20.「働かない人」
「サフィアさんって、いくつぐらいー?」
「最も旬なお歳頃」
「ええー? 旬ってどれぐらいよー?」
「君にとって男の旬はどれぐらいさ」
「んー」
バーカウンターに立つ給仕服の茶髪ツインテール少女が、人差し指を口元に当てて小首を傾げる。
背が足りてないためにカウンターの後ろに木箱を置いているようだ。
「じゃあじゃあ、サフィアさんぐらい、なんちてー」
仕草といい声といい、実に媚びた態度なのである。
水商売してるぐらいだ、アヤと同じで中身は十八歳以上に違いない。
ガールズバー最高――
もちろん俺の名前はレヴィなのだが、大聖堂監察に追われている身分という止むに止まれぬ事情からサフィアと名乗っている。
決してこういう店で本名を名乗るのが恥ずかしいからではない。
既にラブリッサを飛び出してから三日目が経過し、今はケインと約束した日曜日の九時前だったりする。
一応のこと城西地区にいるのだが、約束の運河の橋に向かうつもりはない。
いや、正直に言ってしまえばギリギリの今になってもまだ悩んでいたりする。
商館まわりに張り込んでいた監察は、認識出来ただけでも二〜三十は居たわけで、会えば必ずケインに迷惑がかかるだろうし俺の立場だって危うい。
しかし――
「……」
並々と酒の注がれたグラスを眺めながら、俺は右手でコインを弾いた。
激しい自己嫌悪の念がある。
商会の皆を欺いたことを考えると胃が痛い。
自分で嘆願しておいて仕事は半端、情報漏洩しておいての還俗、
恋した美人に、カサンドゥラかまして飛び出して来たようなものだ。
ああ、全てを忘れてしまいたい――
俺はコインをキャッチして、グラスの酒を一気に飲み干した。
もう考えるな――
何度となく自分に言い聞かせているのだが、まぶたの裏では彼女の青い瞳がこちらを睨みつけていて終始落ち着かない。
居ても立っても居られず、女の子が居るバーを探し求めて街を徘徊し、お財布事情と相談してガールズバーなるライト風俗に走った次第だ。
店名は「アイキャッチ」と言う。
「サフィアさん竜のステーキなんていかがですか? サービスなんで料金は頂きませんよ」
「マジで!?」
おっとりおしとやかな茶髪ロングヘアーのお姉さんが、満面の笑みと共にじゅうじゅうに焼けたステーキを持って来てくれた。
ドラゴンステーキとは言っても、こういう店で出される肉は食感と臭みがドラゴンに似た馬鹿でかいトカゲ系の魔物肉だったりする。
そうは言っても、普通は一皿二十ディール取られる代物だ。
「最近お客さん入らなくて在庫がどんどん悪くなってしまって。あ、もちろんこれはダメになる前のものですから」
ちょい巨乳な胸元の前で、お姉さんが人指を立てて説明してくれる。
「おらー、喰えー」
茶髪でショートボブでボーイッシュな女の子が、やおらフォークでサイコロ肉を突き刺し俺の口に押し付けた。
「あつ――ッ! 熱いひ――おはひひひぃぃぃっ!?」
「おー、暴れとる暴れとる。なんかー、新種の動物みたいー」
「男なら火傷しながらでも食えよ」
「もう、折角のお客さんに乱暴しないの」
給仕服の三人娘が俺を取り囲んできゃいきゃい騒ぐ。
もう一度言わせて頂こう、
ガールズバー最高――
熱いだけで肉の味はイマイチだが。
やはりトカゲ系の魔物肉のようなのだが。
「しかし、見事に閑古鳥なもんだ」
咀嚼した肉を飲み込んで、俺は狭い店内を見渡した。
客は俺一人、三人で切り盛りしてるらしいバーのガールズ独占である。
「最近ずっとこんなですぜー」
バーに立ったロリの子がグラスに酒をガバガバとテキトーに注いだ。
来店からこっちずっと話しているが、この子のキャラがいまいち掴めない。
「先週、隣のお店が魔物に潰されてしまったんです。この辺は魔物が湧きやすいと噂が立って、誰も寄り付かなくなったんですよ」
頬に手を当ててお姉さんが溜息をつく。
「たまに警邏の騎士が寄ってくけど、ピリピリしてて酒進める雰囲気じゃないんだよな」
ボーイッシュな子が肩を竦めながら言った。
「ふむ」
ステーキをほおばりながら、俺は特に関心もせず適当に相槌を打った。
「サフィアさんは何をされてる方なんですか?」
お姉さんが頬に手を当てたまま首を傾げる。
「うん?」
「こう言ってはなんですが……都がこんな状態なのに、余りにも普通というか。自然体でいらっしゃるので……」
「服装見ても、何してる人か良くわかんないよねー? 冒険者にしては着てるものが都風だし、でも一般民っぽくないしー」
カウンターに肘付いたロリッ子が言う。
灰色の神父服を脱ぎ去った俺は、教区神官の黒の神父服のスラックス、上は灰色のカッターシャツという何をどうとも言えない格好をしている。
「首のそれ、慈悲の涙のアミュレットだよな。聖ライアリス教の信徒なのか?」
ボーイッシュな子が目ざとく俺の胸に掛かったチェーンに目をくれた。
「いや、まあ……ちょっと縁があってね。信徒ってほどじゃ――」
焦りを反映してか、俺の右手が無意識にコインを弾いた。
宙に浮いたコインを、ロリっ子が瞬速の疾さでキャッチする。
「おやおやー? これはリディア銀貨ではないですぞー?」
この子すごく手が早い。
「女神のコイン……サフィアさんは僧侶をされているんですか?」
お姉さんが少し伺うような目をする。
「いや……」
俺は曖昧に笑って酒を煽った。
元僧侶だと名乗るなら名乗るで、なんの問題もないはずなのだが、
「僧侶に憧れていると言いうか、似非僧侶と言うか」
何故か俺の口は元僧侶という言葉を避けた。
「不正術士か?」
「ぶ――ッ!」
ボーイッシュな子がズバリ言った言葉に、俺は酒を吹きかけた。
僧侶でもないのに僧侶の技を使える人間と言うのは、世間一般で言うところの不正術士でしかない。
還俗後に僧侶の技を使う場合は、大聖堂に届け出をして許可をもらわなければならないことになっている。
「術士ってほど魔法は使えないさ。たまにいるだろ? 治療の魔法が使えるけど、申請がめんどうだから隠してる人とか」
「ふーん……?」
お姉さんが何やら含みのある表情で妖しく目を細めた。
「なんかー、物腰といい言ってる事といい、只者じゃないって感じだよねー」
ロリっ子が少女らしい甘ったるい笑みを向けてくる。
「ひょっとして、腕に覚えがあったりするのか?」
ボーイッシュな子が隣に座る。
「コインをマジックバッグの呼び出し登録してるあたり、銀の弾丸は使えるんですよね?」
お姉さんがさらに隣に座って俺を挟む。
「いや、俺は全然――」
「できないんですか?」
「どうなんだ?」
二人が俺の腕を取って抱き込んだ。
両肘に押し当てられる、豊満なマシュマロと控えめなマドレーヌ――
「はい、アーン」
ロリっ子がグラスを持ち上げて、俺の口元に押し付けた。
ここは天国か――
傾けられるグラスのままに俺は酒を飲み干した。
まったく割られていない蒸留酒のアルコールが喉を焼く。
「おふっ――!」
丸々一杯を一気に飲まされてしまった。
「おおー、飲めるじゃねーかー」
女性の胸部クッションと強烈なアルコール効果で、体が一気に火照りを増した。
「はい、アーン」
ロリっ子がサイコロ状に切られたステーキを三切れ突き刺してフォークを構える。
味はともかくたんぱく質は取っておいて損はない。
俺は拒むことなく重なったステーキに食いついた。
「まあ、素敵な食べっぷり」
「やっぱ男は食えないとダメだよな」
両肘に幸せをもたらす二輪の花が口々に甘くささやく。
「君達……一体なにをたくらんでる?」
チャージ料金十ディールにして二時間飲み放題三十ディール、お値段手ごろなガールズバーにしてはサービスが良すぎる。
裏があっての至福であることは間違いない。
「へへー、聞いちゃう? 耳の穴かっぽじって聞いちゃうー?」
「ん――おッ!?」
行儀悪くもカウンターに横座りになったロリっ子が、俺の頭を抱え込んで無理矢理に膝枕した。
ほのかに酸味を帯びた甘い少女の香りがする。
これ、言うこと聞く他ないところまで追い込まれてないか――
「実はここ、以前父が一人で小料理屋をしていた店なんです」
お姉さんが訥々と語りだした。
「父って――」
ロリっ子の太ももの上で首を回し、俺はお姉さんの方に顔を向けた。
「やん」
太ももを刺激されたロリっ子が鼻にかかった声を上げる。
「君らは三姉妹なのか」
「はい」
そういわれると、三人から立ち上る魔力の香りが似かよっている。
「うちらはそれぞれ王都で別の仕事してたんだけど、ちょっと前に親父が死んじまって……」
ぎゅっと、ボーイッシュの子が腕を抱く力を強めた。
「ふむ、父君が」
「やん」
今度はボーイッシュの子に顔を向け、ロリっ子が再度身もだえする。
「話の限りでは、母君というのは――」
「お袋は、大分前に……」
ボーイッシュの子はそれだけ言って更に俺の腕をきつく抱いた。
「私達、全然孝行できなかったしー、お父さんが遺したお店を三人で続けていこうって決めたのさー」
「ふむ」
俺は首を起してロリっ子の太ももに顎を立てた。
「あひゃははぁー! あご、あごぉー! くすぐったいわーぃ!」
ロリっ子が俺の首を開放した。
「君ら三人の身の上は分った。それで?」
俺は緩んでしまいそうな口元を断固たる意思で引き締め、真顔を作った。
お姉さんがボリューミーな胸を形が変わるほどに押付けてくる。
「父と違って私達には水商売の経験がありません。ガールズバーを始めたはいいのですが、やっぱりお客さんはまばらで……」
「いや、まあ、君たちは美人だし、地道に続けてればそのうち繁盛するのでは?」
「それだよ」
体系の女性らしさで劣るボーイッシュっ子が、俺の手首を太ももの間に挟み込んだ。
「ちょ――ッ!?」
膝寄りの辺りであると付け加えておこう。
「こ、この王都で流行らせるならただのガールズバーじゃダメだ! 魔物騒ぎの中でも開店し続けてたって、ステータスが欲しいんだよ!」
ボーイッシュの子が顔を赤らめながら、恥ずかしそうに太ももをもじもじさせた。
俺の手首への感触は倍率ドンである。
「だけどもよーぉ? 隣のお店が魔物に潰されちまってよーぉ? もう私らだけじゃ心細いって感じでよーぉ」
ロリっ子が間延びした親父口調で、俺の口に酒瓶を突っ込んだ。
「むごぉぉぉぉ!? ……むぐっ……んぐっ!」
ビンに見るアルコール度数六十の表記――
視界がぐるぐる回り始める。
「魔物騒ぎで廃れた都で動じることのないその度胸、腕に覚えの有る方だと確信を抱きました」
アルコールを無理矢理に摂取し続ける俺の耳元に、お姉さんが唇を寄せた。
「是非、このお店の護衛として滞在して頂けませんか?」
耳を吐息でくすぐられ、ぞぞぞ、悪寒に似た快感が走る。
「うちらはここに住み込みだから、できれば一緒に――」
ボーイッシュの子が目を逸らしながら言う。
俺はくわっと目を見開いて、拘束された両腕を無理矢理に引き抜いた。
「あっ……」
「うぁっ――」
お姉さんとボーイッシュの子がそれぞれ声を上げる。
俺は酒を最後まで飲みきって、ドカンと瓶をカウンターに置いた。
「馬鹿を言う……!」
アルコールのせいでついつい座ってしまう目を三人に向ける。
「酒池肉林でこの俺を――リディア退屈男、レヴィ・チャニングをたぶらかそうとは片腹痛い! プハァッ! プハハハハハ――!」
久々の酔いに、体と頭の制御がおぼつかない。
「あ、レヴィって言うのかー」
ロリっ子が伝票のサフィアの文字を塗りつぶして、俺の名前に直した。
「たぶらかすだなんてそんな……私達も都で生き残るために必死なんです」
お姉さんが懇願するように俺にすがりついた。
姿を三つに分裂させている辺り確かに必死さが伺える。
しかし俺は納得がいかない。
「嘘をつくな嘘を! 破戒に破戒を重ね、ただいま暫定不正術士のこの俺に、光の女神がラッキースケベを授けるものか! こんなの嘘に決まってる!」
アルコールによって久々に取り戻した感情の暴走が止まらない。
「俺というのはなにか!? 自己とは何か!? 俺にはもはや自分が誰であるか、なんであるかが良く分らん! そこんとこわかるかね君ィ!」
「え? あー……うん」
ボーイッシュの子が極めて適当に相槌を打った。
「自己を探るというのなら、身近な記憶を辿ってみるべし!」
ロリっ子がピシャリと言った。
「はいわかりました先生!」
俺は背筋を伸ばして答えた。
「でー、ボクは最近どんなことした子なのー?」
ロリっ子が甘い声で俺の頭をナデナデした。
「俺というのは大聖堂監察の情報をすっぱぬいた咎人であります! 過激派の友人の逃亡を助けた罪人であります! とびっきりの美人を裏切ってカサンドゥラなクズだもん! ……クズなんだよ!」
俺は最後にガン泣きして顔面を覆った。
激しく酔っている。
久かたぶりに酔っている。
わかっていても止められない、わかっていればこそ抑えられないこの感情――
「幸せになんてなれない――なっていいはずがないじゃないか!? ええ!? 俺は救われない、未来永劫救われない存在なんだッ!多分絶対恐らく確実に! お、おおおおおおおお……」
「おー、よしよし。まあこれでも飲んで落ち着きなされよ」
ロリっ子が俺の頭をポンポンしながら、無色透明な液体の入ったグラスを置いた。
「――げっふ!? おはぁッ!?」
飲んだら口の中が爛れた。
ロリっ子が背後に隠したビンのラベル表記に「スピリタ……」まで文字が見える。
ほぼ燃料の酒じゃねえかよ――
「ぎ、ギミだぢっでアレがい……? 女神が遣わじだ、残酷な天使……?」
アルコール度数六十から八十超過の昇華によって、俺の喉は大火事である。
「辛い人生を歩まれているんですね……私達も似たようなものです」
お姉さんが俺の手を取って、そっと自分の頬に当てた。
おっとりな彼女は、後ろから抱きしめられるのが好きなクチに違いない。
「親父は嫌いだったけど……寝る前に思い出したりするんだよな」
ボーイッシュが子が再度俺の手首を脚に挟む。
男勝りな彼女は、誰かの脚を股に挟んで寝たいクチに違いない。
「うちの二人がこう言ってんだし、引き受けてやっちゃあくれねーかな、レヴィの旦那」
カウンターの上で、ロリっ子が膝に肘突くいなせなポーズをする。
お調子者でキャラが一定しない彼女は、相当寝相の悪いクチに違いない。
「ふッ、どうでもともと非合法な闇商会で働いていた俺だ……この依頼、引き受けません!」
「ホントです――はい?」
お姉さんが途中で俺の言葉の意味に気がついて首を捻る。
「ふはははははははははは!」
ふわふわになった頭で、俺は高笑った。
「いいよぉ? キミタチと一緒に暮らしてもいいですよ? お姉様に後ろから抱き付いて、男勝りの甘えん坊には脚を一本くれてやるから好きなだけ挟め! 後はロリっ子を前後逆転肩車して、寝るぅぅぅぅ! そして俺は働かん! ふぁっははははは!」
「「「…………」」」
ガールズバーのガールズがそろって閉口した。
「はッ! それでいいんだ、それで! もっと俺を軽蔑しろよ!? 俺と言うのはこうしたゴミだ! 魔法も初歩しか扱えない遊び人さ! 特技は寝逃げです!」
テンションがテッペンに入って、俺はカウンターに突っ伏した。
「……どうする?」
ボーイッシュな子の声がする。
「前のお客さんの言ってた『連れ』って、多分この人の事よね?」
お姉さんの声がする。
「これがぁ? そんな大物には見えないけどな」
「それを言ったら、前のお客さんだってそうだったじゃない」
「酔った上でのホラだと思ったら、ホント大当だったしなあ……」
俺の頭上で両隣の二人がなにやら言葉を交わした。
「姉さん、どうする?」
と、口にしたのは俺の隣のお姉さんだ。
「まかせときなー」
答えたのは正面のカウンターに座ったロリっ子だった。
もう何が何やら分からない。
「第一回! ドキドキ脱衣銀の弾丸ゲームぅぅぅぅぅ! どんどんぱふぱふー」
「シャキーン!」
ロリっ子の叫んだ夢溢れる単語に、俺はにょきりと上体を起した。
「さぁ、レヴィ・チャニング、後ろを振り返ってみなさい!」
俺はカウンターの椅子を回して背後を向いた。
「ダーツの的が一つ見えるっしょー?」
「いきなりダウトだよ姉さん。的は八つというのが真実だ」
俺の視界が確かならば、一つの的を七つの的が回転しながら取り巻いている。
「ん? ま、八個でも十個でもいいや。もし! 見事に的のど真ん中を射抜いたら――」
「射抜いたなら……」
俺は「ごくり」と喉を鳴らし、のけぞってロリっ子を見た。
「私らが脱ぐ」
「……マジ?」
「ポロリどころかべロリ脱いじゃう」
「マジ!?」
「「……」」
両脇の二人は特に何も言わなかった。
「よぉぉぉぉぉしぃぃぃ……!」
俺は鉛のように重くなった両腕を持ち上げて構えた。
「おぉ、両手でいけるのか」
ロリ姉が感心する。
「ニーソックスの片方はぁぁぁぁ、半分だけ脱げぇぇぇ――!」
――タタタタタタタタンッ!
左右での八連射で、回る的全てを打ち抜いた。
「どうだ! 見事に全弾ど真ん中だろうが!」
照準よし連射よし、何故か壁に穴が開いているがそれも良し。
「あー、見事見事。見事にやってくれたねー」
ロリっ子が目の上に手をかざして適当に言った。
「脱衣の順番としては、まずいきなり青い果実のボーイッシュから行くわけだ。次にお姉さまの完熟ぶりに『ほほーう』となるわけだ。最後にロリ姉をひん剥いて条例に対する反逆の剣を――」
――ゴァン!!
瞬間、頭に強烈な衝撃が走り、俺は平衡感覚を失った。
「つき、た、て……?」
床がゆっくりと起き上がって俺の顔面を殴打した。
酔いのせいか痛みはない。
「あ……ら……?」
「「「現行犯まいどありー」」」
ブラックアウトの瞬間、俺は茶髪天使の三重奏を聞いた。
ガールズバーさい、こ――




