親馬鹿一刀と嫉妬蓮華
また新たに新作が開始されました。メイン忍は全員出る予定なのでよろしくお願いします
強敵、黒龍との戦いを制した後、大陸にて三国同盟が結ばれ多くの子供達に囲まれて幸せな日々を過ごす大陸の父・北郷一刀
そして現在彼は
孫登「やぁっ! 」
甘述「ハッ! 」
パシンッ!
娘達の鍛練を見ていた。
現在一刀の娘達は呉だけでも10人
他国を入れたら13人である。
ちなみに末っ子は雪蓮との娘である孫紹(三ヶ月)である。
それだけでも鍛練を見るのは大変なのに今日はジュンと源治の娘達の鍛練まで見ていた。
だが忍の鍛練を受けられるのは3歳からであるため
2歳近くである呂ソウ、白音は見学
まだ一歳近くである孫慮、永久、周循、孫紹は母のところにいた。
それでも十人もいる子供の面倒を一刀一人で見るのは大変であった。
一刀「(ったくジュンと源治め、自分の娘まで俺に押し付けやがって!神楽くらい手伝いに来てくれてもいいじゃないか) 」
と一刀が思ったその時!
ピリリッ!
一刀「おっ! 」
鍛練終了のアラームが鳴った。
一刀「はいみんな、鍛練やめ! 」
黄柄「え〜!!もう終わりなのか 」
輝「もっと鍛練したいぜ! 」
鍛練終了にブーイングする娘
一刀「ダメ!あまり鍛練し過ぎると体を痛めるぞ 」
黄柄「ちえっ! 」
実際は一刀自身、子守りから解放されたいのも理由の一つである。
一刀「じゃあ、城の中に入ろうね 」
スッ…
と一刀が城に入ろうとしたその時!
子供達『ダメ〜っ!! 』
ババッ!!
子供達は全員総出で一刀を止めた。
一刀「みんなどうしたの? 」
小雪「パパはお城に入っちゃダメなの! 」
一刀「何で? 」
周邵「何でもなのです! 」
子供達はその理由を教えてはくれない
すると
陸延「お父さんのお話を聞きたいです〜 」
秋「聞きたいです! 」
一刀「俺の話?でも昔話はほとんど話したからな〜 」
絵本や昔話はいくらか聞かせたため話のストックがなかった。
白音「じゃあパパしゃまのぶゆーでん(武勇伝)を聞きたいでしゅ 」
一刀「武勇伝!?とはいっても最近大きな戦いはあまりなかったからなぁ 」
子供達が誕生して以来、巨悪が攻めてくることなんてなく、精々残党退治くらいしか戦っていなかった。
だが
一刀「そういえば大きな戦いが一つだけあったな 」
曹丕「あったのですか! 」
火鞠・火奈菊『聞きたいです! 』
子供達からせがまれる一刀
一刀「あれはまだ孫登が赤ちゃんの時だったな 」
孫登「登が赤ちゃんの時ですか!? 」
赤ちゃんだったとはいえ自分が生まれていた時にそんな大きな戦いがあったことに驚く孫登
一刀「あれはみんなが生まれてくる前に起きた大戦という黒龍軍との最終決戦が終わって少し経った時だったな… 」
昔話をする一刀
とここで話は6歳である孫登が0歳近くの約6年前に遡る。
真・恋姫†無双 孫呉の忍
〜忍大乱!戦国大合戦〜
それは黒龍軍を倒してから数ヵ月後のこと
この数ヵ月の間に一刀と蓮華の第一子である孫登が生まれたのだった。
孫登「あう〜 」
孫登0歳生後約半年
母である蓮華と父である一刀の優しさを受け、元気に育っていた。
特に父である一刀は
一刀「孫登ちゃん、かわいいでちゅね〜♪ 」
親馬鹿と化していた。
そんな一刀の元に
蓮華「もう一刀ったら! 」
孫登の母であり、一刀の妻である蓮華がやって来た。
孫権仲謀(蓮華)
姉である孫策(雪蓮)から王位を受け継ぎ、現在は一児の母として奮闘中
ちなみに…
ぷるんっ♪
ぷりんっ♪
当時からして国宝級の尻はおろか、大陸の魔乳三人衆(紫苑、桔梗、祭)をしのぐ程の超乳の持ち主であった。
蓮華「胸については説明しなくていい!!/// 」
それはさておき
蓮華「もう一刀ったら孫登ばかり見ちゃって、たまには私を…(小声) 」
一刀「最後の方、何か言った? 」
蓮華「もう知らないっ!! 」
ぷいっ!
娘に嫉妬する蓮華
そしてその娘はというと
ぴょこっ!
孫登「あうっ! 」
ちょこちょこっ…
親が目を離しているうちに蛙を追ってしまった。
するとその時であった!
ふわりっ!
蓮華「んっ!もう一刀ったら私を驚かそうとするだなんて! 」
一刀「何のことです? 」
蓮華「とぼけてもダメよ!だったらどうして孫登が浮いて…えっ!? 」
何と!?孫登の体が宙に浮いていたのだった!
もちろん一刀が浮かせたわけではない
そしてふと孫登が吸い寄せられている上空を見てみると
ゴゴゴッ…!!
何と!?ブラックホールのような物体が孫登を吸い込もうとしていた。
一刀「(あれは俺がこの世界に来る時に発生したブラックホールに似ている!?) 」
現代人である一刀が三國志のこの世界に来た時も同じようにブラックホールに吸い込まれてこの世界に来たのだ。
蓮華「孫登!? 」
ガシッ!!
孫登を抱く蓮華だが
ゴゴゴッ…!!
蓮華「きゃあっ!? 」
ブラックホールは蓮華と孫登を吸い込もうとする
一刀「蓮華!孫登!? 」
パシッ!!
ザクッ!!
蓮華「一刀!? 」
一刀「死んでもこの手は離さぬ!! 」
蓮華の腕をつかみ、得物の気伝丸を地面に突き刺す一刀
だが
パッ!
一刀「しまった!? 」
気伝丸を握っていた手が離れてしまい
蓮華「きゃあっ!? 」
一刀「うわぁーっ!? 」
孫登「たぁ〜っ 」
スゥッ!! シュンッ!!
ブラックホールは一刀夫婦を吸い込むと消滅してしまった。
小助『あれっ?一刀達ったら庭にいると思ったのに、どこ行ったんだ?しかも何で気伝丸が地面に突き刺さってるんだ!? 』
一刀の相棒である小猿の小助が来た時には一刀夫婦の姿はなかった。
一方、一刀夫婦はというと
ウィンッ!!
蓮華「きゃあっ!? 」
ドシンッ!!
空間の出口から蓮華が出現すると
蓮華「いたた…孫登!?孫登は大丈夫なの!? 」
蓮華はすぐに孫登を確認すると
孫登「た? 」
蓮華「あぁ孫登!よかった! 」
孫登は蓮華に抱かれていた。
すると
蓮華「そういえば、さっきから胸元がむずむずするが… 」
スッ…
そして蓮華が自分の胸元を見てみると
一刀「ふががっ!? 」
バァンッ!!
そこには蓮華に下敷きにされた一刀がおり、顔が蓮華の胸に埋もれていた!
蓮華「きゃあっ!?///しっかりしろ一刀!? 」
バッ! スッ…
すぐにその場から離れた蓮華は一刀を起こそうとするが
ガシッ!!
蓮華「えっ!? 」
?「見つけましたぞ姫! 」
突然蓮華の手は見知らぬ爺さんにつかまられると
爺さん「まったく!また城を抜け出しまして!早く城に戻りましょうぞ! 」
ぐいっ!!
蓮華「えっ!?ちょ…ちょっと!? 」
蓮華は一刀と孫登を残して見知らぬ爺さんに手を引かれると
爺さん「ハイヨー、ゴールデン!…じゃなかったシルバー! 」
パカパッ!
爺さんは蓮華を連れて馬で駆けてしまった。
蓮華「ちょっと何をするんだ!?一刀ーっ!!孫登ーっ!! 」
そして一刀と孫登はというと
一刀「ぶほっ!? 」
ブバッ!!
孫登「おー! 」
一刀は今頃蓮華の胸に下敷きにされたことで鼻血を噴射し
孫登はそんな父を見てはしゃぐのであった。
ピクシブにて新作小説二本交互掲載中です