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蒸遁の蒸鬼!

蓮華を救いに暗黒城に乗り込んだ一刀、孫登、そして新星+α達


だが入城して早々、敵の策により一刀達は分断されたのだった。


美女「うっふ〜んっ♪ 」


源治「・・・爆乳美女ーっ♪ 」


目の前に爆乳美女が現れ、誘われていると知らずについてくる源治と


理央「待ちなさい源治さん! 」


源治を追いかける理央であった。


美女「うふんっ♪ 」


源治「・・・つ〜かまえた♪ 」


バッ!


美女に飛びかかる源治だが


スゥッ…


源治「・・・あれっ? 」


美女は源治の体をすり抜け


ズッシーンッ!!☆ミ


源治「・・・ぎゃんっ!? 」


源治は地面に激突してしまった。


理央「大丈夫ですか源治さん!? 」


源治「・・・いたたっ!?突然美女がすり抜けるだなんて!? 」


まさかの出来事に驚く源治


そして源治は近づいてくる理央が自分を介抱してくれると思っていたが


ガシッ!!


理央は源治の頭をつかむと


理央「あんな見え見えの誘いに乗るからこんな目に遭うんですよ〜!!♯ 」


めきめきっ!!


源治「・・・ぎゃーっ!?許して〜!? 」


お仕置きとしてアイアンクローを源治に食らわせる理央であった。


源治「・・・いてて!?それよりここ何処だ? 」


理央「わかりませんよ!!来た道を戻ろうにもこう霧が濃くちゃ道がわかりませんし 」


もわっ!


実は二人が歩いていた道は濃い霧がかかっていた。


何で城の中に霧があるのやら?


源治「・・・(そういえばここは室内だったな、だったら天井破壊すればおそらく城の天辺にいる孫権さんを一刀よりも早く救い出せば…) 」


〜源治の妄想〜


悪人「がはっ!? 」


源治「・・・フッ!口ほどにもない奴め 」


蓮華を捕らえた悪人を退治した源治


蓮華「ありがとう源治!一刀なんかよりも頼りになるわ♪一刀と離婚してあなたと結婚する♪ 」


源治「・・・喜んで! 」


そして二人は毎日子作りするほどの仲に…


万年『お前はまだそんな野望を抱えておるのか 』


源治「・・・あれっ!?もしかして…!? 」


万年『妄想だだもれじゃったぞ 』


知らない間に妄想を口に出していた源治


すると当然


理央「げ〜ん〜じ〜さ〜ん!!♯ 」


ボキボキッ!!


腕を鳴らしながら源治に迫る理央


源治「・・・ま…待ってくれ理央!?敵陣真っ只中でお仕置きする気か!? 」


ひどいお仕置きをされるだろうと思い、怯えながら下がる源治


するとその時!


ポッポーッ!!


源治「・・・んっ?何だこの音は? 」


理央「汽笛のようですね 」


何で室内で汽笛の音が鳴るのか?


その直後


『まもなく、地獄行きの列車が通ります。死にたい人は大人しく轢かれてくたばってください』


万年『変なアナウンスじゃのぅ 』


おかしなアナウンスまで流れてきた。


するとその時突然!!


ポッポーッ!!


源治「・・・うわぁっ!? 」


理央「きゃっ!? 」


二人の後ろから蒸気機関車(SL)が突っ込んできたのだった。


何とか二人がかわすと


キキィッ!!


突然SLが止まり


ジャキジャキンッ!!


変形までしてきて


ジャキンッ!!


SLは人型になってしまった。


源治「・・・この小説はいつのまにブタ顔のレスラー漫画になったんだ!?機関車の体なんて、どう見ても超人じゃないか!? 」


思わず突っ込む源治


すると


蒸鬼「私は断じて超人ではない!私の名は蒸鬼(じょうき)、五人衆の一人で貴様らを地獄に送る列車である! 」


聞いてもいないのに自ら名乗る蒸鬼


蒸鬼「今頃貴様らの仲間達も私の仲間である五人衆が相手をしているだろう。だが安心しろ!貴様らはすぐに私が地獄に送ってやるからな! 」


源治「・・・フッ!悪いが俺は地獄に行くのは… 」


スッ…


源治「・・・勘弁なんだよ!! 」


ドキュキュンッ!!


蒸鬼に向かって銃を撃ちまくる源治


本来の源治の得物は炎龍砲なのだが重くて扱いにくいため普段は銃を使い、しかも源治が銃に気を送ることにより弾丸無しで撃つことができるのだ。


だが


キンキンキンッ!!


源治「・・・なにっ!? 」


源治が放った弾丸は蒸鬼の体に弾かれていった。


蒸鬼「私の体はそんなものが一切通じない! 」


それほど蒸鬼の体が固いのだ


理央「だったら… 」


シュシュッ!!


理央「火遁・九頭炎竜舞! 」


ゴゴォッ!!


理央は九匹の火の竜を蒸鬼に放つが


蒸鬼「ファイヤーチャージ! 」


パカッ!


蒸鬼の胸部である機関車の先端が開くと


ゴゴォッ!!


スゥッ!!


理央「えっ!? 」


何と!?理央の放った火の竜が蒸鬼によって吸い込まれてしまった。


バタンッ!!


蒸鬼「私に火遁は一切通じない。むしろ私の力が増すだけだ!ポッポーッ!! 」


つまり蒸鬼は火遁を吸収して自分の火遁エネルギーにすることができるのだ。


理央「だったらこれならどうですか! 」


シュシュッ!!


理央「溶遁・九頭灼龍舞! 」


ゴゴォッ!!


だが理央だって負けてはいない!


理央はマグマでできた九匹の龍を放ったのだった。


蒸鬼「ほぅ、火遁と土遁の組み合わせである溶遁の使い手なわけか、だが相性が悪かったようだな! 」


シュシュッ!!


蒸鬼は印を結ぶと


蒸鬼「水遁・水龍砲!! 」


ブッシャーッ!!


カチカチンッ!!


理央「えっ!? 」


蒸鬼は水遁を繰り出し、マグマが急激に冷やされたことにより固まってしまった。


源治「・・・こいつ、見かけによらず水遁まで使うのかよ!? 」


蒸鬼「フッ!私が使えるのは火遁と水遁だけではない! 」


シュシュッ!!


蒸鬼は印を結ぶと


蒸鬼「蒸遁・深気牢! 」


ブッシューーッ!!


源治「・・・うわっ!? 」


蒸鬼の体から強烈な水蒸気が発生し


もやっ!!


ただでさえ霧が濃い部屋が更に濃くなったのだった。


理央「源治さん、何処ですか!? 」


源治「・・・くっ!?何も見えん!? 」


霧が濃いせいで互いの居場所すらもわからない二人


蒸鬼「(フッ!貴様らには私の姿どころか互いの姿すらわからないが、私には貴様らの姿がはっきり見える。さぁ、これからが本当の地獄の始まりだ!) 」


オリキャラ紹介


蒸鬼


五人衆の一人、姿は蒸気機関車の人型であり、火遁・水遁・蒸遁が使える。火遁を吸収することで自分のエネルギーにすることができる。趣味は鉄道鑑賞。好物は石炭

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