表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

第十九話

 数日後…。


 あの「女優さん」が取材したテレビの放送日。

 全国ネットで良かった。こんな地方でも見れるからね。


 一通り、取材のVTRが流れると、MCの人が「女優さん」にホテルについて質問した。


「そう言えば、宿泊もされたんですよね?」


「ええ、それが条件でこの仕事を受けたんですから。」


 ん?何言ってんだ?この人。


「ココのホテルはすごく良いのよ!佐藤支配人って言うんですけど、この人の優れた手腕の賜物ね!また、泊りたいわ〜!」


「それに引き換え陽光ホテルは最悪よ!以前、佐藤支配人が居た時は、気持ちのいいスタッフ達、清潔な館内だったのに、今の高橋支配人に代わってから、スタッフの質が落ちたのよ、そのせいでお客さんの質まで落ちて、ほんっと最悪!」


 「女優さん」は、生放送・全国ネットで言い放った。


 これが、佐藤・高橋、両支配人にとって、決定打となったのは、言うまでもない。


 佐藤支配人のいるホテルは連日満室、ほとんどが「女優さん」が褒めちぎったホテルと支配人見たさ。

 農業体験も連日予約と評判があがった。


「押さないでくださ〜い!」


「写真は良いですけど、順番を守ってください!」


 まるでタレントである。


 恥ずかしさの余りに他に目をやると


「キャー!今、目が合ったわー!」


 他のお客様を気遣って、


「もう少し、静かにしてもらえますか?」と言うと、


「キャー!声、渋い!カッコイイ!」


 収まるまで、事務所に逃げることにした。




 高橋支配人とはと云うと…


 連日のようにホテルに苦情、嫌がらせの電話、「高橋を出せ!」直接クレームを言いに来るお客が現れる始末・・・

 挙句の果てには、「コイツが高橋だ!」とネットに顔を上げられ、「人間のクズ」「氏ね!」と、叩かれてしまうようになってしまっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ