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プロローグ

俺、城山悠一は

リーダーには向かない人間である。


リーダーというのは

取り返しのつかない失敗が

許されない立場の人間だ。


それ故、

俺のような浅はかな奴は

人の上に立ったりしてはならないのだ。


この考えは俺の中で

揺るぎないものになっていた。


だがそれは今、

諸事情により改正を迫られている。


俺が現在立っている場所。


そこはリーダーという言葉の象徴。


一般人が立ち入るのを

少し躊躇ってしまいそうな

聖域じみたオーラが放たれているそこは……


ファーツ・シーヴァ学園生徒会役員室。


現在俺は

その生徒会室のドアの前に屹立している。

その理由は単純明快だ。



生徒会役員になるためである。



生徒会に属することは

俺の主義に反する。


だが俺はどうしても

生徒会に入らなければいけない。



そう、どうしてもだ。



「やるしかないな…」


もう後には引けない。


覚悟を決めた俺は生徒会の門戸を叩く。









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