捨てられるべしもの以外、入るべからず

202X年の冬、自衛隊の東富士演習場内に突如現れた【時空の裂け目】より、未知の異世界の怪物たちがなだれ込んできた。
自衛隊の努力により、侵入が止められたものの、日本政府は反撃を狙い、異世界へ渡ろうとした自衛隊の精鋭部隊は裂け目を通ることが出来ず、一方的な怪物の侵入をただ日本側が止めるだけになった。

そんな時に未知の異世界より「人語」を話せる未知の存在が現れ、【捨てられるべしもの以外、入るべからず】とだけいい残し、消えた。

試行錯誤の末、日本政府が【捨てられるべしもの】の定義を定め、大規模の反撃を行った。

捨てられるべきと定められたのはなんと・・・引きこもりニートたちだった。

未知で危険な異世界へと渡り、魔王や神話級の怪物と戦い、この世界から不要な存在と認定され、命を落としていくものたちの記録である。