず声が出てしまった。

でも教えてくれてもいいんじゃないか?


――ハードモード過ぎてもいけませんけどイージーモード過ぎてもいけないのです。と言う訳で"変態"の真の力は貴方の手でつかみ取ってください。


そんな変態変態連呼しないでください、女神様。

一部の本当の変態にはご褒美なんじゃないんですかね。


――さて、もうそろそろお時間にしましょうか。さて重道さん。貴方はこれから転生しますが名前をトーヤと変更させていただきます。


転生と同時に名前も変わるのか。

まぁ別に思い入れがあるわけじゃないからいいんだけどね。

俺が名前に了承したと同時に俺の体が光に包まれる。


「うわっ眩しっ!」

全身が発光して眩しくないわけがない。

どうなってるんだこれ


――それではお別れです、トーヤさん。いつかまた会えるかもしれませんし、会えないかもしれませんが……貴方の新たなる人生に幸がありますよう。


俺の視界が完全に光に包まれる瞬間、見えた気がした。

金色の長髪を靡かせた美しい女性を


あぁ、そうか。あんたが。


フッと電気が切れたように周りが暗くなる

次に光が差し込めばそこは異世界なのだろう。


……にしても"変態"という名前だけは何とかならなかったのだろうか?

まぁ仕方ないのかもしれない。

本当に意味を分かってくれる人だっているさ。

いるよね?


動物か。本当になれるのだろうか。

そうだなーそう言えば近くの家にミニチュアダックスフンド。

アイツ可愛かったな。妙に人懐っこくて……

ん……なんだ、眠くなってきた、な。


ふむ、じゃあ寝るか。

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