表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/45

第三戦伊達政宗

「慶次さん!」

俺は城の外、松風に乗り今すぐにでも出陣しそうな慶次さんを呼び止めた


「迅、城にいろって言っただろ」

「すいません慶次さん、でも俺戦場に行ってみたくて」

「駄目だ慶次!そのような少年を戦場に連れていくな!」

直江兼続が慶次さんに忠告する。まっそりゃそうだよな俺みたいな何もできない邪魔なだけな少年を連れてくなんて正気のさたじゃないしな

でも俺は慶次さんに連れて行って貰うためにある言葉を口にする


「慶次さん俺、なんつーか戦人の血が騒ぐっつーか」

「なに!?そうか迅!それならしょうがない。ついて来い!」


そう言うと慶次さんは自分の後松風の上に俺を乗せた

やっぱ慶次さんゲームでも血が騒ぐってよく言うから行けると思ったよ。あっこれもゲームだっけ


「おい慶次!本気かそんな少年を連れていっても邪魔なだけだぞ!」

「うるせーぞ兼続、血が騒ぐっていうんなら仕方ないだろ!それに今回はそこまで危険じゃないしな」

こんな感じで二人が言い合っていると

俺はある事に気付いた


「あのところでそろそろ出陣しなくて良いんですか?」

「むっそれもそうだな、慶次その少年はお前が責任を持てよ!私は知らんからな」

「あったりめーだ!よし!前田軍出るぞ!」

『おーー!!』

そう慶次さんが言うと兵が声をあげ、正門が開き全軍が出陣した。


まっ今回の目的は伊達政宗を見たいだけだし戦場では大人しくしてよ



「ここに本陣を築く、副将は副大将である兼続の指示に従ってそれぞれ拠点を作れ」


前田城から数十分進んだ場所に俺は居た。そこは草原で俺が慶次さんにあった場所とはまた別の所だ


つーか松風早かったな、さすが戦国最強馬と言われる事だけはある。


慶次さんは着くなり指示を飛ばし、本陣などを築く準備を始めた。

移動中に戦について色々聞いたがそこはゲーム

戦国〇双みたいな感じだ。拠点をあちこちに築き、本陣を守る。総大将か本陣が落とされたら負けというシンプルなものだった


さらに慶次さんの声が飛ぶ

「いいか!お前ら気合い入れてけよ!」

『おーー!!』

「まっ相手があのお嬢ちゃんだから気合い入れるもくそも無いんだけどな」


また慶次さんお嬢ちゃんって言ったな。もしかして伊達軍の独眼竜って伊達政宗じゃないのか?でも独眼竜は伊達政宗しかいないしな


俺がそんな事を考えているとどこからか声が飛んできた

つーか本陣作るのはえーな。そこはゲームなんだな


「伊達軍現れました!数はざっと5000!」


どうやら伊達軍が来たらしい……………数は5000か多いか少ないか分からないな


「そう言えば慶次さん、慶次さんの軍は何人ですか?」

「ん?俺の軍か?今日は500しか連れてねー」


500!?

これは俺でも分かる少なすぎる!

数で圧倒的に負けてるぞ!


「大丈夫何ですか?慶次さん!」

「大丈夫だ、どうせ兵は使わねーだろうし」

それってどうゆう……………


「報告!敵一人が味方本陣に向けてすざましい早さで迫ってるとのこと」


またどこからか声が飛んできた

どうやら一人で来るバカがいるらしい


「そうか!兼続、本陣前にいる味方を全員引かせろ!ここで迎え撃つ、たくあのお嬢ちゃん早さだけは素晴らしいな」

「ふう、やれやれ了解だ慶次、あの独眼竜戦と言う物を分かってない」

慶次さんの指示を受けた直江兼続が本陣の前にいる兵を引かせに行った

ってそんなことより


「いいんですか慶次さん?」

「ん?何がだ?」

「敵は一人でこっちにきてるんでしょ?だったら……………」

「大丈夫だ、多分その敵ってのが独眼竜の事だろうからな」

だったら尚更今のうちに仕留めたほうがいいんじゃ…………


「それより迅、奥の方にいな」

「分かりました」


俺は慶次さんの指示通り奥の方へと移動していると

声が飛んできた

どうやら敵がこの本陣に到着したらしい


「はるばる遠くからまた来てやったぞ!前田慶次!今日こそ倒させて貰うぞ!さあ、妾と戦じゃ!」

「はあ、独眼竜よそれは決闘と言うのだ……………何故お前はいつも兵を引き連れて来るくせに、一人でここまで来るんだ?慶次も慶次だいつも無駄に戦の準備をしよって」

「う、うるさいぞ!兼続!これが妾なりの戦なんじゃ!さあ前田慶次戦じゃ!」


どうやら敵は伊達政宗だったらしい

直江兼続と言い争っている

つーか声高いし、さっきから自分のこと妾って言ってないか?


俺は移動するのをやめ、ゆっくりと伊達政宗の方を向いた


細く白い足に、同じような腕、体を守る甲冑はやけに露出度か高く、可愛い青色の龍が刺繍されている。顔は整っており、髪は白、その髪の色に合わせたかのように何故か頭には白色のネコ耳を付けている


ぶっちゃけて言おうめちゃめちゃ可愛い女の子がそこに居た


あれ?伊達政宗って女だっけ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ