磁力の欠点!
ジュン、遥VS磁鬼戦決着!
磁遁使いの磁鬼と戦うジュンと遥
だが磁鬼の前にジュンの雷遁も遥の妖怪も通用せず、二人は苦戦を強いられてしまう。
そんななか、何と!?妖怪武装で九尾衣を纏った遥がジュンを攻撃したのだった!
ゴオォーッ!!
ジュン「ぐおーっ!? 」
遥によって燃やされるジュン
磁鬼「ハハハッ!とうとう仲間を攻撃したようだな!俺と戦う奴は共に心中するかお前のように相方を殺して身軽になるしかなI! 」
パッ!!
遥の攻撃を受け、ジュンと遥を繋いでいた磁遁が外れてしまった。
磁鬼「だが、どちらにしようとも最期は俺の手によって殺される運命なのSA! 」
ズンズンッ!!
残された遥に迫る磁鬼
だがその時!
ジュン「悪いが… 」
ぴくんっ!!
ジュン「俺はまだ死んじゃいないぜ! 」
スッ!
ジュンがよろめきながらも立ち上がったのだった!
磁鬼「ケッ!そのままくたばっていればよかったものを!すぐあの世に送ってやるZE! 」
スッ!
立ち上がったジュンに対して構える磁鬼
磁鬼「いまの俺はさっきまでとは違うぜ! 」
ダッ!
そんななか、ジュンが磁鬼に向かっていった。
磁鬼「馬鹿らしく突撃しかできないってか、今度はぶっ飛ばしてやるZE! 」
シュシュッ!!
磁鬼「磁遁・Nマグネ! 」
磁鬼は磁石の性質を利用した反発でジュンを引き離そうと企むが
しーん…
磁鬼「あRE? 」
何故か術は発動せず
シュシュッ!!
ジュン「雷遁・雷タッチ! 」
ビビッ!!
磁鬼「おうっ!? 」
磁鬼はジュンの雷遁を食らってしまった。
磁鬼「な…何故術が発動しなかったんDA!? 」
まさかの術の不発に驚く磁鬼
ジュン「教えてやるよ。磁石ってのには欠点がある。それは熱だ 」
磁鬼「熱だTO!? 」
ジュンの言うように磁石は熱が加えられると磁力が消えてしまうのだ。
ジュン「へっ!しかしまさか華琳を驚かせるために用意したイタズラ忍術が戦闘で役に立つ日がやってくるなんてな 」
イタズラで使用した際には華琳から手痛いお仕置きを食らわされていたりする。
磁鬼「ケッ!体力がなく、こんな子供騙しの術しか使えないわけか、新星の名が泣くZE 」
だがやはり磁鬼にダメージを与えることはできなかったようだ。
ジュン「いや、俺はお前に雷遁の一撃を食らわせるだけでよかったのさ、そうすればお前を倒せるからな 」
磁鬼「俺を倒せるだと、馬鹿を言え!あんな雷遁を食らったところで俺が倒せるわけないだRO! 」
シュシュッ…
磁鬼「さっきの磁力分離で倒してやるZE! 」
印を結ぶ磁鬼であったが
ガキッ…
磁鬼「んっ!? 」
何と!?突然磁鬼の体が動かなくなってしまった。
磁鬼「どうなっている!?体どころか指一本も動かせないZE!? 」
指が動かなくては印を結ぶこともできない
よって術は発動しなかったのだった。
ジュン「あれだけ俺達を知略で攻めたってのに知らないなんて、教えてやるよ。理由はお前の体にある黒い粉だ 」
磁鬼「く…黒い粉だTO!? 」
磁鬼が自分の体を見てみると
バンッ!!
何と!?磁鬼の体の関節部に黒い粉があった。
ジュン「そいつは砂鉄だよ。俺の雷遁を食らって磁石と化したお前にくっついたのさ 」
鉄は電気をくらうと磁石になる。
全身に鎧をまとい、鉄の塊の磁鬼が雷遁を食らうと人間磁石となるのだ。
ジュン「どんなに堅い鎧を身に付けてても鎧をまとわない部分がある。それが関節だ 」
関節にまで鎧でかためると動かなくなるからである。
そのため肘、膝、首、指、腰は鎧をまとわないのだ。
ジュン「それと、お前にとどめを刺す役目だが、俺じゃねぇよ 」
磁鬼「なNI!? 」
すると
百鬼遥「ハァッ!! 」
バシュンッ!!
遥がいつの間にか全ての妖怪と融合した百鬼夜行形態となっており
スッ!
磁鬼目掛けて術を繰り出そうとしていた。
百鬼遥「喜んでください。あなたは黒龍戦では時間の関係で使わなかった術を食らうんですから 」
ゴォッ!!
力をためる遥
磁鬼「ま…待て!?お前ら、動けない奴を攻撃するほど非情なのKA!? 」
ジュン「悪いが普通ならばそんなことはしないだろうが… 」
ジュン「テメェは遥を弱いって馬鹿にした!そんな奴に対しては非情になるのが俺流でな! 」
磁鬼「なっ…!? 」
もはや動けない磁鬼は遥の攻撃を避ける術などなく
百鬼遥「破軍! 」
ゴォッ!!
磁鬼「ぎゃーっ!? 」
ドッカァーーンッ!!
ただ単に遥の攻撃を受けるしかなかったのだった。
ジュン「やったな遥! 」
シュパンッ!!
遥「はい!ジュンさんのおかげです 」
ジュン「いったろ、葵達じゃダメでお前なら使える手だって 」
熱を持つ火遁を使えるくの一は他に理央しかいない
ジュン「しかし、普通の磁力じゃないだろうから強烈な火遁を食らっておこうってのは少々失敗だったかもな 」
よろりっ!
遥「ジュンさん!? 」
戦いが終わり、ジュンは倒れてしまった。
ジュン「俺は少しばかり休むから遥もしっかり休んどきな 」
遥「は…はい 」
スゥスゥッ…
そう言うとジュンは眠ってしまったのだが
この時、遥は思ってしまった。
遥「(この人は一人だと無茶しちゃいそうだから私が側にいないと) 」
そして後に遥は華琳に続いてジュンと子作りするのであった。
一方その少し前、別の部屋では…
零奈「吹音さん、何処ですか〜? 」
バンッ!!
まるでジャングルのような室内をさ迷う零奈
零奈「はぁ、床が抜けて落ちたら吹音さん達とはぐれてしまいましたし、敵の姿も見えませんし、これからどうしましょう? 」
零奈が辺りをさ迷っていると
バッ!
零奈「あっ!吹音さん!よかった。無事だったんですね 」
吹音を発見し、近づく零奈だが
スッ!
零奈「えっ?何ですかその顔は? 」
バンッ!!
振り向いた吹音の顔には妙な仮面が着けられており
ブォンッ!!
零奈「きゃっ!? 」
いきなり吹音が零奈を襲ってきたのだった。
?「やれやれ、嵐遁の使い手がいるって聞いたから当たりたかったけどまぁ仕方ない。自分のクジ運を呪いたいね〜 」
バンッ!!
そしてその近くには謎の人物がいたのだった。




