第四戦可愛い女の子伊達政宗
おかしい……………
俺は今、伊達政宗を見て思っていた。
俺の知ってる伊達政宗は男だ、歴史的にも男だと伝わっているのに何故か今、俺の目にしている伊達政宗はとても可愛い女の子だった。
「慶次さん!」
俺は移動するのをやめ、慶次さんの近くに寄った
「迅、危ないから奥にいろって言ったろ」
「すいませんでもアレを見たら」
「アレって独眼竜のことか?」
「はい、伊達政宗って女なんですか?」
「ん?見ての通り女だろーが」
やっぱり俺の知ってるのとは違う
「ん?なんじゃ少年、そんなに妾を見て」
伊達政宗をガン見していると話し掛けられた
「い、いや何でもないです」
「ん?そうか、ところで前田慶次よその様なひ弱そうな少年を戦場に連れてくるとは何を考えておるのじゃ?」
「迅のことか?何故って……………」
「ちょっといいですか慶次さん!俺にちょっと伊達政宗と話させてください」
「ん?なんじゃ少年?」
「あなたは今、俺のことをひ弱な少年と言いましたよね」
「ああ、そうじゃが、なんじゃひ弱と言ったのが気に障ったか?」
「いえ、それは自分でも自覚してるのでいいんですが」
「じゃ何か他に気に食わぬことでもあるのか?」
ええありますとも、それは十分に
俺は声を大にして言った
「では言わせてもらいますけど、何故12歳くらいにしか見えない貴方に少年と言われなきゃならないんですか!」
「な!?」
「おい、少年!」
「ハハ、言うねえ 」
伊達政宗の驚愕の声、直江兼続、慶次さんの声が飛ぶ
何故俺がこんな事を言ったのにかは訳がある
伊達政宗が女でしかも超可愛い女の子だと言う事は認めよう
だが!
見た目はどう見ても小学生か中学生くらいにしか見えない!
そんな子に俺の事を少年なんて言われて少しカチンと来てしまったのだ
「お主、貴様が今、何を言ったか分かっておるのか?」
伊達政宗が少しドスの聞いた声で言う
アレおかしいな伊達政宗の後ろに何かみえるぞ
「どいつもこいつも妾のことをバカにしよって!妾は今年で18になるのじゃぞ?それなのに!」
そう言うと伊達政宗は馬から飛び降り腰に収めてあった刀を抜いて迫ってきた
やべ!死ぬ!
つーか俺より年上なのかよその見た目で!
俺が死ぬと思い目を瞑って覚悟を決めたその時!
キンっ
という音が鳴り響いた
「お嬢ちゃん相手は俺だろ?」
慶次さんは矛で伊達政宗の攻撃を防いでいた
「くっ前田慶次、また妾をお嬢ちゃんと言い寄って良かろう。まずは貴様からじゃ前田慶次!今日こそ倒す!」
そう言うと伊達政宗は刀を鞘に収め、何処に入れてあったのか分からない自分よりも大きい鎌を取り出し、慶次さんに向けて思っいきり振り……………上げれなかった
「くっ重い……………」
じゃあ何故取り出した……………
「えーいしょうがない刀で勝負じゃ!」
そう言うと伊達政宗は先程収めた刀を抜き、慶次さんに襲いかかった!
慶次さんも矛でそれに対応する。
再びキンっという音が鳴り響き伊達政宗の刀が飛んでった
握力弱えー
よく最初のは弾かれなかったな
鎌を持てず、刀を失った伊達政宗は今度は
「くっこうなったら素手じゃ」
といい、慶次さんに殴りかかった!
ポフッ
慶次さんはネコ耳が何故かついている頭を伸ばした右腕で押さえた
「えいっ!やっ!このっ!どうだっ!」
伊達政宗が可愛い声をあげながら殴ろうとしている
が
リーチの差で全然届いて無い
こんな和むようなことを1分くらいたったあたりで息が上がって疲れたのかついに伊達政宗は攻撃を辞めた
「さ、流石じゃな前田慶次よ。ハァハァ、み、見ておれよ、ハァ、次は必ず倒すからな!」
そう言うと伊達政宗は半泣きになりながら帰っていった
あの子は何をしに来たんだ?
伊達政宗が見えなくなった所で慶次さんが言った
「よし!今回も俺らの勝ちだ!」
『おーー!』
兵の声が上がる
って今回とくに慶次さんも兵達も何もしてないんじゃ……………
俺は帰りの移動中、今回の戦?と伊達政宗について聞いた
なんでもアレは戦と評した決闘を月に一度はやっており、現在伊達政宗の17連敗中だとか
それを慶次さんは戦人として伊達政宗を鍛える意味で毎回付き合ってやってるとか
あと伊達政宗は自分が幼く見えるのをコンプレックスに思っているらしい
どうりですごい怒気だった訳だ
☆
夜、俺は慶次さんに貰った前田城の一室で休んでいた
当分ここで暮らしていいらしい
休んでいると直江兼続と慶次さんがやって来た
「さあ慶次、この少年について詳しく説明してもらおう」
どうやら昼間の約束通り俺について聞きに来たらしい
慶次さんは俺のことをかなり大雑把ではあったが説明してくれた
「うむ、名は迅と言うのだな。私はもう知ってると思うが直江兼続だ、兼続と呼んでくれ」
「分かりました兼続さん」
その後兼続さんと慶次さんと少し話、二人は軍議があるとかで部屋を出て行った。
兼続さん少し堅い感じがするけどいい人だったなーなどと考えていると軍議に向かったはずの慶次さんが部屋に来た
「迅、お前に客さんだ」
客?この世界で俺に知り合いなんていないのに
もしかして咲か?
などと考えながら俺は慶次さんに案内してもらいその客が待ってるという客室に入った
そこには……………
スーツをビッシリと着た男がいた。