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激突!零奈VS吹音

※お知らせ


知っている方もいると思いますが4月1日にてピクシブの方でほとんどがPC、スマフォ限定の機能となりました。


それによって西森はスマフォ投稿ではないため現在小説投稿ができませんのでしばらくピクシブの方は休ませてもらいますが現在、小説家になろうにて新掲載を考えていますのでお待ちください。


なお、ピクシブでの小説投稿が可能となり次第、投稿していきます。

暗黒城にて共にいた吹音と零奈であったが


ちょっと離れた間に吹音は操られ、零奈を敵だと認識し


吹音を操った張本人である嵐鬼まで現れ、挟まれる零奈と月光であった。


吹音「見つけましたよ! 」


スッ!


嵐鬼の仮面によって零奈を敵だと認識した吹音が零奈に迫る


零奈「やめてください吹音さん!仮面を外して正気に戻ってくださいよ! 」


嵐鬼の仮面を外すには吹音自身が外すか、嵐鬼が外すしか方法がなかった。


吹音に仮面を外すよう言う零奈であったが


吹音「黙りなさい! 」


ブォンッ!!


零奈「きゃっ!? 」


吹音は零奈の話を全く聞かず、襲うだけであった。


嵐鬼「あ、オイラの仮面を着けた奴が自力で外すだなんて今まで一度だってねぇんだ。諦めて殺されやがれぇ! 」


という嵐鬼であったが


月光「だったら… 」


ギランッ!!


月光「あんたを倒せばいいだけよ! 」


吹音の相棒である猫又の月光は嵐鬼を倒せば吹音は正気に戻ると信じて嵐鬼に襲いかかるが


嵐鬼「あ、あらよっと! 」

サッ!


月光「なにっ!? 」


嵐鬼は軽い動きで月光を避けてしまった。


嵐鬼「あ、オイラは舞いの動きによって無敵の防御を手に入れたわけだぜぇ!そんでもって… 」


ボコォッ!!


嵐鬼の筋肉が膨張すると


嵐鬼「今のオイラは仮面の力によってより強い力を手に入れたんだぜぇ!! 」


ブォンッ!!


月光「しまった!? 」


嵐鬼の繰り出した拳が月光に襲いかかったその時!


零奈「危ない月光!? 」


シュシュッ!!


月光の危機を察した零奈は印を結ぶと


零奈「木遁・木陣壁! 」


パキパキッ!!


ガキンッ!!


嵐鬼「ちぃっ!? 」


零奈は月光の前に木の壁を繰り出し、攻撃を防いだのだが


嵐鬼「あ、こんな猫一匹助けるために気をそらすなんてバカな奴めぇ 」


零奈「えっ!? 」


そう、いま零奈は吹音と戦っており


いくら月光を助けるためとはいえ術を出すために気をそらせば


スッ!


零奈「しまった!? 」


吹音に隙を与えるだけであった。


そして


シュシュッ!!


吹音「風遁・風玉! 」


ビュンッ!!


ドカァッ!!


零奈「がはぁっ!? 」


隙だらけだった零奈は避けることができず、吹音の攻撃を食らってしまった。


月光「零奈!? 」


サッ!


零奈のもとに寄る月光


零奈「げほっ!?直撃は避けたので大丈夫です 」


あんな急な展開で急所を外せるのは新星以外では南蛮で美以達と共に過ごし、獣の身軽さを手に入れた零奈くらいである。


嵐鬼「ちぃっ!しぶとい奴だぜぇ、こうなったらぁ! 」


シュシュッ!!


嵐鬼「あ、忍法・仮面変化の術ぅ! 」


ぶわんっ!


嵐鬼の着けている仮面の表情が怒りの面から普通の面に変わると


嵐鬼「忍術を繰り出すのならこっちの方がお得なんでなぁ 」


シュシュッ!!


嵐鬼「嵐遁・風雷手裏剣の術ぅ! 」


シュババッ!!


零奈「くっ!? 」


一撃を食らってすぐには動けない零奈目掛けて攻撃を繰り出す嵐鬼


零奈「(一刀さんの次に強いと言われる新星ナンバー2の吹音さんと、あらゆる能力を使う嵐鬼相手にいまの私はきつい!こうなったら…) 」


シュシュッ!!


零奈は印を結ぶと


零奈「木遁・樹海迷路の術! 」


バババッ!!


嵐鬼「あ、なにぃっ!? 」


零奈は辺りが密林であることを利用して木で迷路を作り出し、吹音、嵐鬼との距離を作り出した。


零奈「(いまは何とか逃げながら策を考えるしかない!)いきますよ月光! 」


月光「仕方ないわね!? 」


サッ!


ダダッ!!


肩に月光を乗せ、嵐鬼達から離れる零奈


嵐鬼「あ、逃がしてたまるかよぉ!こうなったらちょっとした奥の手を使わせてもらう!それまでに吹音よ、奴らを見つけだすんだぜぇ! 」


吹音「敵は全て倒すのみです! 」


シュバッ!!


追跡を吹音に任せて何かをする嵐鬼


一方その頃


零奈「はぁはぁ!? 」


零奈が必死で嵐鬼達から逃げていた。


零奈「どうすれば吹音さんを正気に戻せるんでしょうか!? 」


必死で策を考える零奈だが、その策がなかなか思い付かなかった。


するとその時!


月光「実は一つだけ策があることはあるのよね 」


零奈「えっ!? 」


何か策があると言う月光


零奈「何で最初からその策を言わなかったんですか!? 」


月光「それを使うには吹音の動きを止めなきゃダメなのよ。じゃあ聞くけど零奈、相手の動きを止める術はある? 」


零奈「うっ!? 」


確かにあるのだが零奈の術は相手の気を吸収して自身の気にする作用があり、下手をすれば動きを止めるだけでなく、吹音の気まで吸い付くしてしまうのだ。


すると


バッ!


吹音「見つけました! 」


もたもたしているせいで吹音に見つかってしまった。


零奈「(気を吸わずに動きを止めるだなんてどうすれば…) 」


零奈が策を考えていたその時!


ギランッ!!


遠くの方から何かが光っていた。


一方


嵐鬼「あ、吹音は零奈を見つけたらしいなぁ、こっちも準備オーケーだぜぇ! 」


スッ!


嵐鬼は零奈達から遠く離れた位置で構えると


シュシュッ!


嵐鬼「あ、嵐遁・嵐神矢! 」


ゴォッ!!


バチバチッ!


嵐鬼は風の気で矢を作り、矢に雷の気を帯せると


シュバァンッ!!


矢は物凄い勢いで放たれ


バキィンッ!!


障害物となる木や岩を破壊しながら突き進んでいった。


嵐鬼「あ、この術は繰り出すのに時間がかかるのが欠点だぁ、だが繰り出せば逃げようが間違いなく体を貫くぜぇ! 」


キィンッ!!


嵐鬼が繰り出した矢は零奈に迫り


月光「ちょっと!?何よあれ!? 」


零奈「えっ!? 」


零奈達が遠くから放たれた矢に気づいた時には既に避けられないくらいであった。


このままでは体を矢に貫かれてしまう!


だがその時!


バッ!


トンッ!!


零奈「えっ!? 」


吹音が零奈の前に現れ、零奈を突き押すと


ブシュゥッ!!


吹音「がはぁっ!? 」


吹音は零奈の代わりに矢を食らってしまった


零奈「吹音さん!?一体どうして!? 」


操られていた吹音が零奈を救うということに驚く零奈


すると


吹音「私にだってわかりませんよ!ただ、あなたが傷ついていくと私の心が痛むんです! 」


バンッ!!


吹音は完全に操られておらず、少しだけ正気に戻ったのだった。


零奈「吹音さん… 」


月光「やるじゃないの吹音、いまもとに戻してあげるからね! 」


バッ!


月光は吹音の前に現れると


月光「忍法・猫又催眠! 」


ふりんっ!ふりんっ!


吹音の前で二尾の尾を振り子のように振る月光


これはいわゆる幻術の一種である。


吹音「あ…あぁ… 」


そして幻術にかけられた吹音が目覚めると


吹音「はっ!?ここは…!?それにこの格好は!? 」


バンッ!!


そこは結婚式場であり、吹音の服装がいつもの忍装束ではなく、ウエディングドレスであった。


すると


葵「おめでとう吹音♪ 」


玲「しっかりやれよ! 」


吹音「えっ!? 」


仲間達が見守るなか


一刀「さぁ吹音、結婚式を挙げようじゃないか 」


バンッ!!


スーツを着た一刀が吹音を迎えたのだった。


吹音「か…一刀さん!?何故そんな格好を!?/// 」


一刀「何故って決まってるだろ。俺は吹音を妻に迎え入れたんだ。そのために結婚式を挙げるのさ 」


突然の出来事に驚きまくる吹音であったが


吹音「(一刀さん、いや、一刀様と式を挙げられるのなら何だって構いません!) 」


ということにした。


そして


一刀「さぁ吹音、誓いのキスをしようか 」


吹音「は…はい/// 」


二人は誓いのキスをしようとするのだが


カンッ!!


一刀「んっ?吹音の顔に仮面が着けられてキスができないな、外してくれるかい♪ 」


一刀がそう言うと


吹音「一刀様のためなら喜んでこんな仮面外します 」


パカッ!


自らでしか外せない仮面を外す吹音


と、ここで


パッ!


吹音「えっ? 」


幻術が解け、仮面を外した吹音であったが


月光「へぇ、吹音ってば心の中では一刀様って呼んでるのね♪ 」


零奈「結婚できるよう頑張ってくださいね 」


先程の幻術は全て月光と零奈に知られており


吹音「も…もうっ!!お願いですから忘れてください!/// 」


恥ずかしがる吹音であった。

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