ジュンと遥の絆
暗黒城にて磁遁使いである磁鬼と戦うことになったジュンと遥
だが磁鬼の力の前にジュンの雷遁、遥の妖怪は手も足も出ずに破られ
磁鬼「磁遁・磁力分離の術! 」
カチンッ!!
カチンッ!!
磁鬼自身に強烈な磁力が流れ、磁鬼の体がバラバラになったのだった。
すると
磁鬼「食らEーっ!! 」
ヒュンヒュンッ!!
バラバラになった磁鬼の手足が飛び、ジュンと遥に襲いかかった!
ジュン「逃げるぞ遥! 」
遥「はいっ!? 」
サッ…
二人は磁鬼の攻撃から避けようとするが
ガチンッ!!
ジュン「うおっ!? 」
遥「きゃっ!? 」
二人の腕がくっつかれていることを忘れ、バラバラに逃げようとしたため二人はうまく逃げられなかった。
キィンッ!!
だが、そんな二人に容赦なく磁鬼の攻撃が襲いかかる!
ジュン「ちっ!?こうなったら! 」
ひょいっ!!
遥「きゃっ!? 」
ジュンは小柄な遥の体を持ち上げると
ジュン「こうして逃げるしかない!! 」
ダダッ!!
そのまま遥を抱き抱えて逃げてしまった。
遥「(あぁ、あこがれのお姫様抱っこをジュンさんにしてもらえるだなんて) 」
この状況を若干喜ぶ遥
磁鬼「逃げても無駄だ!お前達は俺の術からは逃げられないんだZE! 」
ヒュンヒュンッ!!
ジュン「ちっ!?逃げ切れない!? 」
磁鬼から逃げるジュンであったが、逃げるより追ってくるスピードの方が早かった。
おまけに
こてんっ!!
ジュン「うわっ!? 」
ズシャッ!!
ジュンが転んでしまった。
キィンッ!!
ジュン「くっ!?これまでか!? 」
もはや逃げられない
これまでかとジュンが思ったその時!
遥「攻撃は無理でも、防ぐだけなら! 」
スッ!
遥は構えると
遥「塗り壁さん! 」
ゴゴゴーッ!!
塗り壁「ぬりかべーっ!! 」
ガガガッ!!
遥「やった! 」
攻撃ではなく、防御として妖怪・塗り壁を出現させ、攻撃を防ぐ遥
だが
磁鬼「そんな壁、すぐにぶち破ってやRU! 」
シュシュッ!!
バラバラになった磁鬼が印を結ぶと
磁鬼「雷遁・電気ドリル! 」
ギュルリィーッ!!
バラバラになった磁鬼のパーツが合わさりあって電気を帯びたドリルになり
塗り壁「ぬっ…ぬりかべーっ!? 」
バッコーンッ!!
遥「塗り壁さん!? 」
ついには塗り壁をも貫いてしまった!
磁鬼「もはやこれまでだな!観念しRO! 」
キィンッ!!
遥「ひっ!? 」
遥目掛けて磁鬼の腰パーツが迫ったその時!
ジュン「食らいやがれ!! 」
スッ!
ジュンが構えると
ジュン「華琳直伝体術・金的崩し(ゴールデンクラッシャー)!! 」
チィンッ!!☆ミ
磁鬼「がっ…があぁーっ!? 」
ジュンの股間蹴りを食らい、苦しむ磁鬼
その隙に
ジュン「こいつも食らいな! 」
シュッ!
ぼわんっ!!
ジュンは煙玉を放ち
磁鬼「ケホケホッ!?何処行きやがっTAーっ!! 」
まんまとジュンは磁鬼から逃げられたのだった。
それからちょっとして
ジュン「いちちっ!?効いたとはいえ奴が着てた鎧でダメージを受けちまったぜ!? 」
もうあの手は使えないだろう。
神速丸『しかしお前、いつの間にあんな体術を!? 』
ジュン「華琳がお仕置きとしてよく食らわしてたからな、今度ばかりは華琳に感謝だぜ 」
たまにお仕置きを食らうのもいいかもしれないと思うジュンであった。
すると
遥「ごめんなさいジュンさん。私が足手まといになっちゃって、他の忍の皆さんやジュンさん一人ならあんな奴に苦戦したりしないのに 」
苦戦しているのは自分のせいだと責める遥
ジュン「何言ってんだ。遥のおかげでいま生きてるんじゃないか 」
神速丸『こいつ一人だったら今頃あの世行きかもな 』
遥「でも… 」
ジュン「俺は遥を足手まといだなんて思ったことはない!華琳も春蘭達も凪達も多分猫耳(桂花)だってそんなことは思ってないから安心しろ 」
仲の悪い桂花は多分とつけておくジュン
遥「ジュンさん… 」
ほろりっ…
ジュンの優しさに涙を流す遥であった。
ジュン「さてと、今は何とか隠れているが見つかるのも時間の問題だ。どうするか… 」
この苦境をどうやって乗り越えるか考えるジュン
するとその時!
遥「それにしても、城の中にいるからなのか、少し暑いですね 」
遥のこの何気ない一言が
ジュン「そうか!遥、やっぱお前と一緒でよかったぜ! 」
遥「えっ!? 」
勝機を生み出した!
遥「私は別に何も… 」
ジュン「いいや!この手は葵、玲、吹音、茜が一緒じゃ使えない手なんだ 」
遥「はぁ… 」
その四人じゃダメで遥ならいける手とは一体!?
それから少しして
磁鬼「出てこい!見つけるのは時間の問題だZO! 」
ズシズシンッ!!
体を合わさった磁鬼がジュン達を探していると
磁鬼「いたいTA… 」
ジュン達を見つけたのだが
バンッ!!
そこには妖怪呼びの術で妖怪武装・九尾衣となった遥がおり
九尾遥「もうあなたとは一緒にいられません! 」
ジュン「ちょ…遥!? 」
スッ!
九尾遥「火遁・地獄炎! 」
ゴゴォーーッ!!
ジュン「うぎゃーっ!? 」
何と!?遥がジュンを攻撃していたのだった。
孫呉昔話
西遊記・その5
天竺目掛けて旅をする三蔵(蓮華)一行
そして旅も終盤に入り
一刀「三蔵様、ここを越えたら天竺です 」
蓮華「そうか悟空(一刀) 」
ついに一行は天竺の一歩手前にまでやって来た。
祭「早く天竺の酒が飲みたいのぅ♪ 」
穏「天竺の経典が〜♪ 」
冥琳「猪八戒(祭)!沙悟浄(穏)!♯ 」
そして一行が歩いていると
雪蓮「うふふっ♪この先には行かさないわよ! 」
一刀「お前は雪蓮!? 」
雪蓮「私は雪蓮じゃないわ!私は牛魔王。いや、牛乳魔王よ! 」
バァンッ!!
一行の前に牛魔王、いや牛乳魔王が現れた。
雪蓮「私を倒さなきゃ天竺には行けないわよ! 」
最強の敵、あらわるか!?
冥琳「お前がラスボスなら倒すのは簡単だ 」
スッ!
冥琳は懐から酒を取り出すと
冥琳「ほれっ! 」
ぽいっ!
酒を火山目掛けて投げた。
すると
雪蓮「お酒〜♪ 」
バッ!
迷わず酒を取りに行く牛乳魔王
そして
ひゅーっ!!
雪蓮「きゃーっ!? 」
ボンッ!!
牛乳魔王は火山に落ちてしまった。
祭「お酒〜♪ 」
一刀「あなたまで落ちる気ですか!? 」
お酒を追う八戒を必死で止める悟空であった。
そしてついに一行は天竺に着いたのだった!




