21.「猪との再開」
――タチッ……タチッ……
頬を叩く水滴、
「う……ん……?」
体前面に感じる冷たい石材の感覚に、意識が急速に覚醒していく。
「あ、つ――」
後頭部に疼痛が走り、手を当てようとした所で鎖が顔面を叩いた。
鎖――?
両手両足が、鎖で繋がれた枷に拘束されている。
「……」
暗くジメジメした石造り部屋、開けた全面の鉄の格子。
「牢屋的な……」
的も何も、もはや牢屋でしかない。
「よー、気がついたかー?」
不意に聞き覚えのある声が辺りに反響した。
背後を振り返っても、十メートル四方の房には俺しかいない。
「その声……」
俺はアルコールの余韻にふらつく足で立ち上がり、鎖を引きずって鉄格子まで歩いた。
「一応、約束通りの日曜日だな、レヴィ」
「ケインか!?」
隣の房は見えないが、よりハッキリと聞こえるようになった声は紛れもなくケイン・ルースのものだった。
何がどうなって――
「いやー、悪ィ悪ィ、橋の下に行けなかったのはこれが理由でさ」
鎖の鳴る音と共に、ケインの気配が房の壁に寄りかかって座った。
「……橋の下?」
俺はなおも意識のハッキリしない頭を振りながら、ケインの気配が座った辺りの壁に寄りかかった。
俺は確か、ガールズバーで――
「お前も、相当飲まされたらしいな」
壁ごしにケインが笑う。
「飲まされ――あ!?」
そう、俺はガールズバーでリディアの条例に反逆の剣を突き立てるべく、明日へ向かって銀の弾丸を発射した。
いざこれから――というところで、記憶がぷっつり途絶えている。
「お前を連れてきた騎士達が言ってたよ。『アイキャッチ』で捕まったんだってな?」
「あ、ああ……」
捕まった――?
「何時まで待った?」
「……え?」
俺は問いの意味が分からず首を捻り、それがケインとの約束の事であることに気がついた。
俺が約束をすっぽかした事を、彼は知らないらしい。
「……完全に監察を敵に回してしまっててな。ほんのちょっと様子を見ただけですぐ後にしたんだ。すまん」
後ろめたさに負けて、俺は都合のいい嘘を吐いた。
「なんで謝る? 危険を冒してでも来てくれたってだけで、感激もんだよ」
「……」
カラカラとしたケインの笑いを受けて、俺は激しい自己嫌悪の念に見舞われた。
ギリギリまで悩んだが、結局は飲んで忘れて約束を破るつもりだった俺だ。
「「しかし――」」
俺とケインの言葉が重なった。
「お先にどうぞ」
俺はまずケインの質問を促した。
「『監察を完全に敵に回した』って、なんかあったのか?」
「ああ、いや……」
当然と言えば当然の質問なのだが、俺は本当の事を口にしていいかどうか迷った。
「俺を助けたのがバレでもしたか?」
「……」
「やっぱ俺のせい、か」
この場合の無言は肯定でしかない。
「いや、俺が勝手にやったことだ。お前のせいじゃない」
頼まれたわけでもない、これは嘘偽りない本心だ。
「レヴィ、お前さ」
「うん?」
「いい男になったよな」
「……なんだそれ」
ケインの言葉に胸がチクリと痛んだ。
当たり前のようにこの口をついて出た最初の嘘に、嫌悪が止まない。
「修行時代のお前って、どっかこう……とっつきにくいイメージだったじゃんか」
「え? そうだった?」
「この間お前は、底辺だとか遊び人だとか卑下してたけど、俺にとっちゃ瀬戸際を救ってくれた救いの神だ。いまもこうやって、約束を守って牢で背中合わせだろ? 身分なんか関係ねえ、お前はいい男だよ」
「……」
俺は鎖を鳴らしながら頭を掻いた。
「――なんて、過激派なんて呼ばれてる俺が言っても、あんま説得力ねえか」
「いや、素直に嬉しいよ。最近、褒められた記憶がぱっと思い浮かばないし」
ケインの言葉の心地よさに、俺は目を瞑って腰を下ろした。
「今日の変装が神父服じゃないのは、理由あんのか?」
「……」
「まさかお前――」
「還俗しようと思って」
俺は即座に言葉を被せた。
人に言われるくらいなら自分で言う。
「……」
こんどはケインが黙った。
「俺はなケイン、過激派に誘われたらどうしようなんて考えてて、加わる勇気も断る勇気も捻り出せそうになかったもんだから、今日も行くか行かないかギリギリまで悩んでたんだ。……正直、行き会えなくてホッとしてたぐらいでな」
自分で吐いた嘘に本当の所を近づけようと、俺は素直に胸の内を明かした。
「やっかいになってる冒険者のみんなにも、ここ最近迷惑かけっぱなしだった。監察を敵に回したのも自業自得でしかない」
ずっと、自分の中にあった憂鬱が言葉になった。
「だからもう、潮時かなって」
「潮時……?」
「修行時代から落ちこぼれだった俺は、大人になった今、一等の癌になった」
俺は自嘲気味に笑った。
哀れみが欲しい訳じゃない。
慰めて欲しい訳じゃない。
「卑下でもなんでもない、これが現実」
自業自得で辿りついた今――
だから別に、自分が作り出した現実に、思うところは何もない。
「僧侶を止めてどうするつもりだったんだ?」
「特に計画は無かったさ。俺のことなんて誰も知らない場所に行こうとか、ぼんやり考えてたぐらいだ」
頭を掻いて苦笑する。
二〜三件、行くアテと言うのは思い当たらないこともなかったが、「また誰かに迷惑をかけるのか」と思うと気が進まず、かといっていきなりリディアを飛び出す決心もつかず、酒を飲んで全ての懊悩から逃れようとしていただけだ。
「自由の身を選んだんなら、やりたいことをやればいいじゃんかよ。なんかあんだろ、そういうの」
「……自由、ね」
手足の鎖と牢屋の景色の皮肉さに俺はまた口元を緩めた。
「破戒の限りを尽くしても、熱中できるものは見つからなかった。思い当たるものと言えば恋ぐらいだったが、それもな……もうピンとこなくて」
志と呼べるものもなければ、身を焦がすほどの情熱もない。
俺の人生には、目的と呼べるものが何一つ存在しない――
どうしようか何をしようか思い悩んで飲んでいたら、いつの間にか牢屋に入れられていた。
そんな状況になってさえ、俺の心は酒で酔うほどには動かない。
別にこれでもいいか――
「仕方がないさ」と、簡単に諦めがついてしまう。
「お前、欲求が消えちまってるのか……?」
「ここ一ヶ月、監視されて規則正しい生活してたからな。落ちこぼれがまともに僧侶をやると、簡単に悟りが開けてしまうらしい」
俺は喉を鳴らして笑った。
「ばっか野郎……! そんなもん悟りでもなんでねえ!」
ケインが声を荒げた。
「今のお前は欲求が働かなくなっちまってるだけだ! 欲求ってのは生きることへの渇望だ、お前……!」
「――ああ、先週お前と会った時、自分でもなんとなく気づいてた」
俺は今、食にも性にも関心がない。
唯一働く欲と言えば、得意技の「寝逃げ」の軸になっている睡眠欲ぐらいだ。
飲まず食わずで、ただ眠くなるだけ――
「痛いのが嫌だから守ってきた。苦しいのが嫌だから保ってきた。俺と言うのは、死ぬほどの理由がないから生きてるだけなんだ。別に今に始まったことでもない」
今日も救われませんね――
俺はいつもの言葉を胸の内で呟いて、また口元を緩めた。
「……いつからだ?」
「うん?」
ケインの真面目な声色に俺は首を捻った。
「お前、いつから、そうなんだ?」
「いちいち覚えちゃいないな。修行時代からずっと悩んでいた事のような気もするが――んふっ」
思わず笑ってしまった。
「俺の悩みと言うのは、未だに『なんで生きてるのか』なんだな」
独りごとのように呟く。
「ばっか野郎! そういうことか……そういうことかよ――」
壁越しのケインが嗚咽していた。
「いや、おーい……泣くほど深刻なことか?」
俺はケインの唐突な感情喚起にびっくりした。
「ちょっと無気力のきらいがあるってだけの話だ。自分をどうこうする度胸なんてないから安心しろ」
「……」
壁越しに鎖のなる音がした。ケインが涙を拭っているのだろう。
「……悪い、まだ酒が残ってた」
鼻の詰まった声で、ケインが笑った。
「泣き上戸だったのか? それは確かに、同志にモテそうだな」
俺も笑って軽口を返す。
「三人娘に見事にしてやられた……いやー、可愛いかった。あの子可愛いかった」
ケインがようやく声の調子を元に戻した。
「ショートボブの子だろ?」
「うおっ、なぜ分かる!?」
「お前、ああいう、男勝りで実は甘えん坊ってギャップに弱そうだから」
「太ももはやられた。びっくりした」
どうやらケインも挟まれたらしい。
「なんであの店に行ったんだ?」
俺が聞こうとしていた質問がこれだ。
「なんでって……」
ケインが一瞬言いよどんだ。
「お前、ああいう店、好きなんじゃねえの?」
「おふっ」
見事にやり返されて俺は思わず吹き出した。
俺と一緒に飲む店の下見をして、捕縛されたということらしい。
「なんて優しいアホだ……過激派指導者としての自覚を持て」
「でも当たりだったろ? お前も同じ店でキャッチ食らったんだ」
「……まったく」
妙に胸を叩くケインの言葉に、俺は牢屋にいるのも忘れて楽しい気分になった。
「どうやらあの三姉妹、騎士団相手に商売してる密偵らしいな」
ふと、ケインが真面目な調子になって言った。
「密偵?」
「魔物に盗賊、騎士団も今はカツカツだ。捕えた賊と取引して密偵にしたんだろ。元はリディアの市街盗賊ってトコじゃねえかな」
「騎士団……ここは騎士団の牢か」
「そうか、お前、完全に気ィ失ってたっけ。分かってなかったのか」
「お恥ずかしい限りで」
しかし――
「なぜ騎士団が? 不正術士は大聖堂の管轄だろうに」
「どうも城西地区の騎士団、大聖堂監察と連携してるらしい」
「……納得」
ウィルがいつぞや神官長に頼まれて間を取り持っていた気がする。
おそるべし猫の力――
「いよいよ包囲が狭まって来たなあ」
ケインが笑った。
「いよいよ、だって?」
捕まっているのに「いよいよ」とは妙だ。
「ケイン、なんか落ち着いてるな、お前」
「おう?」
「余裕が有るというかなんというか……」
俺が不正術士として裁かれるのか過激派の一味として裁かれるのか定かではないが、指導者であるケインは間違いなく極刑に近い刑罰を与えられる。
にもかかわらず動じた様子がない。
「良い勘してんな、お前」
ケインが笑う。
「……?」
訝しんで首を捻ったその時、
――シュンッ
「ぐっ!?」
強烈な不快感が全身を駆け巡り、俺はその場にうずくまった。
「レヴィ? どうした……!?」
俺が倒れ込んだ気配にケインが慌てる。
「ぐ、く……!」
この感じは――
「魔物……!」
「は?」
不快感は一瞬で過ぎ去り、俺は白じむ景色の中で頭を振った。
「街に瘴気が沸く……!」
「なに?」
一度目は動く死者に襲われた夜に、二度目は大聖堂の英雄アリオスに狙撃された日に、どちらも都では魔物が沸いた。
「どうやら俺は、大結界の異常を感じ取ってしまうらしくてな」
「動作不慮の瞬間を捉えているってのか……? 一瞬のものだぞ?」
「明日の王都新聞に、魔物が沸いた事件が載ってればしてやったりだが……」
囚われの身じゃ読めそうもない。
「まあ、信じられないよな」
「……いや」
ケインの声が一段低くなった。
「信じるよ。明日の新聞には確実に魔物出現の記事が載る」
「うん?」
はっきりと断定するケインの物言いに、俺は眉を顰めた。
『なんだってんだ、くそッ!』
『うろたえるな! 詰所から非番の連中を叩き起こしてこい!』
『即時対応、行け行け行けぇぇ!』
牢屋の奥の通路から、騎士達の罵声が響いてきた。
――ズゥゥゥゥンッ……
と、激しい衝撃と共に牢全体が震撼する。
「なんだ……!?―」
俺は鉄格子に取り付いて牢屋の通路に目をやった。
特に何が見えるわけでなし、隣のケインも死角で見えない。
「お前の感覚は間違ってねえよ」
ケインの声が笑っていた。
「まさか――結界の不正接続か!?」
「俺が捕まった時の緊急手段だな。仲間がやってくれたんだろ」
「瘴気の沸く場所を、指定できるのか……!」
「当然の制御力だろ? 俺たちは都に危害を加えたいんじゃない。これまでの不正接続も、死者を出さないように細心の注意を払って時間と場所を選んで来た」
「し、しかし――」
魔物と応戦した騎士団の衛兵や騎士には、死傷者こそ出て居ないものの数多くの者が負傷者している。
騎士団が討ち漏らした魔物によって、市街の店舗や住宅も被害に合った。
度重なる魔物騒動が盗賊の活動を活発化させて、中には一家全員が惨殺されるむごたらしい強盗事件とて起きていた。
「――しかし!」
「言いたいことは分かるけどな。仕方のない被害なんだよレヴィ。これは必要なガス抜きなんだ」
「仕方がない被害? 必要なことだと!?」
俺は喰ってかかるような口調でケインに尋ねた。
「大結界が人の悪意を溜め込んでるって話、前にしただろ」
ケインは落ち着いた声色で言った。
「結界の断層に挟まった瘴気を放って置けば、瘴気が無作為に市街に漏れ出る。それもでもまだ序の口、このまま瘴気がたまり続ければ結界は破損する」
「破損――」
「大陸最大規模の結界術が破損すれば、どうなると思う」
「術式の、反動……!」
空間に根を張る結界が破れでもすれば、反動でリディアの市街地に何らかの災害が生じる。
詳しい計算は出来ないが、どこかの市街地区が丸々吹き飛ぶような事態が発生するかもしれない。
それ程に、結界とは繊細にして絶大な力を持つ術なのである。
「溜まった瘴気を浄化しようにも、大結界が破損する前に浄化しきるのは不可能だ。それでなくても今の都は毎日瘴気を排出し続けている。古い結界を撤去して、瘴気を外に逃すしか方法がないんだ」
「そこまでなのか? リディアの結界はそんな所まで……!」
「じゃなかったらここまで頻繁に魔物を沸かせるかよ。新結界案を後押しするテロにだってことも、否定はしねえけど」
ケインは苦々し声で言った。
「とんだお笑い種だろ、レヴィ。新しい結界を望む俺が、古い結界を守ってるんだ。都の安寧を願いつつ、街に魔物を沸かせてな」
ケインの声が疲れたように笑った。
「これが、俺達『フラガラック』の活動だ」
「フラガラック――」
それは「応報」の寓意を持つ、魔剣の名だ。
「俺たちは存在と活動を公にしていない。沈黙を守って、瘴気の量がギリギリになったら魔物に変換する。今の大結界を守りつつ、新しい結界を望む書簡を大聖堂に送っているだけだ」
「そんな……そんなの、過激派でもなんでも……」
本来、大聖堂が対応しなければならない汚れ仕事を、いち教区神官のケインが買って出ているだけのことだ。
「俺達は腰の重い教の体制と闘ってるんだ。過激派なんて呼ばれるぐらいなんてことねえよ」
ケインの声が笑っていた。
――コッコッコッコッ!
不意に石段を踏むブーツの音が鳴り響き、俺は体を緊張させた。
「ケイン! 無事か!」
現れたのは黒髪ショートヘアの女だった。
浅葱色の丈の短いジャケットにセパのキュロットパンツ、凛々しい顔つきの額に紺のハチマキを巻いている。
背中に、軽量のクロスボウ――
「上はどんな様子だ」
ケインの気配が立ち上がる。
「窯が爆発したピザ屋みたいになってるよ。猛牛獅子が四頭出た。あとは雑魚がわらわら」
女はケインに笑いかけながら、牢の鍵を手早く開けた。
黒い神父服に伸び晒しの赤い髪、野性味たっぷりのケインの姿がようやく視界に入る。
「こっちの薄らぼんやりしたヤツは?」
「うすら――」
魔力が低い俺の印象を的確に表現しているとは思うが、初対面の人間にかける言葉にしてはキツめだ。
「先週、俺の窮地を救ってくれた昔のダチ」
「今日会う予定だったヤツか」
女は俺に下から上へと見ておいて、牢の鍵を開けてくれた。
「どうよ、抜けられそうか?」
手枷の鍵を外して貰いながらケインが女に聞いた。
「同志の何人かでかき回してやってるからな。上手いことやれば素通り出来る」
「アイリア、わかってると思うがくれぐれも――」
「人は殺すな、だろ? 耳にタコが出来ちまってるよ」
クロスボウを背負った女が、俺に向き直る。
「手」
凛々しい顔の女がぞんざいに言った。
俺は言われた通り枷で拘束された手を差し出した。
「こいつはどうすんの?」
俺の手枷と足枷の鍵を流れるような動作で外しながら女が問う。
「連れて行く」
すきっ歯を見せてケインが笑った。
「ケイン、俺は――」
「フラガラックに入れだなんて言わねえから安心しろ。お前は大聖堂監察にも騎士団にも追われる身分になっちまってる。行くアテがないんなら、少しの間俺たちの所で身を潜ませて置いた方が良い」
「……いいのか?」
「当たり前だろ? お前は恩人なんだ。俺の嫁で良かったら、酌ぐらいさせる」
ケインが女の肩を抱いて笑った。
「寝ぼけんな。キャッチバーでとっつかまったスカ共の酌なんかするわけないだろ? あんたらが今日のお礼に酌をしろ」
女がジロリと俺たちを睨んだ。
「バレてんのか……」
ケインの頬がヒクつく。
「……」
まるで犯罪者の影のない太平楽としたケインの様子に、俺は口元を緩ませて頭を掻いた。
再び会って話をしてみても、やはりケインを助けた事は間違いだと思えない。
フラガラックの活動は、何一つ非がないように思える。
大聖堂の定める戒律やリディアの貴族議会が定める法令に従えば、ケインは重罪人で俺も共犯者だ。
だがケインの言う大結界の現状が事実ならば、俺がケインにしたことだって、リディアにとってそう悪い事でもない。
何をするのが正しくて、何をするのが間違いなのか。
俺は一体どうすればいい――
――ズゥゥゥゥゥンッ……
また牢全体が揺れた。
コインを弾く暇はない。
「面倒をかける」
「おう」
明確な答えを出せないまま、俺はケインと行動を共にすることにした。
「まずはあんたらのマジックバッグの回収だ。遅れずについて来な」
ケインの伴侶らしいアイリアが、クロスボウに矢を装填した。




