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思考と失神。

 こんな風に、私はだらだらと思考に耽る。

 考えに考えて、そうして最終的には、捻くれ歪んだ結論を導き出す。我ながら陰気な趣味だと思う。

 しかし、高校に通わない私には話す友達もいないし、SNSは見ていると心が荒んでしまう為、情報収集や笑えるものを探す以外は利用していない。

 ゲームは一時期寝食も忘れて熱中したが、今ではその熱も冷え冷えである。

 生きる気力さえ限りなく低い今の私には、ネガティブに考えるぐらいしか出来ないのだ。

 時刻は丁度、正午。今日は蓮斗が通う第一高校の一学期の終業式であり、もうすぐで蓮斗が帰ってくる。

 毎日が日曜日を三年続けている私にはそのありがたみが薄れてきているが、今日の朝、蓮斗が音痴なくせして鼻歌を歌う程度には、夏休みが楽しみなことは理解できる。

 確か去年は受験勉強のし過ぎで知恵熱を出して寝込んでいたし、一昨年と一昨々年は毎日のようにあった部活動と膨大な課題を前に上目遣いでヘルプを求められていた気がするが、蓮斗は忘れているのだろうか。

 あの時の上目遣いは可愛かったから、私の脳裏にはかなり鮮明に焼きついているが、蓮斗はどうなのだろう。

 蓮斗は帰宅部になり、出されていった課題を夏休みが始まる前から少しずつこなしている。真面目か、と言いたくなるが、真面目であることに越したことはない。去年、一昨年、一昨々年のように私を頼ってくれればいいのにと思うが今のままでは、会話すら出来ない。

 閑話休題。

 要は、夏休みの間も今のままだと私が気まずいという話だ。

「――よしっ」

 だから私は決意した。考えても埒があかないから最大級の謝罪をしよう、と。

 だが、遅すぎた。

「あ、れ……?」

 空間が歪み、捻れ、回る。

 しまった、と直感的に思うと同時に、私は意識を失った。


話数によって、文字数は結構雑です。多かれ少なかれです。

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