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第9話「次は“組織”だ」

「次はもっと大きい」


氷室の言葉が残る。


その夜。


一人、街を歩く。


(来る)


だが今までと違う。


“点”じゃない。


“線”でもない。


(面だ)


《スキル“犯罪解析プロファイリング”が起動しています》


情報が流れ込む。


・複数犯

・役割分担

・資金の流れ

・指示系統


(……組織犯罪か)


一つの事件じゃない。


複数の犯罪が繋がっている。


「強盗、窃盗、詐欺……全部同じ連中だな」


背後から声。


「やはり気づいたか」


氷室だった。


(読まれてるな)


「お前も分かってるだろ」


「断片的にはな」


氷室は続ける。


「だが繋がらない」


(当然だ)


「繋がってる」


「根拠は?」


「再現だ」


沈黙。


氷室は否定しない。


「規模は?」


「少なくとも十人以上」


「拠点は?」


一瞬、意識を集中する。


(……ある)


「この周辺、三か所」


氷室の目が変わる。


「確定か?」


「外さない」


短く答える。


氷室は無線を取る。


「広域捜査を開始する」


(動くか)


だが――


「待て」


氷室が言う。


「これは警察の領域だ」


「そうか?」


一歩、近づく。


「じゃあ聞く」


「全部止められるか?」


沈黙。


答えは出ない。


氷室は目を逸らさない。


「……やるしかないな」


(決まったな)


「次は一つじゃ終わらない」


俺は言う。


「全部、潰す」

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