表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

俺はアイドル

作者: 明日穂

今日もまた俺を見るためにたくさんの客がやってくる。


「かわいい~」とか「こっち向いた~」とかいちいちうるさいんだよなあ。

どうせすぐ他のヤツに乗り換えるクセに。


でもまあ俺も商売だし?愛想のひとつやふたつ見せてやるけどホントは楽じゃないんだぜ。


なんだよ。俺の態度が気に入らない?生意気?

最近、他のヤツばかりが先に売れていきやがる。

「へへ、先輩、お先です~」ってそれで挨拶のつもりか?


もう怒った!愛想なんて二度と振りまいてやんねえ!

俺の良さがわからない客に何やったって意味ないだろ。


・・・なんだよ。今日の客はいやに熱心だな?

俺の良さがわかるっていうのよ。

いや、騙されないぞ!似たような客は今までだっていたけど、どいつもこいつも冷やかしか他のヤツに乗り換えて行きやがった。

コイツだって絶対そうに決まってる。


 あれ?違う、のか?

もしかして本当に俺を認めてくれるのか?


 し、しょうがねえなあ~。

それなら少しくらい愛想振りまいてやってもいいぜ?

そうだな、ここはとびきりの笑顔で元気よく行くか!


「にゃ~ん」


(某ペットショップのショーウィンドウにて)




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 可愛いアイドルですね。私もたまにアイドルを見に行きますよ。
2014/10/14 00:15 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ