織田三人衆
オリキャラ総登場!
大江戸城城主である蓮姫の城に住まうことを許可された一刀達
だが一刀を化け物視する家老・鹿衛門と蓮華が激突し
急遽、一刀の城への住み込みを賭けて御前試合として大江戸城にて一刀VS城の家来達の相撲対決が始まった。
しかし結果は読者も思うように一刀の連戦連勝で決まりまくるなか
鹿衛門「(ぐぬぬっ!?誰かあやつを倒せるものはおらぬのか!) 」
蓮華「いいぞ一刀♪ 」
孫登「いーっ! 」
悔しがる鹿衛門と喜ぶ蓮華
そして蓮華の真似をする孫登であった。
すると
番兵「鹿衛門様、ちょっとお話がございます 」
鹿衛門「何じゃ!!用件なら早くいえ!! 」
番兵「織田三人衆がお戻りになられました 」
番兵の話を聞いた鹿衛門は
鹿衛門「なぬっ!わかった。すぐに通すがよい 」
番兵「ハッ! 」
サッ!
そして番兵が去ると
鹿衛門「姫、織田三人衆がお戻りになられましたぞ 」
蓮姫に報告する鹿衛門
蓮姫「おぉ、あの西遊記トリオか、わかった。面白そうだからここに通すがよい 」
鹿衛門「わかりました 」
やがて通されてきたのは
光「どうやら我々がいない間に城が騒がしくなったようですね 」
キランッ☆
頭にバンダナを巻き、眼鏡を光らせる知的クールな明知光
勝「ガーハッハッハッ!静かより騒がしい方がいいではないか 」
織田家一番の怪力の持ち主である豪快な髭男の芝田勝
秀吉「何があったんでしょうねウキ? 」
織田家の技術者でサル顔の橋場秀吉
この三人は織田三人衆と呼ばれ、織田家の中でも特に知・力・技が優れた三人なのだが
蓮姫「よく戻ってきたな、カッパ(光)、ブタ(勝)、サル(秀吉) 」
光「そんなあだ名で呼ばないでください! 」
勝「ガーハッハッハッ!儂はブタですかい 」
秀吉「サルとはひどいでござるよウキ! 」
蓮姫からはその特徴から西遊記トリオと呼ばれていた。
鹿衛門「そんなことはどうでもいい!お前達、あいつを相撲で倒すのじゃ! 」
ビシッ!
鹿衛門が一刀を指さすと
一刀「おりゃっ! 」
ブォンッ!!
家来「うわぁーっ!? 」
また一人、家来が一刀によって投げられていた。
光「ほぅあの者、なかなかの使い手ですな 」
勝「ガーハッハッハッ!いいぞ!儂が相手をしてやろう! 」
秀吉「力業は苦手なので、遠慮を…!? 」
約一名が嫌がるが
鹿衛門「さっさといかぬかーっ!!♯ 」
ドォンッ!!
秀吉「ウッキーッ!? 」
鹿衛門の強引さに負けて秀吉も参戦することになった。
そして一方
一刀「さぁ、次の相手は誰ですか? 」
次の相手を待つ一刀だが
家来「おい、お前はまだ試合してないだろ!さっさといけよ!? 」
家来「嫌だよ!?勝てるわけないじゃんか!?お前こそ試合してないだろ! 」
もはや誰もが一刀と相撲することを拒んでいた。
蓮華「どうやら一刀の勝ちらしいな 」
勝ち誇ろうとする蓮華だが
鹿衛門「フッ!今までのはちょっとした余興、これからが本番じゃ! 」
すると
鹿衛門「いけ!織田三人衆! 」
バァンッ!!
鹿衛門が叫んだ直後
光「織田三人衆の頭脳・明知光、参る! 」
バンッ!!
まず最初の相手である明知光が現れた。
一刀「(どうやら先程までの家来達とは違うみたいだな、さて、その実力はいかに!?) 」
そして
ガシッ!!
いきなり取っ組み合う一刀と光
一刀「うぉっ!! 」
ズズズッ…!!
光「くっ!? 」
だがやはり力は一刀の方が上のようであった。
蓮華「フンッ!織田三人衆だか何だか知らないが一刀に勝てる奴なんているはずがないだろう 」
孫登「ない! 」
鹿衛門「フッ!口だけならば何とでも言える。何せ明知には奥の手があるのじゃからな! 」
そうこうしている間に
ズズズッ…!!
光は土俵際まで押されてしまった。
あともう少しで一刀の勝利となったその時!
光「どうやら奥の手を使うしかないようだな 」
シュルリッ!
頭に巻いてあるバンダナをほどく光
すると
ビッカァーッ!!
一刀「うわっ!? 」
光の頭から物凄い光が放たれた!
孫登「きゃっ!? 」
蓮華「何だあれは!?眩しくて目が開けられないぞ!? 」
鹿衛門「あれぞ明知の奥の手じゃわい! 」
実は光の頭のてっぺんが禿げているためこの光が放たれているのだ。
一刀「くっ!? 」
そしてさすがの一刀も強烈な光を食らってしまってよろけると
光「もらった! 」
バッ!
ザザザーッ!!
ここぞとばかりに押しまくる光
ちなみに光の頭が禿げている理由は幼少時の蓮姫によって、てっぺんの毛を一本残らず抜かれたためである。
蓮姫「カッパの奴め、なかなかやるではないか 」
光「そのあだ名はやめてください! 」
ザザザーッ!!
今度は逆に一刀を土俵際まで押しまくる光
光「どうやら私一人だけで決着がつきそうだな! 」
もはや勝利を確信する光であったがその時!
バッ!
光「なっ!? 」
すたっ!!
一刀が高く跳んで光の後ろに回り込むと
ドンッ!!
光「うわっ!? 」
バタンッ!!
光は土俵の外に押されてしまった。
光「ばかな!?私の奥の手を食らいながら私を倒すだなんて!? 」
通常の者ならサングラスでもしない限り見えることはないのだが
一刀の目を見てみると
バンッ!!
一刀の目は白眼であった。
蓮華「あれは真眼か! 」
鹿衛門「真眼じゃと!? 」
一刀の目を見て状況を知った蓮華
真眼とは、自身の視覚変化を起こさせる術で、使用すれば回りの人や物が棒人間のように変化する。ただし使用時間が短い
普段一刀は女体を前にした時にしか使わないのだが、真眼は他の利用法として目を眩ませる術が効かないという利点があるのだ。
勝「ガーハッハッハッ!惜しかったな光よ、次は儂が相手をしてやろう 」
ズンッ!
続いては織田三人衆の力・芝田勝が相手をすることになった。
一刀「(なかなかの力の持ち主のようだな) 」
気配だけでそう察する一刀
そして織田家の力自慢というのは伊達ではなく
勝「ガーハッハッハッ! 」
一刀「くっ!? 」
ズザザーッ!!
いくら連戦で疲れているとはいえ、あの一刀が力で負けるほどの実力であった。
蓮華「一刀!? 」
鹿衛門「フッ!力で勝に勝てる奴なんているはずがなかろう!今度こそ勝ちじゃ! 」
確かにこのままでは一刀でも負けそうであった。
だが
一刀「どうやら、これほどの相手ならば少しばかり力を入れた方がいいようだな 」
ズザザッ…
勝「ガーハッハッハッ!は? 」
少し一刀が力を入れた瞬間、一刀を押していた勝の動きが止まった。
そして
一刀「うおりゃっ! 」
ブォンッ!!
勝「ガーハッハッハッ!はぁっ!? 」
何と!?一刀は自分の身長の二倍はある勝を持ち上げていたのだ!
その理由は…
蓮華「(一刀ったら、体に気を流しているな) 」
実は一刀、先程までは相手が一般兵ということもあって、本来の体術でも使用される体に気を流すという行為をしていなかったのだ。
体に気を流すのと流さないのではかなりの威力が違うのだった。
そして
一刀「ハァッ!! 」
ドォンッ!!
勝「がはっ!? 」
一刀は勝を投げ飛ばしてしまった。
蓮華「さすが一刀だな! 」
孫登「とちゃま、ちゅごい! 」
鹿衛門「ぐぬぬっ!?もはや織田三人衆も秀吉一人か、こうなったらお前だけでも勝て! 」
鹿衛門が秀吉に命じると
秀吉「任せてください。この秀吉、傷つけずに終わらせる秘策があるウキ! 」
鹿衛門「そうか!ではいけ! 」
そして一刀VS秀吉の試合が始まろうとするのだが
秀吉「織田三人衆の技術・橋場秀吉の腕を見ろウキ! 」
サササッ!
試合が始まった瞬間、何かを作る秀吉
一刀「(何をする気だ!?) 」
一刀が驚くなか、秀吉が作ったのは
バンッ!!
一枚の白い布であった。
そして秀吉は…
秀吉「降参!俺の負けだウキ! 」
ずでんっ!!
先程作った白い布を白旗のようにして降参する秀吉
この行動に誰もがずっこけたのだった。
鹿衛門「このバカタレ!!♯ 」
秀吉「だって光と勝を倒した相手に俺が敵うわけないウキよ!? 」
まぁ確かにそうなのだが
それはさておき
蓮華「やったな一刀! 」
孫登「とちゃま! 」
一刀「蓮華、孫登! 」
大江戸城の家来達数百人を倒した一刀に近づく蓮華と孫登
蓮姫「おめでとう北郷一刀、約束通り城に住まうことを許可しよう 」
一刀「ありがとうございます 」
そして城に住まうことを許可されたのだが
蓮姫「だがその前に… 」
バサッ!
一刀「えっ!? 」
蓮姫は着物を脱ぎ捨てると
蓮姫「私と一戦してもらおうか! 」
バァンッ!!
そこには回し姿の蓮姫がいた。
一刀「な…何て格好を!? 」
蓮姫「試合を見てたら私も戦いたくなったのだ。では参るぞ! 」
バッ!
そして蓮姫が一刀につっぱりを繰り出そうと胸から手を離した瞬間!
ぷるんっ♪
蓮姫がポロリを炸裂させ
ブッパァーーンッ!!
一刀「がはっ!? 」
バタンッ!!
蓮華「一刀!? 」
一刀は鼻血を出して倒れたのだった。
蓮姫「おっ、何もしてないのに倒してしまったな 」
決まり手は『丸出し』である。
オリキャラ紹介
・明知光
頭にバンダナを巻いた。知的クールな眼鏡男。頭の毛のてっぺんが幼少時の蓮姫によって抜かれたため禿げている。
・芝田勝
ガーハッハッハッが口癖な髭男。織田家の力自慢
・橋場秀吉
サル顔の小柄な男。建築技術の腕は高いが戦闘力は低い