炎の耐久バトル
源治・理央VS蒸鬼戦、決着
暗黒城のとある部屋にて五人衆の一人、蒸鬼と戦う源治と理央
だが蒸鬼の繰り出した深気牢により、源治と理央は幻によるダメージを受け
源治が罠によって大ダメージを食らおうとすると、理央が源治を庇って大ダメージを負った瞬間
源治「・・・蒸鬼、テメェは絶対許さねぇぜ!!♯ 」
源治がキレ、蒸鬼による幻も通じないほど怒る源治であった。
蒸鬼「(おのれ!ならば次々と幻を食らわしてやる!) 」
ぼわぁっ!!
美女「うっふ〜ん♪ 」
美女「かも〜ん♪ 」
蒸鬼は次々と源治の好みである爆乳美女の幻を見せるが
源治「・・・うぜぇんだよ!!♯ 」
ドカァッ!!
源治は次々と美女達を攻撃し、幻を打ち消していた。
蒸鬼「(バカな!?奴は巨乳美女が弱点のはず!?ならば…) 」
ぼわぁっ!!
ここで蒸鬼はある切り札を繰り出した。
それは…
桔梗「源治、儂の乳を揉ましてやるから来るがよい 」
バンッ!!
源治の元主君である桔梗であった。
源治「・・・き…桔梗様… 」
これにはさすがの源治も心が揺らぐかと思われたが
源治「・・・いや!桔梗様は俺に自分の乳を揉めだなんて言わない!俺が揉もうとするとあの御方はすぐにアイアンクローを繰り出すんだ!!てなわけでお前は偽者だーっ!! 」
ドカァッ!!
桔梗「ぐほっ!? 」
シュウゥッ…
偽者とはいえ桔梗まで倒す源治
もはや怒る源治に女の色気は通用しなかった。
源治「・・・桔梗様、殴ってすみませんでした。帰ったらお酒をおごります 」
一応謝る源治であった。
蒸鬼「(お…おのれ!?) 」
蒸鬼が次なる手を考えていると
源治「・・・こんな霧は消した方がいいな。万年、理央を頼むぜ 」
万年『合点じゃ! 』
スッ!
ボンッ!!
理央の上に乗った万年は大きくなって覆い被さると
シュシュッ!!
源治「・・・火遁・炎円状! 」
ボオォッ!!
蒸鬼「(なにっ!?) 」
源治は自身から炎を噴き出しまくり
ジュウゥッ…
高熱によって蒸気を打ち消していった。
蒸鬼「バカな!?私の蒸気が打ち消されるだなんて!? 」
蒸気が消えたことにより姿が丸見えになった蒸鬼
これでもう蒸鬼は幻を使えなくなったのだが
がくんっ!!
源治「・・・ハァハァッ…!? 」
少し前までの幻によるダメージと先程の炎円状による反動によって源治を疲労が襲った。
更に怒りで我を忘れているとはいえ美女を殴ったことに源治は心に相当なダメージを受けていたのだ。
蒸鬼「ハハハッ!もはや貴様には反撃する力すらもないようだな!そんな奴なんて返り討ちにしてくれる! 」
ブォンッ…
源治に突進を食らわそうとする蒸鬼
すると源治は
源治「・・・確かに俺には反撃する力はない。だがな! 」
スッ…
源治は眼帯に触れると
源治「・・・眼帯外す力は残ってるんだよ! 」
バッ!
源治は眼帯を外した。
その直後…
ゴオォーーッ!!
蒸鬼「なっ!? 」
源治の目から炎が吹き出たのだった!
普段源治は眼帯をしているが別に隻眼というわけではない
源治は火神楽一族が受け継いでいく獄炎を目に封印しており、眼帯が外れると源治の意志に関係なく、炎が吹き出すのだ。
源治「・・・これぞ火遁・獄炎竜だ!食らいやがれ!! 」
ゴオォーーッ!!
獄炎が竜の形となって蒸鬼に襲いかかるが
蒸鬼「バカめ! 」
パカッ!
獄炎に対して蒸鬼は胸部を開くと
蒸鬼「私が火遁を吸収できることを忘れたのか! 」
ズオォーッ!!
獄炎を吸収する蒸鬼
源治「・・・なっ!? 」
シュウゥッ…
獄炎まで吸い付くされ、もはや源治には立つ力すらも残っていなかった。
蒸鬼「炎をくれたお礼に楽に殺してあげるぜ! 」
スッ…
蒸鬼が源治に攻撃を繰り出そうとしたその時!
蒸鬼「んっ…!? 」
ボオォーッ!!
突然蒸鬼の体から炎が出現したのだった!
蒸鬼「ギャアァーッ!?一体なんだこれは!?何故私から炎が吹き出すのだ!? 」
どうやら自分から出したわけではないらしい
その理由は…
源治「・・・フッ!バカな奴め、火神楽一族が受け継ぐ呪いの獄炎は適合者でない場合、その炎によって焼き殺される 」
これによりたとえ火神楽の血族であっても適合者でないと生まれてすぐに焼け死ぬのであった。
源治「・・・火神楽一族であっても生きるか死ぬかわからんのに、いくら炎に耐性があるとはいえ火神楽一族でないお前が耐えきれるはずがない!俺を怒らせた罰だ。骨まで灰になりやがれ!! 」
ボオォーッ!!
蒸鬼「ギャアァーッ!? 」
獄炎は水で消すことができず、火がついたら最後!骨まで灰と化するのだ。
ジュウゥッ…
そして蒸鬼が灰と化すると
源治「・・・戻れ獄炎! 」
シュウゥッ!!
獄炎を自らの目に戻す源治
このまま戻さなくてもよさそうな気がするが獄炎は源治にとって力の源でもあるためそういうわけにはいかなかった。
がくんっ!!
源治「・・・もう、しばらくは動けないぜ!? 」
蒸鬼を倒したものの、源治はその場で倒れてしまった。
源治「・・・(理央、俺を救ってくれたお礼に一度くらいならお前と本気で子作りしてやるぜ) 」
後に源治は語る。
『俺は何故こんなことを思ったんだ!?』と
一方
?『わぁーっ!? 』
ピューーッ!!
ドッシーンッ!!
誰かが落ちてきた。
その誰かとは…
玲「いててっ!? 」
牡丹『いきなり落ちるだなんてひどいわね 』
土門玲とその相棒である忍猪の牡丹
そして
玲「しかし、落ちたってのにずいぶん柔らかめな地面だな 」
牡丹『何だか人肌的なのは気のせいかしら? 』
気のせいではなく
神楽「重いーっ!?早く退いてください!? 」
バァンッ!!
玲と牡丹の下敷きになっている神楽であった。
神楽「ったく、何で僕が玲先輩と一緒にならなきゃいけないんですか 」
神楽はある一件から玲を嫌っていた。
玲「俺だってどうせなら一刀と組みたかったよ!っていうかお前、他はさん付けなのに何で俺を先輩って呼ぶんだ? 」
実は玲と神楽は同じ高校の先輩と後輩である。
ちなみに神楽が玲を先輩と呼んでいるのは尊敬ではなく皮肉的な感じである。
神楽「さぁね!♯ 」
玲「何だとテメェ!!♯ 」
牡丹『落ち着きなさいよ二人とも!? 』
仲が悪すぎる二人
そして二人が歩いていると
玲「んっ!あれは何だ? 」
神楽「何かがありますね 」
城の中で何かを発見する二人
それは…
神楽「あれは窯じゃないですか!? 」
バンッ!!
そこにあったのは石窯であった。
おまけ
孫呉昔話
西遊記・その3
天竺へお供の悟空(一刀)、猪八戒(祭)、沙悟浄(穏)と先生(冥琳)と共に向かう三蔵法師(蓮華)
そんな一行の前に
ジュン「俺は妖怪金角! 」
源治「・・・俺は銀角! 」
妖怪金角、銀角兄弟が立ちふさがった。
ジュン「天竺には行かさねぇぜ!この先を通りたければ俺達を倒しな! 」
一刀「むっ! 」
いよいよ対決かと思いきや
源治「・・・この返事をすると吸い込む瓢箪を食らうがいい! 」
スッ!
いきなり秘密兵器を使う銀角
そして
源治「・・・悟空を除いた三蔵法師一行の服! 」
銀角は吸い込みたいものを言うが
しーんっ…
源治「・・・あれっ? 」
服が返事をするわけがないため何も起きなかった。
源治「・・・俺はどうしても服を吸い込んで裸にしたいんだよ! 」
ジュン「真桜に頼んで改良してもらうか 」
話がおかしくなりそうなので
冥琳「なら貸してみろ 」
スッ!
源治「・・・えっ? 」
うっかり瓢箪を渡してしまうと
冥琳「金角!銀角! 」
源治「・・・何だ? 」
ジュン「なに? 」
二人が返事をした瞬間
シュウゥッ!!
源治「・・・す…吸い込まれる!? 」
ジュン「しまったーっ!? 」
すぽんっ!!
うっかり返事をしてしまった二人は瓢箪に吸い込まれたのだった。
一刀「(おそらくこの一行で一番強いのは三蔵法師の先生なのかもしれないな) 」
と思う悟空であった。




