ヤンデレ?潰れろ。ツンデレ?千切れろ。幼馴染み?窒息しろ。ロリ?万歳。リア充?はぜやがれ。
かなめんさん見てくれるかな………。
私立黒森第二高等学校二年一組、それが俺の教室だ。
この高校はどこにでもあるような普通の高校。そんな高校の二階の左奥の教室。右端奥から横二番目のところにある。
普通なら絶好のポジションだろう。
………アイツがいなければ……
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そう叫んで教室に入ってきたのは、木之下潤である。後ろ髪はうなじまで伸び前髪は目にかかるかかからないか位の際どい長さだ。
顔は何処と無く幼い雰囲気だがよくみるとスラッとしている。
世間一般でいうリア充である。はぜろ
「ふふふ……待ちなさい、潤。あなたまた他の女子に色目使ったでしょう……」
そのあとに続いて入ってきたのは苗木美沙子である。
黒髪のポニーテールをふさあと揺らしながら片手にナイフを持っている。ヤンデレだ。顔は整っておりかなりモテるタイプだ。
彼女は俺の幼馴染みである。″彼″の幼馴染みではなく″俺″の幼馴染みだ。因みに幼稚園から一緒である。
「あっ!まちなさいよ!」
その次に菜村サラ(なのむらさら)が入ってきた。華奢な体に大きなメロンパン二つ。肩こり激しいだろあれ。腰まで伸びた髪をツインテールにしている。ツンツン的な性格のあれだ。
「まってよぅ~」
弱々しい声も一緒に響いてきた。三枝美紀である。彼女は高二で138cmという驚異的な身長を叩き出した。ロリ万歳。
少し騒いだあとリア充軍団一行は俺の席の隣に座った。左にリア充。その前に三枝。三枝の隣で俺の前でもあるサラ。そして右に美沙子である。
正直煩い。いちゃもんしょっちゅうつけられ睨みなんて毎日さ。極度のドMでない限りこの状況はただの拷問でしかない。マジでストレス。
とアイツらの紹介はこれくらいにして、とりあえず俺の自己紹介をしよう。
俺の名前は要優。中国人じゃないぞ?因みに名前の由来は父母祖父母皆の名前に優というじが入っていたからだという。座右の銘は「気にしたら負け」である。
何故この座右の銘にしたかというと……
察してくれ。
そんなこんなで憂鬱な日々が始まる。
キンコンカンコーンとチャイムが鳴る。
昼食の時間だ。
毎回リア充達一行は食べあいをいている。
ぎゃーぎゃー喧しい。
ストレスたまる。
一回だけ「どうしてそんなに疲れた顔をしているんだい?」とリア充が聞いてきた。
スゲェいらっとした。
「察してくれ」と一言言っておいた。
こんな感じで毎回嫌な思い出が沸いてくるので昼食が食べる気にならない。
よって残す。→心配される。
無限ループだ。
本当察して欲しい。
そして帰り道。煩い。後ろが。キャッキャウフフ、キャッキャウフフ、キャッキャウフフ、キャッキャウフフ。
やかましいわ!
高校に入ってから毎日が拷問である。りあじゅうはぜろ。
そして我が世界の主人公が消える。まぁ、途中で家に着いたからであるからだが………。
あーやっと救われt「ゴメン。まった?」何で戻ってくるんだよぅ!何でそんなに僕のことをいぢめるの?
そしてまた、キャッキャウフフ、キャッキャウフフ、キャッキャウフフ。
やーめーろーやー(泣)
やっと、家に着いた………。
これが俺の日常なのだ。健全な男子にこれはキツい。死ねって言われてるようなものである。てか、死ぬわ。
俺は親の声を無視しベッドに潜り込む。あー、疲れた。もう寝るk「お邪魔しまーす」かぇぇぇぇいっ!
俺んちじゃない。となりの幼馴染みの家だ。イケメンェの声が………。
※しばらくイケメンェと幼馴染みの会話
「いやぁ、久し振りだな」
「うん。2日振りだね」
2日だけかよっ!←俺の心境。
「あー、と。何する?」
「えっと………あっ!ご飯作ったから食べる?」
「えっ、良いの?いやぁ、美沙子のご飯はうまいからなぁ」
「っ!いま用意するね!待ってて!」
いぎゃぁぁぁぁああッ!
寝れんだろうがぁぁぁい!?
りーあーじゅーうー………、
………死ねや、ゴラァァァァァァアアアアッッ!
………結局寝れませんでした………。
ちなみに、どうでもいい話あのあと二人は初めての夜を過ごしたらしい………。
喘ぎ声うるせぇぇぇんだよ!!
誰か助けて………。
ここまで読んでいただき有り難う御座いました☆⌒(*^∇゜)v