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砕け!!玲の鉄拳!

玲、神楽VS煉鬼戦決着!

五人衆の一人である煉遁の煉鬼と戦う玲と神楽


だが二人の息は全く合わず、互いが互いの足を引っ張りあい


ついには煉鬼によって二人は分断され


神楽は煉鬼にボコボコにされたその時!


ボゴォッ!!


煉瓦の山に埋められていた玲が『点をつく』という技術を習得し、脱出したのだった。


神楽「あれは玲先輩!? 」


煉鬼「ほぅ、オレっちの煉瓦から脱出する奴がいるだなんて大した奴だな、だがあのまま埋もれていた方がよかったとすぐ後悔することになるぜ! 」


ザアァッ!!


煉鬼「煉遁・煉瓦手裏剣!! 」


シュシュシュッ!!


煉鬼は玲めがけて煉瓦手裏剣を繰り出すが


玲「悪いが、今の俺にもう煉瓦は通用しないぜ 」


スッ…


玲は指を構えると


玲「ハァッ! 」


ビシビシッ!!


玲は次々と煉瓦を指でつつきながら煉瓦を避けていき


全ての煉瓦を避けると


ビキッ…


ビキビキンッ!!


煉鬼「なにっ!? 」


避けた煉瓦が次々と砕けていった。


神楽「(馬鹿な!?あのガサツで乱暴者で脳筋で考えるより先にまず行動の玲先輩が点をつくという力よりも技術が重要な手段を身に付けるだなんて!?) 」


普段の玲を知る神楽は驚きを隠せなかった。


玲「これでもう、お前の自慢である煉瓦は一切通用しねぇぜ! 」


煉鬼「けっ!偉そうにするんじゃねぇ!!煉瓦が破られようがオレっちにはまだ頑丈さがあるんでい! 」


確かに煉鬼の頑丈さは土遁使いの中でも頑丈なくらいである。


普通の攻撃ならば傷ひとつつかないであろう。


だが相手が悪かった!


玲「俺の破壊力はテメェの頑丈をもぶち破るぜ! 」


シュシュッ!!


玲は印を結ぶと


玲「禁術・倍強力の術! 」


ゴゴォッ!!


玲の力が何倍にも高まっていった。


この倍強力の術は自身の防御力を捨てる代わりに攻撃力を上げる術である。


シュバッ!!


煉鬼「なっ!? 」


玲は素早く煉鬼に迫ると


玲「土門流体術・骨砕き! 」


ドッゴォーーンッ!!


煉鬼に拳を食らわした。


すると


煉鬼「なっ!?まさかオレっちが倒されるだなんてな!? 」


バタンッ!!


玲の攻撃を食らった煉鬼は傷ひとつ負わずに倒れてしまった。


この骨砕きは体の外側は一切傷つけず、内側のみを破壊する体術である。


神楽「(さすがは玲先輩、悔しいけどほめておきます) 」


口に出すと悔しいので神楽が心に感謝を思っていると


玲「間に合ったようだな一刀 」


神楽「えっ? 」


何故か神楽を一刀と呼ぶ玲


その理由は煉瓦に封じ込められていた時、神楽を助けるという気持ちでは今一つ集中できなかったため、それなら大好きな一刀を助けると思うと破壊できたのだった。


玲「だがもう限界だ。手が痛くてしばらく動けねぇや 」


バタンッ!!


神楽「ちょっと玲先輩!?何で僕を一刀さんって呼んだのですか!?気を失う前に教えてください! 」


聞こうとする神楽だが


玲「うっせぇ!!♯ 」


ドカァッ!!☆ミ


神楽「がはぁっ!? 」


バタンッ!!


玲「俺は寝るから静かにしやがれってんだ 」


牡丹『あらら!? 』


眠りを妨げた神楽をぶっ飛ばし、玲は眠るのだった。


まぁ仮に神楽が理由を知ったら知ったらでうるさいであろう。


一方


遥「きゃあぁっ!? 」


ジュン「うおぉっ!? 」


ぐいんっ!!


何かに引き寄せられている遥を止めようとしたジュンまで引き寄せられていた。


神速丸『おいジュン、どこにいく気だよ!?一刀達から大分離れちまったぜ 』


ジュン「俺が知るかよ!? 」


すると


キキィッ!!


遥「と…止まりました!? 」


ようやく引き寄せられるのが治まり、停止するジュン達


遥「私のせいでこんなとこに来るだなんて、すいませんでしたジュンさん 」


ジュン「気にするなって、まぁ一刀達なら簡単にはやられないだろうし、城の中を歩いてればそのうち合流できるだろうよ 」


確かに現在、一刀達は城の中にいるのだが、空間がおかしくなっており、とても城の中にいるとは思えない広さがあった。


神速丸『しかし何だこの部屋は?何で部屋の中に黒い岩があるんだ? 』


ジュン「こりゃ電磁岩だな 」


電磁岩(でんじがん)…文字通り電磁を帯びた岩であり、これで磁石を作ることが可能


二人が部屋の中をさ迷うなか


?「ハハハーッ!!ここがお前らの墓場になるのSA! 」


遥「ひぃっ!? 」


ジュン「誰だ! 」


部屋からジュン達以外の声が聞こえたのだった。


孫呉昔話


西遊記・その4


妖怪金角(ジュン)・銀角(源治)を退け天竺を目指す三蔵一行


そんな一行の前に


?『ここから先は通さないぜ!! 』


バババッ!!


玲「魔乳三姉妹・ヒンニューン!! 」


葵「同じく魔乳三姉妹・ナミチーチ!! 」


吹音「同じく魔乳三姉妹・キョニューン推参です! 」


三匹の妖怪が現れたのだが


蓮華「そんな名前で恥ずかしくないのか? 」


玲「うっせぇ!!♯ 」


葵「こういう設定なんだから仕方ないでしょ!! 」


立場的にかわいそうだと感じる三蔵法師(蓮華)であった。


冥琳「妖怪が出た!みんな頼むぞ! 」


と指示する三蔵の先生(冥琳)でしたが


祭「酒を飲まさぬと働かんぞ 」


穏「今は本を読む時間です〜 」


指示を全く聞こうとしない猪八戒(祭)と沙悟浄(穏)


一刀「俺に任せてください! 」


バッ!


仕方なく、悟空(一刀)が相手をすることになりましたが


玲「おもしれぇ!相手になってやるぜ! 」


葵「負けないわよ! 」


吹音「頑張ります! 」


キンキンキンッ!!


悟空が三匹の妖怪と戦っていると


玲「(なかなかいい男じゃねぇか) 」


葵「(好みのタイプかも) 」


吹音「(もらいます!) 」


戦っている間に妖怪達は悟空に恋愛感情が芽生え


妖怪達『三蔵一行、この先を通っていいから悟空を置いていけ 』


蓮華「えぇっ!? 」


悟空と引き換えに一行は通れることになりましたが


葵「はぁい悟空♪ 」


吹音「もうあなたは私達のものです♪ 」


むにゅむにゅんっ♪


一刀「ちょ…ちょっと!?/// 」


妖怪達の色気に悟空はすっかり顔を赤くしてしまい


蓮華「ご〜く〜う〜!!♯ 」


それを見た三蔵が嫉妬すると


めきめきっ!!


一刀「ぎゃーっ!?頭が割れる〜!? 」


三蔵の嫉妬に反応する頭の輪が悟空を痛め付け


一刀「す…すまんが去らせてもらう!? 」


ビュンッ!!


妖怪達『あぁっ!! 』


悟空は妖怪達から逃げ、三蔵一行の元に帰るのでした。

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