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蒼春詩篇  作者: Youki
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今回からは毎週水曜日に更新したいと思います。僕の気力が続く限り……

彼女と別れてからこっち、恋というものがどういうものだったかとんと思い出せないでいる。

高校時代は何人かの女性を好きになったような気もするが、彼女の代わりを探し求めていたと言われればこれと言って否定できない。

先日小学校時代の連中で同窓会があった時に彼女に会えれば、あるいは自分の中で何か整理がついたのかもしれないが、生憎と彼女は欠席だった。私の中での彼女の存在は大きく、何かしらの折り合いをつけねば次の恋には進めないような気さえしてくる。


バイト帰りにふと空を見上げる。そういえば今日はストロベリームーンが見られるとさっきテレビで言っていたような気がしないでもないが、そこにあるのはただいつも通りの黄色い月だった。ただ、心做しか平時より小さく見える気がする。

彼女のいる場所からは綺麗な赤い月が見えたのだろうか。そんなことを考えているうちに、月は雲の陰に隠れて見えなくなってしまった。

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