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第7話「監視対象」

車内。


氷室と向かい合う。


エンジン音だけが静かに響く。


「お前の能力、説明しろ」


「断る」


即答。


氷室は動じない。


「予測じゃないな」


「……」


「再現だろ」


(ほぼ正解だな)


「証明できるか?」


「必要ない」


「警察は証明が必要だ」


(だから遅い)


氷室は視線を逸らさない。


「お前は証拠なしで動く」


「結果は出してる」


「だが危険だ」


沈黙。


数秒。


氷室が口を開く。


「一つ聞く」


「外したことはあるか?」


「ない」


即答。


「一度も?」


「ああ」


氷室の目がわずかに変わる。


「……それは異常だ」


(今さらだ)


「だから監視する」


「好きにしろ」


「逃げるな」


「逃げるのは犯人だ」


氷室がわずかに笑う。


「気に入らないが……合理的だ」


その時、無線が鳴る。


「強盗未遂、発生。現行犯逃走中」


(来たか)


氷室がこちらを見る。


「分かるか?」


「もう終わってる」


「何?」


「現場は西側、犯人は逃走中」


一瞬の沈黙。


氷室が即座に判断する。


「進路変更。西側へ向かう」


車が加速する。


(やっと使い方を理解してきたな)

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