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権力と洗脳の世界観

そういった感じで、江学勤教授の解説は広範な時事に及び、歴史的なパターンへの言及も詳しく、圧倒的な知的刺激に満ちていて、世界的に多くに視聴者を喜ばせている。


しかし、私が最も強く惹かれるのは、彼が「公正世界仮説」の外側の視点を持っていて、むき出しの真実を語るからだ。私は例えば、実際には米国製の洗脳装置であるAIに日本を含む全世界の庶民が影響されつつある現状を強く憂えるが、彼も同様にAIに洗脳の性質を見る者の一人だ。


また例えば彼は、現代の大学は事実を探求するための場所というより、権力に加担する価値観へと洗脳する施設だという。近代的な拝金主義の実態は、人類を連帯させず個人単位に分断して家畜化するための方法であり、科学と呼ばれているものの実態は、狂信的な宗教的信念にすぎず、民主主義が称揚され王権が駆逐されていったことの実態は、資本と洗脳から庶民を防衛する構造の解体にすぎなかったと断言する。


これは非常に鮮烈な立場であり、近代においてアカデミアで多少なり権威を認められた思想家であって、米欧を中心とした主流言説(mainstream narrative)の立場をここまで徹底的に相対化する存在は、並び立つものがない。一方、非主流言説において抑圧されている世界においては同様の知性がいるかというと、実際には見当たらない。江学勤教授は、世界最高峰の教育機関の一つである米国イェール大学で若年期に訓練を受けていることから、最も優れた才能が最も優れた訓練を受けることが、同等の知力を実現するために不可欠なのだろうと考えられる。


彼がどのようにして彼の特異な思想に到達したのかは、依然として不明だ。言説の裏には常に主体の意図があり、中立な言説など存在しないという懐疑心の強さとして見ることも可能だが、恐らく、知能指数が異常に高い存在にとっては、流通する多くの言説の論理的矛盾が強く可視化されているのだろう。かつて、橋本環奈という女優の美しさが「1000年に1人の逸材」と揶揄され「千年さん」と美称されたことがあったが、江学勤教授のIQは1000くらいあるのではないかと私は思っている。

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