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「俺達の願い」

 駄文です。

趣味で書いてますのでクレームとか受けつけません。


 「ねぇ、お兄ちゃん。もし一つだけ願いが叶うなら何てお願いするの?」


 「あん?そんなの決まってるだろ?」




 


 どうして妹が急にこんな事を言うのか、その時の俺には到底わかるはずがなかった。


 まぁ知っていたとしても俺の答えは変わらないだろうが。



 ーーー俺たちの事を誰も知らない世界で自由に生きていきたい。


 

 日本において、いや、アメリカやイギリス、中国などの先進国において俺たち兄妹の名前はとある分野で知らないものはいないだろう。


 俺たちは生まれてからずっと自由なんてない実験体だ。


 唯一許されていたのが、24世紀初頭から扱われるようになったVR技術、それによって誕生したVRMMO。


 仮想現実の中でしか俺たちの自由はなかった。でもそれは本当の自由じゃない。


 でも、それでも実験体という現実よりずっと、ずっとましだった。


 だから俺の願いは実験体の俺たちを知らない世界で自由に生きること。


 そんな事絶対に叶わない。


 



ーーー叶わないと思っていた。





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