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第九戦『総大将』

俺は今前田城内を歩いていた

というのもサクラがとりあえず当主、つまり慶次さんにあって来いと行ったからだ。

俺も遅かれ早かれ慶次さんには戦の報告の為に行かなければと思ってすぐに向かうことにした


それにしても何が"千人切り"だよ

俺自身覚えてないことで噂にされてもな


サクラが言うにはこの"千人切り"の噂のおかげで当分はこの前田領には敵が攻めて来ないらしい。つまり俺なんかが抑止力に当分なるということだ。

まあ俺なんかの為に敵が攻めて来ないのは戦略じょういいことだ。


色々考えながら歩いているうちに慶次さんの部屋の前までついた


「慶次さん、迅です」

「ああ、入れ」


俺は部屋に入り慶次さんの顔を見る。

そこにはいつもの豪快な慶次さんではなく前田家当主としての顔があった


「そこに座りな迅」


慶次さんの指示通り慶次さんの目の前に正座する

こうやって目の前に正座するのは初めてだ


「とりあえず体は大丈夫か?あと今回の戦はお疲れさん」

「体のほうは何とも……………サクラから聞きましたが俺が暴れてたのを止めてくださりありがとうございます」

「気にすんな、それより」


そういうと慶次さんの顔は険しくなった


「俺は戦に行く前におめぇに『総大将』ってこと忘れんなよって言ったよな」

「はい」

「あれはなただ『総大将』っていう言葉を忘れるなよって意味じゃねぇんだよ。自分が『総大将』でその役割と責任を忘れるなよって意味なんだよ。確かにあの時は俺の気まぐれでおめぇを『総大将』にしたけどな。おめぇはあの日、『総大将』だったんだよ。なのにおめぇはサクラの声を聞かずに前線に行ったらしいな

「すいません」

「『総大将』ってのはそれだけで戦況を大きく変える力をもってんだ。べつに前線にでるなとは言ってねぇ。ただ前線やほかの戦場にいくには『総大将』ならまず力が必要だ誰にも負けねぇ力だ。そこは忘れるな」


ここまで言うと慶次さんの顔は和らぎ、いつもの豪快で優しい慶次さんの顔になっていた


「ここまで説教じみたこと言ったがなにも前の戦、悪い事ばかりをお前さんはしてねぇ。サクラから聞いたがお前さんが前線に行ったのは味方を助けにいったからなんだろ?」

「はい。味方がやられてるって聞いていてもたってもいられなくて」

「そいつはいいことだ!迅、お前さんは『総大将』の器は持ってるかもな」

「『総大将』の器?どんなものですか?」

「そんなこと俺も分かんねぇよ」


そういうとけ慶次さんは笑いながら俺の頭を優しく撫でた


『総大将』の器か、よく分かんないけど慶次さんにはある。『総大将』の器が


「ところで迅」

「なんですか?」

「この後の軍議に出てくれ」

「え?軍議にですか?俺が!?」


俺は驚いた。何故って軍議はその軍の幹部が集まり戦をやるとかを決める会議なのだ。その重要な会議に俺なんかが入っていいもんじゃない。


「当たり前だろ。理由はどうであれ千人倒したのも事実。前の戦で新人のお前の活躍をみてほかの奴らもお前を注目してるんだ。だから出てもらう」

「分かりました。隅の方で大人しく見てます」


俺は少しワクワクした気持ちで軍議に向かった

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